本研究報告書は、2007年7月から2011年5月まで、5年間11回にわたる公開研究会ならび2回のシンポジウムの記録です。発表者は延べ35名、11研究機関ほか。 2009年度より科研費「JSPS KAKENHI Grant Number 21652020」を受けて研究活動を展開、研究顧問に山折哲雄氏を迎え、斯界識者を招聘して現代文化を考察しました。 研究報告書「ポピュラーカルチャー研究」掲載リスト
パソコン(PC)の遠隔操作ウイルス事件を仕掛けた「真犯人」である疑いが濃いとして、警視庁などの合同捜査本部に威力業務妨害の疑いで逮捕された片山祐輔容疑者(30)は、インターネット上で脅迫的な書き込みを行う一方、猫への偏愛で孤独な心の隙間を埋めていた。専門家は、「大人になりきれないピーターパンのようなもの」と語っている。 遠隔操作ウイルスに関するデータが入った記憶媒体は、神奈川県・江の島の猫の首輪に付けられていた。片山容疑者は、この猫と戯れる姿を防犯カメラに捉えられていたほか、自宅から押収した携帯電話にも、この猫の写真が一時保存されていた。片山容疑者が一連の事件に関わっているとすれば、一体どんな心理状態だったのか。 精神科医の日向野春総氏は、「おそらく、『人間関係が希薄でも勉強だけしていればいい』という環境で育ったのだろう。『承認欲求』が非常に強いと思われる。善悪の基準は関係なく、注目さ
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