ロ朝首脳会談のため訪れていたロシア東シベリア・ウランウデから、24日帰路に就いた北朝鮮の金正日総書記の一行。ウランウデ駅に2日間停車していた特別列車が去ると、線路わきには日本のカップラーメンなどを含むごみが残され、長旅の生活の一端をうかがわせた。 一行が残したごみはほとんどが黒いポリ袋に入っていたが、袋に入れず、適当に寄せ集めただけのものもあった。ごみの山の中には、日本の大手メーカーが製造したみそ味やしょうゆ味の大盛りラーメンのカップや、このラーメンが12個入っていた卸売り用の段ボール箱が積まれていた。 料理に使ったとみられる小麦粉の空き袋には「主体100年6月7日」と製造年月日が書かれていた。主体は故金日成主席が生まれた1912年を元年とする北朝鮮の年号で、西暦2011年に当たる。(共同)