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ブックマーク / www.gei-shin.co.jp (1)

  • 戦争画リターンズ

    「そんな中でただ一つ、こちらを良い意味で「ムラムラさせる」絵がありました。それが藤田さんの『アッツ島玉砕』だったのです」 この一文は、会田誠が『美術手帖』2006年6月号に掲載した「藤田嗣治さんについて」という文章の中にある(『美しすぎる少女の乳房はなぜ大理石でできていないのか』所収)。前回、前々回で引用した『ユリイカ』でのインタビュー以外にも、会田誠による藤田嗣治論がほぼ同時に開陳されたのは、国立近代美術館で開かれた大規模な「藤田嗣治展」がらみの雑誌特集企画用だったからだ。 『美術手帖』の「藤田嗣治さんについて」は、「エコール・ド・パリ時代の藤田さんの絵や生き様」を村上隆と比較し、「戦後の藤田さんの絵や生き様」を奈良美智と比較して、今をときめく二人の画家と並べて、「藤田さんの現代性」とやらをあぶりだしてゆく。戦争画については、その導入部として書かれているだけである。しかし、この文章は、発

    knockeye
    knockeye 2016/01/08
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