改めてaccessという“ブランド”の強さを感じた夜だった――5月18日新木場STUDIO COASTで、エレクトロ・ダンスミュージックユニットaccessの春の恒例のツアー『access ELECTRIC NIGHT 2019』を観た。2017年に25周年を迎えたaccessは、常に最先端のテクノロジーを取り入れ、ポップスをダンスミュージックとして昇華させ、新しいシンセポップを奏で続けている。そういう意味で、accessは、伝統と革新性を持続させ、顧客(=ファン)からの支持を得続けている“ブランド”だ。 その日限りのエレクトロニック・セッションが魅力の“エレナイ”この恒例のツアーは、バンドを従えず、浅倉大介と貴水博之によるエレクトロニック・セッションというワクワク感とスリリングさがたまらない。二人は枠にはまらずに、自由に音楽を奏で、ファンはそれにひたすら身を委ね、襲い掛かってくる音の熱に