大阪市の法律事務所で働く2人の男性弁護士と事務員の年配女性。3人は実は「家族」だ。事務員の南ヤヱさん(72)は、18年前、次男の和行さん(39)に同性愛者であることを打ち明けられた。当初は性的少数者(LGBT)に対する知識がなく、「これは麻疹(はしか)みたいなもので、時期がくれば治るんかな」と現実に背を向けていた。LGBTへの理解が深まったいまは、弁護士となった息子と同性パートナーを同じ職場の同僚として支えている。 (Yahoo!ニュース編集部) 大阪市にある「なんもり法律事務所」。結婚式を挙げた同性カップルである和行さんと吉田昌史さん(38)の2人の弁護士が運営する。日本の法律では同性婚は認められていないが、「人に関係を聞かれたら、お互いに『ぼくの夫です』と紹介します」と和行さん。2人は、自分たちのことを“夫夫(ふうふ)”と呼ぶ。そして事務員の女性は、和行さんの母親ヤヱさんだ。3人が理解
安田峰俊のダダ漏れチャイニーズ #36 ワンナイト・ラブの男たちが抱える秘密――中国の性的マイノリティの憂鬱!? 29歳の陸さん(仮名)は中国のどこにでもいる青年である。 3月30日夜9時頃、山東省済南市に出張中だった彼は、ホテルの部屋で孤独を覚え、スマホの出会い系アプリで一夜限りの恋人を検索。画面に映った好みのタイプの相手と連絡を取りつけた。 「カッコいいお兄さん、会いたいの?」 こうした場合に特有のあいまいなやり取りが、直接的な話題に変わるまで時間はかからなかった。お相手がホテルの部屋にやって来たのはわずか30分後である。やがて陸さんは室内でひとときの逢瀬を楽しみ、10時頃からシャワーに入った。 だが、全身にかいた汗を洗い流し、さわやかな表情でバスルームを出た彼を待っていたのは予期せぬ事態であった。 「お前よお、俺の“彼女”に何をしてくれたんだ?」 ガラの悪い声で陸さんを脅しつけたのは
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