最近、ITで「ものづくり現場」を改革するという話が溢れかえっている。だが筆者は逆に、ものづくり現場の知恵を活かして、ITの改革を狙う方が、企業の競争力の強化に一層の効果があると考える。 筆者は、1990年に米国の大学院を卒業した後、日本のメーカで働きはじめた。最初の仕事は、機械の設計と製造ラインでの設置・運用をサポート。その後、工程検査役として、国内の様々な現場を見て回った。そこで、日本のものづくりの素晴らしさに感動したことを、今でも鮮明に憶えている。 そしてエンジニア時代には、システム構築やソフト開発に携わってきた。正式にITプロジェクトの専任になったのは、1997年頃からだったと記憶している。それから現在までの9年間、日本国内外の様々なITプロジェクトに関わってきた。 そこでは、日本のものづくりに携わってきた時代と比べて、「ここが素晴らしいというより、むしろここがおかしい」と、しばしば
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