兵庫県神戸市は、2014年3月に「神戸市環境モデル都市アクションプラン」を策定した。2013年3月に国の「環境モデル都市」に選定されたのを受けた措置だ。低炭素社会を目指し、エネルギーの安定供給とコスト低減のための「2020年に向けた20のプラン」を掲げた。このアクションプランによって、2018年度までに累計約30万トンの二酸化炭素排出量を削減する目標である。さらに2030年度には1990年度比で30%、2050年度には同80%の削減を目標に掲げている。 2013年10月、「神戸市環境モデル都市アクションプラン」の一つである「超小型モビリティのレンタル事業」が開始された。六甲山から再度公園までの約25kmの範囲で走行可能な電気自動車(EV)のレンタカー「ウリボーライド」である(図1)。