アジアインドア・マーシャルアーツゲームズに先立ち、トルクメニスタンの首都アシガバートの美化促進の名目で、およそ5万人以上の市民が立ち退きを強制された。アムネスティ・インターナショナルは、立ち退きで廃墟となった地域の衛星画像を入手し、明らかにした。 衛星画像をアムネスティが分析した結果、昨年3月から今年4月までの1年余りで、首都アシガバート近くのチョガンリ地区で、1家族平均5人が住む5,000軒が破壊されていたことがわかった。また、9月までには地区の全家屋1万軒以上が完全に取り壊された。首都の他の地域でも次々に同様の事態となっていて、多くの家族がホームレスとなっている。 本来は、国際大会が、その国の人権状況を改善する機会になるべきところだが、トルクメニスタンでは、住民の生活環境を破壊しただけである。被害家族の多くは、地方から仕事を求めてアシガバートにやってきたか、別の場所で以前、強制的な立ち