共産党の小池晃書記局長は26日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、東京五輪について「開催の中止を求めていきたい」と改めて訴えた。 その後、記者から柔道の阿部一二三選手(23)、詩選手(21)の兄妹や、スケートボード女子ストリートの西矢椛(もみじ)選手(13)らの金メダル獲得など日本人選手の活躍についての感想を問われると、小池氏は「五輪は中止すべきだと言っているわけだから、五輪の中身についてコメントすることは控えたい」と述べた。
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答弁の混乱が事態の異様さを物語っている。事の本質は、法の番人である検察官の人事が、検察庁法にかなわない形でなされたことである。 しかも「解釈変更」の根拠について、明確な説明を伴わない。いかにも乱暴な印象を受ける。 政府は、黒川弘務東京高検検事長の定年延長を決めた。検察庁法22条は「検事総長は、年齢が65年に達した時に、その他の検察官は年齢が63年に達した時に退官する」と明記している。一方で、昭和56年に改正された国家公務員法は、一定の条件の下で定年の延長を認めていた。 この矛盾について、国公法改正時の衆院内閣委員会では、当時の人事院任用局長が「検察官と大学教員には国公法の定年制は適用されない」と答弁していた。 安倍晋三首相は13日の衆院本会議で、黒川氏の定年延長について「国公法の規定が(検察官にも)適用されると解釈することにした」と語った。 人事院の松尾恵美子給与局長が12日に、従来の解釈
平成30年にノーベル医学・生理学賞を受賞した京都大高等研究院の本庶佑(たすく)・特別教授が、「新型コロナウイルスは中国の研究所で人工的に作られた」などと発言したとする偽の情報がインターネット上で拡散していることが、分かった。本庶氏は京大のホームページ(HP)に「私と京都大学の名前が、偽の告発と誤った情報を拡散するために使用されていることに非常に驚いています」との声明を日本語と英語で発表している。 偽の情報は、フェイスブックやツイッターなどの会員制交流サイトや、海外のウェブサイトなどを中心に英語など複数の言語で拡散。「日本のノーベル医学・生理学賞受賞者である本庶佑教授は、新型コロナウイルスは自然発生したものではないと発言し、センセーションを巻き起こした」と書き、本庶氏が「中国が製造したものだと100%自信をもって言える」と発言したと記述。「もし私が言ったことが誤りだと判明したら、政府は私のノ
衆院本会議で内閣不信任案を提出し趣旨弁明を行う立憲民主党・枝野幸男代表=20日午後、国会(春名中撮影) もし国会に「野党不信任決議案」という制度があれば、ぜひ提出して可決、成立させてもらいたい。今国会の野党の振る舞い、そのていたらくを見ていてつくづくそう感じた。野党はとにかく感情的だったと断じざるを得ない。 「憲政史上最悪の政府の対応、与党の横暴というそんな国会」 立憲民主党の枝野幸男代表は、20日の党両院議員総会でこう強調した。確かに財務省による決裁文書改竄(かいざん)、財務事務次官のセクハラ疑惑、文部科学省局長の息子の大学裏口入学…など行政側にいくつも不手際があったのは事実である。 その点は政府も大いに反省すべきだし、綱紀粛正に努める必要がある。安倍晋三首相も20日の記者会見で「行政のトップとして、深くおわびする」と述べた。 ただ、野党が今国会でしてきたことといえばスキャンダル追及、特
無所属の会・岡田克也代表「無所属の会の岡田克也です。本題に入る前に総理、お願いしておきたいと思うことが1つある。北朝鮮問題、私は今、容易ならざる状況ではないかと思う。6月12日の米朝首脳会談、ここで非常に抽象的な合意がなされた。具体的なことはポンペオ長官と北朝鮮の高官の間で詰める。こういうことになっているが、これが順調に行っていないのではないかと思わざるを得ない。したがって、私は予算委員会で集中審議、総理もご出席いただいて、国民の前できちんと議論すべきだと思う。そのことをまず要望しておきたいと思う」 「その上で、総理の政治責任について、今日は質問したいと思う。まず、前回の党首討論の枝野代表との間で、森友学園に関して、その本質は何かという議論があった。総理の答弁は『なぜ値引きされたか』『なぜ小学校として認可されたかが問題の本質である』と言った。もちろん、それは大事な問題で、私も本質の一つだと
27日に韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が首脳会談を行い、北朝鮮の非核化について真剣に議論を行ったことは、北朝鮮をめぐる諸懸案の包括的な解決に向けた動きであり、歓迎します。会談実現に至る韓国政府の努力を称賛します。南北、米朝首脳会談を通じて北朝鮮が具体的な行動を取ることを強く期待します。 昨秋の衆院選で、北朝鮮に対して圧力を最大限まで高めていくと申し上げました。「圧力だけかけてもしょうがないじゃないか。まず話し合え」との声もありましたが、まず国際社会がしっかりと連携して「テーブル上にあらゆる選択肢がある」という米国の姿勢を支持する中で、北朝鮮から話し合いを求めてくる状況を作らねばならないと私は主張しました。 洋上で積み荷を移し替える「瀬取り」にも「抜け道は許さない」という姿勢で国際社会と協調し、日本も役割を果たしてきた。その結果として平昌
衆院予算委員会では平成30年度予算案の審議が終盤を迎えている。野党側は新たに発覚した働き方改革関連法案をめぐるデータ問題で攻勢を強める一方、引き続き森友学園問題でも追及の手を緩める気配はない。強く求めているのは前財務省理財局長の佐川宣寿(のぶひさ)国税庁長官の証人喚問だが、与党側は応じていない。なかなか国会に姿を現さない佐川氏にしびれを切らし、参院の野党では確定申告現場の視察で佐川氏を表に引っ張り出す計画が進められていた。主導したのは立憲民主党の蓮舫参院国対委員長(50)だった。 今月14日、参院予算委の野党理事懇談会で、森友問題をめぐり確定申告が始まる16日午前に佐川氏の案内による税務署視察を与党に申し入れることが決まった。予算委委員の蓮舫氏は理事懇後、記者団に「予算委になかなかお越しいただけないのであれば、現場に行って長官に直接話を聞くというのは私たちの責務だと思っている」と訴えた。
角館から鷹巣までの94・2キロを急行なら約2時間で結ぶ秋田内陸線は、山間を走る車窓が美しいローカル線として国内外に知られている。拠点駅の阿仁合には11月初旬のある日、台湾からの団体客、31人が降り立ち、バスで周辺観光に向かった。車中ではスマートフォンで、車窓を熱心に撮影する姿が目立った。 車中サービスは、沿線地域と連携したおもてなしが特徴。10-11月限定の「栗まんま弁当」(1200円)は、沿線産の西明寺栗をふんだんに使い、角館の旅館・花葉館が調理した。 車内アテンダントは、弁当などの物販と観光アナウンスを兼ねる八面六臂(はちめんろっぴ)の活躍ぶり。大ヒットしたアニメ映画「君の名は」に登場する駅にそっくりと話題になった前田南は「今もファンの方がいらしてます」。阿仁前田駅直結の日帰り温泉「クウィンス森吉」については、「私も昨日、温まってきました」と太鼓判を押す。 内陸線は旧国鉄時代の昭和9年
日本の新聞記者でよかった、と思わずにはいられない。地中海の島国マルタで、地元の女性記者が殺害された。車に爆弾を仕掛けるという残虐な犯行である。彼女は「タックスヘイブン」(租税回避地)をめぐる「パナマ文書」の報道に携わり、政治家の不正資金疑惑を追及していた。マルタとはどれほど恐ろしい国か。 ▼今年4月に発表された「報道の自由度ランキング」では47位、なんと72位の日本よりはるかに上位だった。ランキングを作ったのは、パリに本部を置く国際ジャーナリスト組織である。日本に対する強い偏見がうかがえる。一部の日本人による日本の評判を落とすための活動が、さらにそれを助長する。 ▼米紙ニューヨーク・タイムズに先日、「日本でリベラリズムは死んだ」と題する記事が載っていた。日本の大学教授の寄稿である。安倍晋三首相の衆院解散から現在の選挙状況までを解説していた。といっても、随所に左派文化人らしい偏った主張がみら
東京都世田谷区の住宅街にある日本基督教団駒場エデン教会は、古武道の道場も兼ねている。今月15日に84歳で亡くなった笹森建美(たけみ)さんは、牧師にして「小野派一刀流」第17代宗家でもあった。 ▼最初の一太刀で相手を倒す一刀流の創始者は、戦国時代の剣豪、伊藤一刀斎である。2代目の小野次郎右衛門忠明は、徳川2代将軍秀忠の剣術指南役を務めた。やがて小野派一刀流は津軽藩に伝わり、明治時代になって笹森さんの父が16代目を継いだ。津軽藩の藩士だった笹森さんの祖父が改宗して以来、笹森家は3代にわたるクリスチャン家系でもある。 ▼聖書に親しみながら、一刀流の稽古に励むのが、当たり前の環境で育った。牧師になるために米国の大学に留学中には、武勇伝も残している。アメリカンフットボールの選手の男が挑発してくるので相手をすることになった。笹森さんは、自分の倍はありそうな巨漢を一瞬にひっくり返した。小野派一刀流には、
沖縄県の地元紙、琉球新報が6月からスタートした女性識者によるコラム「日曜の風」のメンバーについて一部のネットで「琉球新報が本気出した。これだけの面子揃えるとは。」などと指摘されている。 琉球新報が出した社告によると、「日曜の風」のメンバーは、第1日曜が大阪国際大学准教授で全日本おばちゃん党代表代行の谷口真由美さん。第2日曜が精神科医で立教大学教授の香山リカさん。そして、第3日曜が同志社大学大学院教授の浜矩子さんで、第4日曜が作家の室井佑月さん-となっている。 社告は「沖縄、国内外で起きているさまざまな事柄を論評します。ご期待ください」としており、4人のメンバーは沖縄県内だけでなく、国内外の出来事に関して論評していくとみられる。トップバッターとなった谷口さんは「オッサン政治の定義」というタイトルのコラムを掲載した。 そうそうたるメンバーを揃えた格好だが、「すごい…ここまで煮詰めたメンバーだと
【単刀直言】自民党・三原じゅん子参院議員 「少子化対策がなぜ保育だけなの?」「無条件の味方がいることが何よりありがたい。家族ってそういうもんですよね」 少子化対策というと、どうしてすぐに保育に結びついてしまうのでしょうか。不思議でたまりません。こんなことを言うと古くさいと思われるかもしれないけど、私たちが子供の頃、「将来何になりたい?」と聞かれたら大抵は「花嫁さん」と答えたでしょ。 でも今は男女とも結婚願望がない。結婚したい人が減っている現状を何とかせず、どうして子供が増えるんですか。政府は待機児童解消に4兆円をつぎ込んでいますが、結婚に関する予算はたった40億円。予算配分を間違えていると思いますよ。 それに「婚活」という言葉がとても軽く受けとめられているでしょ。社会の根幹を構成する最小単位は家族なんですよ。その家族が減っていけば、労働力は失われ、財源も減っていく。国力低下に直結する非常に
米国のジャーナリスト、マイケル・キンズリーは「失言とは政治家が本音を話すこと」と語っている。 今村雅弘前復興相の「(東日本大震災は)東北で良かった」は本音が出た。「中央は東北をさげすんでいる」と改めて思い知る。 石原慎太郎元東京都知事の「震災は天罰」発言と似ている。「天罰を受けたのがなぜ石原氏でなく、東北の人なのか」という問いに答えがなく、被災者は東北蔑視の臭いをかぎ取った。 〈被災地に寄り添い(中略)復興事業を進める〉 復興庁のホームページにはこうある。その組織のトップは正反対の言葉で被災者を突き放した。 復興庁ができて5年。この間に大臣が6人代わった。全員が初入閣。「入閣適齢期」を過ぎた議員の「滞貨一掃」で用意された椅子にしか見えない。 今村氏の後任に吉野正芳衆院議員が充てられた。被災地選挙区の選出で「東北を見下す言動はないだろう」と言われる。だが、彼が平成24年の衆院選で、被災地から
NHKが3日に放送した番組「ニュースウオッチ9」の中で、日本の国旗を中国の国旗の真下に表示していたことが13日、わかった。岸信夫外務副大臣は同日の参院内閣委員会で、独立国の国旗を上下に位置させることについて「下の国旗は下位、服従、敵への降参などを意味し、外交儀礼上、適切ではなく、あってはならない」と答えた。 自民党の有村治子参院議員の質問に答えた。映像は航空自衛隊の戦闘機の緊急発進(スクランブル)急増に関する特集の中で使用された。有村氏は「NHKはどこの国の公共放送か」と述べて批判した。 NHK広報部は産経新聞の取材に対し「上空を飛行する中国機に対し、スクランブルをかける自衛隊機のイメージをわかりやすく示すため、両国の国旗と機体の画像を使って放送した。国の上下関係を示す意図はなかった」と説明した。
日本維新の会前代表で前大阪市長の橋下徹氏と短文投稿サイトのツイッターでやり合ったばかりの新潟県の米山隆一知事が、再びバトルを繰り広げている。今度は文部科学省が3月31日付で告示した新学習指導要領が論議のネタ。中学校で教える武道9種目の一つとして銃剣道が明記されたことに「戦前精神論への郷愁でしかない」と反対を表明したところ、千葉市の熊谷俊人市長が「具体的にどのような事実があるのか」と指摘。競技団体から反発が起きるなど波紋を広げている。 文科省は現行の学習指導要領では中学校で教える武道の例を「柔道、剣道、相撲、なぎなたなど」としているが、平成33年度から中学校で実施される新指導要領では「空手道、弓道、合気道、少林寺拳法、銃剣道」を追加して明記し、日本武道協議会に競技団体として加盟する種目を網羅した。 これに対し、米山知事は3月30日のツイートで「私は反対です。柔道、剣道、相撲はスポーツとして確
作家の乙武洋匡(おとたけ・ひろただ)氏(40)が27日、フジテレビ系のバラエティー番組「ワイドナショー」(日曜前10・0)に出演した。番組では離婚した理由について「暗黙の了解が家庭内にはあったが、『乙武の妻はこうなるんだ』というのが本人の中に広がって耐えられなくなったのだと思う」と述べた。 乙武氏は「妻は前から私がやらかしてしまったことは知っており、家庭内ではそういうものだと暗黙のうちにまわっていた。しかし騒ぎが広がっていくうちに『乙武の妻はこうなるんだ』というのが本人の中に広がっていったのかもしれない。気づいてしまったというか。それで耐えられなくなったと思います」と淡々と話した。 「子供に影響が出てしまうのが耐えられなかった。彼らのことを思うと私が離れるしかない」とも述べた。 離婚後に子供と会えているかとの質問に対しては「今は会えていません。今はまだ(記者に)張られている状態で。先日、美
「在日特権を許さない市民の会」の前会長で政治団体代表、桜井誠氏(44)は31日夜、開票前から100人近い支持者が集まる東京都中央区の事務所に顔を出した。素人が集まり、ボランティアに支えられた選挙。それでも30日夜、「最後の訴え」をしたJR秋葉原駅電気街口には多くの支持者が集まり、駅前を埋め尽くした。 「手応えはあった」と選対幹部。開票前には「鳥越(俊太郎氏)にどれだけ迫れるかな」という声も支持者の間から聞かれた。 既存メディアを徹底的に批判し、ネットの訴求力に頼った選挙だった。 開票直前、ある新聞社が事務所が入るビルのインターホンを鳴らして、中に入れるよう頼んだようだったが、支持者から「中に入れるな、帰れ」という声が上がり、一瞬、険悪な空気が広がった。
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