テレビゲームは酒と一緒で、たしなみ程度なら気分転換になる。 勉強やスポーツや読書に打ち込んでいる「リア充」な子は、勉強やスポーツや読書で生き甲斐を感じているので、ゲームが家に置いてあっても、過度にのめり込みはしない。 逆に、勉強やスポーツや読書に熱心でなく、帰宅部で自分の部屋にこもるのが超大好きで、ゲームに没頭しすぎて中毒になったら、ハングリー精神も知的好奇心もコミュニケーション能力も根腐れしてしまう。せっかくの才能がもったいない。 ゲームジャンキーの子は、第一印象は「いい子」なのだが、どこか無表情で虚ろな目をしている。授業をしていて、内容がスパンと吸収される快感がないのだ。薄いヴェールがかかり、ボールがミットの芯に「パシッ」と当たる快音がしない。 シンナー中毒者は、刺激で鼻の神経が壊れ、味覚と嗅覚を失うという。ゲームの刺激に慣れた子は、勉強から楽しさを嗅ぎ取る能力が破壊されている。 だか