ブックマーク / blog.tinect.jp (24)

  • 田舎からはるか遠き「食文化のセンス」

    ネットの風は、ときにぞっとするほど世知辛い。 2022年2月の上旬に巻き起こった、イタリアンファミリーレストラン「サイゼリヤ」を巡る話題もそうで、「サイゼリヤに男性が女性をデートに連れていく」という行為を巡ってさまざまな人が意見を述べ、ちょっと政治的なステートメントを表明したりして盛況だった。 くだらない話のように見えて切実なテーマだったから、話題の連鎖反応が起こったのだろう。 とはいえ、これ自体は長くネットを眺めている人には既出の話題ではある。 そうしたなかで私がしみじみと感じ入ったのは、以下のような枝葉の議論についてだ。 「高過ぎず気取ってなくて居心地のいいそこそこセンスのある美味しいお店」を探索・提示できる能力って、まさに文化ど真ん中としか言いようがない。尤も、どの分野でも「コストがかかりすぎず気取ってなくて居心地良くてセンスのある○○」って文化ど真ん中だよね。それらを認めた

    田舎からはるか遠き「食文化のセンス」
    kokubu8810
    kokubu8810 2022/02/22
    都会に出てきたからといって「高過ぎず気取ってなくて居心地のいいそこそこセンスのある美味しいお店」がすぐ見つかるわけでもない。おそらく、視界には入っても選択肢として認識していない。
  • なぜシステム会社の見積りが「ボッタクリ」に見えるのかを、きちんと説明する。

    どうもしんざきです。曲がりくねったSQLを読んで、モニターを威嚇しつつ不要なjoinを削除しまくる仕事で主に生計を立てています。 こんなまとめを読みました。 某大手企業の社を辞めるという人『古い会社は社内の体制も古い。癒着してるシステム会社も全然ダメでテキストの左揃えを右揃えに変えるだけで300万取られる』(現在は非公開) ワイの妹ト○タの社やめて転職するらしいんだけど、「古い会社は社内の体制も古くてダメ。癒着してるシステム会社も全然ダメで、テキストの左揃えを右揃えに変えるだけで300万取られる上、バグ(仕様)だらけで仕事にならない」って言ってたの印象深い。 これ、もともとの話の情報量が全然なくって、何のシステムの話かも分からなければシステムの規模も分からないので、300万が高いのか安いのか妥当なのか、というのは勿論なんとも言えないです。 もしかするとこれはぼったくり案件なのかもしれま

    なぜシステム会社の見積りが「ボッタクリ」に見えるのかを、きちんと説明する。
    kokubu8810
    kokubu8810 2018/01/09
    システムに限ったことでもなく、制度設計でも影響範囲調査が必要になる。法令改正しようにも、引用や準用が入り組んでるからなあ。
  • 「自由にやらせると、潰れてしまう人」について。

    正月が終わった。 新しい年が始まり、仕事が再開される。 が、長い休みの後には、反動として「働けなくなる人」が一定数出てくる。 仕事のプレッシャーからなのか、プライベートのトラブルに起因するものなのか。実際のところは決してわからない。 そして、私が最も記憶している出来事の一つも 「休み明けに働けなくなった人物」の話だ。 ***** 10年以上前の話。 私が参加していたプロジェクトのメンバーの一人に、システム会社出身のOさんという人物がいた。 彼は能力的には平凡で、特に明晰であったわけではなかったが、その真面目さと素直さで、プロジェクトリーダーからはそれなりの評価を得ていた。 「それなりの」という言葉を使った理由は、リーダーにとって「面倒な仕事を引き受けてくれる便利な人物」という認識だったからだ。 特に優れたアイデアを出すわけでもなく、顧客との折衝がうまいわけでもない。 だが、与えられた大量の

    「自由にやらせると、潰れてしまう人」について。
    kokubu8810
    kokubu8810 2018/01/04
    自分もOさんのタイプに近かった。自分で決めて間違えるのを嫌がっていたなあ。
  • この世には、エリクサーを躊躇なく使える人間と、使えない人間がいるんだ。

    僕は彼女の不幸な顔しか知らない 僕は彼女の不幸な顔しか知らない。 「遅れてごめん」 彼女は息を弾ませてそう言いつつ、カップを片手に向かいの席に座った。 「そこまで待ってないよ」 僕の言葉はカフェの喧騒に吸い込まれた。もう何度となく交わされた会話だ。彼女が僕に会いたいと言ってくる時は、彼女の人生が上手くいっていない時だ。 (Photo:Макс Радомский / Max Radomskii) 彼氏ができたり、他に夢中な趣味があったり、仕事に没頭している時、同期との飲み歩きが楽しい時、彼女は僕に声をかけない。 ただSNS上で見知った関係だけがそこにある。 彼氏と別れたり、仕事がうまくいかなかったり、そういった彼女自身が煮詰まったであろう時に僕に声がかかる。 都合が良いといえば都合が良い相手なのだろう。だから僕は彼女が上手くいっていない時の顔しか見たことがない。 彼女が結婚し、もう何年も声

    この世には、エリクサーを躊躇なく使える人間と、使えない人間がいるんだ。
    kokubu8810
    kokubu8810 2017/12/20
    ゲームでは、エリクサー使わなくても出直して攻略すれば先に進める。現実では、決断しないとその先のステージ自体が存在しなくなったりするからなあ。
  • 「余生」も「隠居」も無い社会で老いていくのが、私は怖い。

    私は「生涯現役」という言葉が好きではない。 巷では、「生涯現役」が良いことのように語られている。さしあたり、いつまでも健康でいられるのは良いことに思える。 だが、いつまでも働き続けることは、良いことばかりだろうか。 数十年前の日には、60歳になったら定年を迎えてリタイアするという慣習があった。 平均寿命が短く、健康管理の意識も乏しかった昭和時代には、60歳でリタイアというのは妥当な目安だったかもしれない。 60歳は「還暦」と呼ばれ、これをもって人生の一巡りとする見方が強かった。そこから先は「余生」とみなされていた。 ところが平均寿命が伸びて、健康管理の意識が行き届いた現在では、「還暦」をもって「余生」とみなす人はほとんどいない。 60歳より早く退職せざるを得ない人が増え、そこから新しい仕事を始める人も増えた結果、人生の節目としての「還暦」は失われた。 それに伴って、「現役」と「余生」の境

    「余生」も「隠居」も無い社会で老いていくのが、私は怖い。
    kokubu8810
    kokubu8810 2017/12/06
    世帯主や契約主体者でなくなるには、独立した子と同居するってのが一番よくあるパターンなのだろうけど、相手の生活の自由度を損なってしまうようで気がひける。
  • 「コミュニケーションのトラブル」が多い人に読んでほしい話。

    コミュニケーションについて書かれた記事に、2つ、個人的に面白かったものがある。 いずれも大変にバズった記事なので、覚えている方も多いだろう。 一つ目は、電通の人たちのカラオケが、恐ろしく洗練されており、「ただ行為のみ」に目的が置かれたコミュニケーションの極地を見た話。 電通の人たちとカラオケに行った話 電通の女性の1人は、AKB48の『大声ダイヤモンド』の「大好きだ! 君が 大好きだ!」の「君が」を「仕事」におきかえた替え歌を披露していた。照れの一切ない、一体こうなるまでに何度こなしてきたんだという洗練されたものだった。 普通なら振り付けをこなすだけでじゅうぶん盛り上げ役の責務を果たしたと考えてしまうところなのに。ハードワークなサラリーマンに広く刺さるよう、絶妙なモジリをほどこすなんて。 すげえという眼差しで傍観していたが、ほかの電通の人たちは彼女の完璧な振り付けや替え歌には反応を示さず、

    「コミュニケーションのトラブル」が多い人に読んでほしい話。
    kokubu8810
    kokubu8810 2017/07/27
    「察する」ことを基本にしてコミュニケーションを取ると大抵ズレが生じるから、極力排除するようにしている。
  • 小学校の学校公開で目撃した、先生の工夫が凄かった

    すいません、ちょっとものすっごい細かい話をしてもいいでしょうか。 しんざき、37歳。長男は9歳で小学4年。長女と次女は5歳の双子です。先日は父の日でウイスキーをプレゼントしてもらいました。大変美味しいです。 先日、長男の小学校の学校公開に行きました。学校公開というか、まあ平たく言うと授業参観なんですが、保護者だけでなく近所の人なんかも参観出来るので「学校公開」と呼んでいるみたいです。いわゆるオープンキャンパスですよね。 昔はあまり聞かなかった言葉だと思うんですが、最近はこういうやり方が多いんですかね? 長男は小4で、3年生からはそのままクラスが持ち上がりになっています。3年からの担任の先生のことをすごく気に入っているみたいで、「先生の授業面白いよ!」としょっちゅう話していたので、ああ相性のいい先生に当たれたみたいだな、良かったなーと思ってはいたんです。 で、先日その先生の授業を見て、えらい

    小学校の学校公開で目撃した、先生の工夫が凄かった
    kokubu8810
    kokubu8810 2017/06/27
    こういう習慣が身につけば、人に聞くことに変な抵抗を感じなくなって、独りよがりに陥らずに済みそうだ。
  • なぜ「おじさん」「おばさん」は、人生の下り坂に耐えて生きていけるのか。

    太く短く生きたい若者が、細く長く生きたい中高年層になる瞬間について 「あんまり長生きなんてしたくないんだよね。若い頃にしっかりと人生を楽しんで、太く短く40歳ぐらいで死ぬ方が、細く長く生きるよりも全然いい」 こういう事をいう若い人は結構多い。僕も若い頃はこんな感じの事をよく言っていた。 ところが働き始めた後、ある程度年配の方と接するようになってみて、この世に未練がある人が驚くほど多いという事がわかり非常に驚いた。 この人達に詳しく話を聞いてみると、この人達も若い頃は太く短く生きるのが理想だったけど、実際に自分が40~60になってみると昔は忌み嫌っていた細く長くの生き方に執着するようになってきたというのだ。 これは、私よりも一回り若い医師ブロガーの、高須賀さんによる文章だ。 アラサー時点の気付きを書き綴った文章として、共感できるものだった。たぶんだけど、この気付きだいたい当たっていると思う。

    なぜ「おじさん」「おばさん」は、人生の下り坂に耐えて生きていけるのか。
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    kokubu8810 2017/06/15
    若い頃には具体的に想像出来なかった「下り坂」も、楽しみながら下っていけるものなのかもしれない。
  • 「自己責任でしょ」という言葉は、能力不足のマネジャーの言い訳に過ぎない

    かつて私は職場で、「無能は自己責任」という発言をよく聞いた。 例えば、下のような発言もオブラートに包まれてはいるが、「無能は自己責任」と同じ意味である。 「成長は人の努力次第」 「結局はやる気でしょ」 「才能ないやつはなにやってもダメ」 上の発言は、率直に言えばほぼ正しい。(と思う時も多い) 正しいが、だからこそ「自己責任でしょ」という言葉を安易に使ってはいけない。 なぜか。 それの理由は仲の良かった、ある経営者とのやり取りにある。 仕事の合間に、共に昼べに行った時、彼は何気なく言った。 「どうも、うちのマネジャーたちが、部下の育成を軽んじているようにみえるんだよね。」 「そうですか?たしかにドライな人が多い気はしますが……なぜそう思われたのですか?」 「最近、すぐに「自己責任」と発言する社員が目立つから……かな。」 「自己責任……?」 「そう。「自己責任」という言葉はね、安易につ

    「自己責任でしょ」という言葉は、能力不足のマネジャーの言い訳に過ぎない
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    kokubu8810 2017/06/13
    自己責任の部分が大きいとしても、限られたメンバーでやっていくしかない以上は育成していく必要が生じる。
  • 太く短く生きたい若者が、細く長く生きたい中高年層になる瞬間について

    「あんまり長生きなんてしたくないんだよね。若い頃にしっかりと人生を楽しんで、太く短く40歳ぐらいで死ぬ方が、細く長く生きるよりも全然いい」 こういう事をいう若い人は結構多い。僕も若い頃はこんな感じの事をよく言っていた。 ところが働き始めた後、ある程度年配の方と接するようになってみて、この世に未練がある人が驚くほど多いという事がわかり非常に驚いた。 この人達に詳しく話を聞いてみると、この人達も若い頃は太く短く生きるのが理想だったけど、実際に自分が40~60になってみると昔は忌み嫌っていた細く長くの生き方に執着するようになってきたというのだ。 この思考の変換点が一体どこに起因するのかをずっと考えていたのだけど、最近になってやっと納得いく回答が頭の中でえられた。 人は、残りの人生が下り階段のみで構成されると凄く命に執着するようになる生き物なのだ。 今回はその話をしようかと思う。 若者が楽観的なの

    太く短く生きたい若者が、細く長く生きたい中高年層になる瞬間について
    kokubu8810
    kokubu8810 2017/06/13
    自分の意見は少し違っていて、長く居続けられる居場所を見つけた人から、細く長い生き方にシフトしていくのだと考えている。太く短い生き方は周囲に強いインパクトを残すかもしれないけど、安定感とは対極にある。
  • チームの成果は「有能な人」ではなく、「最も無能な人」に依存する。

    あるソフト開発のエンジニアと話をした時、 「現場の改善活動」の話になった。 その方が言うには、 「社長の命令で、「やる気のある人」を中心に一生懸命、改善活動をしている。アイデアは現場にたくさんあるので、実行するのに結構忙しいんだけど、なぜか納期や品質が改善された感じがしない。なんでだろう。」 という相談をされた。 そして偶然、ほとんど同時期に、同じ相談を複数の会社から受けた。 「やる気のある人が頑張れば頑張るほど、全体として成果が出ない」という皮肉な状況。 これは何処の企業でも大変良く見られる状況なのだ。 「ザ・ゴール」というを読んだことがあるだろうか。 エリヤフ・ゴールドラット氏という、イスラエルの物理学者が著したもので、「制約条件の理論」について小説形式で解説されている。 非常に面白い、かつ役に立つ知識が収められているので、新社会人必携の書籍と言っても良い。 そして、こののテーマ

    チームの成果は「有能な人」ではなく、「最も無能な人」に依存する。
    kokubu8810
    kokubu8810 2017/06/07
    「有能な人」のリソースを「最も無能な人」の育成に割くことができれば、チーム全体のパフォーマンスは向上しうる。ただ、これは「有能な人」にどういうミッションを与えるかという、マネジメントの問題でもある。
  • 「知識を手に入れるための知識」がない人にとって、Google検索はあまりにも難しい。

    私はGoogle検索が大好きです。 天文学も、サブカルチャー史も、世界史も、ググれば楽しい情報をざくざく掘り出せます。ただし、そのためには工夫が必要ですが。 Google検索は召喚術で、あなたの詠唱能力が試されている 偉大なグーグルウィザードは、Googleという名の巨大な魔法の杖に絶妙のワードを入力し、森羅万象を明らかにする。 ネットの奥底に眠る鉱脈を掘り当て、ときには女子中学生の精霊を眼前にかき集めてみせる。一方、駆け出しのグーグルユーザーは、ぎこちなくワードを唱え、wikipediayahoo知恵袋を呼び出すのが精いっぱい……。 この2013年のブログ記事を要約すると、「Google検索で良い知識を手に入れるには、検索ワードを工夫する必要がある」というものです。 “Google検索は、ありきたりの検索ワードしか入力しない人には、ありきたりの知識しか見せてくれない。だから、興味深い知

    「知識を手に入れるための知識」がない人にとって、Google検索はあまりにも難しい。
    kokubu8810
    kokubu8810 2017/06/02
    検索結果を絞るツール( http://nlab.itmedia.co.jp/nl/spv/1607/05/news163.html )はあれど、こういったツール必要とする人はなかなかここまでたどり着けない。
  • いじめとパワハラが解決しない本当の理由

    最近知ったものの中で興味深いものにタカハトゲームというものがある。 もっともシンプルなタカハトゲームでは、共有資源を分割する方法として2人のプレイヤーはそれぞれ2種類の戦略から1つを選択することができる。 双方は攻撃的なタカとして振舞うか、温和なハトとして振舞うかを決定する。まず二人のプレイヤーそれぞれが求めている資源(料、配偶相手など)を同時に見つけたと仮定する。 もし双方のプレイヤーがタカ戦略を選択した場合、資源を奪うために戦い傷つくために双方の点数はマイナスである。 一方がタカ戦略を選択し、もう一方がハト戦略を選択した場合、タカ戦略が資源を独占するが、ハトは速やかに逃げ出すために何も失わない。 双方のプレイヤーがハト戦略を選択した場合、しばらく威嚇しあった後に資源を対等に分け合うと仮定する。ここでの利得は適応度、すなわち生存と繁殖成功度によって計られる。(引用:Wikipedia

    いじめとパワハラが解決しない本当の理由
    kokubu8810
    kokubu8810 2017/05/30
    「囚人のジレンマ」と似た構造か。最近では、パワハラに対抗する手段がかなり系統化されて、実際に行動を起こす場面もしばしば見かけるから、状況は変わりつつあるのかもしれない。
  • 長男の「遊ぼうって言って、断られたら違う子に話しかければいいんだよ」という言葉にいたく感心した話

    どうも、しんざきです。隙あらば風来のシレン4で浜辺の魔洞に潜り始めてしまう病気に罹患してから数年経ちます。浜辺中毒です。 長男はまだ小4なんですが、最近になって「塾に行ってみたい」と言い出しまして。しんざき奥様とも相談しつつ色々考えたんですが、折角人がやる気出してるんだし、ということで週二日で塾に通わせ始めました。 サッカーとの二足の草鞋は結構大変そうに見えるのですが、話を聞いている限りでは「学校の勉強とは全然違ってて面白い」らしいです。 時には難しい問題に突き当たって苦労することもあるようですが、人がやる気を出してる間は、フォローしつつ見守りたいなーと思っています。 で、最近、長男の言葉でいたく感心したことがありまして。身内褒めみたいになってしまって大変恐縮なのですが、ちょっと書き留めておきたくなりました。 仕事の後時間があったので、長男を塾に迎えに行った時の話です。 長男が通ってい

    長男の「遊ぼうって言って、断られたら違う子に話しかければいいんだよ」という言葉にいたく感心した話
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    kokubu8810 2017/05/29
    シンプルなことだけど、実際こうできない大人の方が多いんじゃなかろうか。時間が経って状況が変われば、しばらくして結果が出るかもしれないし。
  • 「理不尽なクレームを、簡単に受け入れてしまう組織」はどんな仕組みで出来上がっているのか

    どうもしんざきです。好きなギャラリーフェイクの単行は23巻です。 最近、「理不尽なクレーム」と「それを受け入れてしまう組織」についての議論を観測する機会が何回かありました。 直近記憶に新しいのは、消防車でうどん店に寄って昼をとった消防団員が注意を受けていた件で、「別にいいんじゃね?」という声も結構上がっていたと記憶しています。 消防車でうどん店寄る 一宮市消防団員7人 愛知県一宮市消防団の50代の分団長を含む男性団員7人が、制服姿のまま消防ポンプ車で市内のうどん店に行き、昼を取っていたことが分かった。市消防部(同市緑1)は25日、全25分団長に口頭で注意を促した。近く文書で全団員にも呼び掛ける。 同部は、消防車は消防活動以外に使わないと市内の消防団と申し合わせている。同部によると、16日午前9時半から同部で消防操法大会の説明会があり、出場予定の団員ら50人が大会で使うポンプ車

    「理不尽なクレームを、簡単に受け入れてしまう組織」はどんな仕組みで出来上がっているのか
    kokubu8810
    kokubu8810 2017/05/17
    クレームを評価し、対応の要否を判断する機能が無いということね。
  • 「勝手に忙しくしている人」にあまり同情の余地はない。

    ビジネスマンは忙しい。 朝出社して、前日に残した仕事の続きをしていると、メールや電話がかかってきて、次々と小さなタスクが積み上げられる。 なんとかそれらをこなしていると昼休みだ。急いで昼ごはんを掻きこんでいると、あれもこれもやらなければ、と気づく。 席に戻った彼は、頭の中でタスクを整理して、優先順位を決め、処理していく。 この調子だと、今日も残業かもしれない。そういえば有休もしばらくとっていない。 ふと窓辺にいる課長を見ると、緩慢な動作で書類に目を通したり、思いついたようにどこかに電話をかけて、どうでもいい話題で盛り上がったりしている。 どう見ても暇そうである。 それなのに、給料はこちらのほうが安いときている。自分に対する評価は正当なのだろうか? このような光景を会社の中で見かけることは珍しくない。 かわいそうな話だと思う。自分もそうだ、と忙しい彼に感情移入できる人もいるかもしれない。 し

    「勝手に忙しくしている人」にあまり同情の余地はない。
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    kokubu8810 2017/04/26
    中身がブラックボックスになっているタスクは相当面倒臭い。自分のところは異動が頻繁にあるという性質上、スムーズに後任へ引き継げることが評価されやすいが、結局評価されるのは本人が去った後のこと。
  • 「思い通り行かない」から失敗なのではなく、「負けを認められない」から失敗なのだ。

    失敗の質というがある。 旧日軍の行動原理を京都大学の学者が分析し、日戦争に負けた原因を探っていくというで、よく日型経営の弱点を知るための教材として様々な雑誌で名著と紹介される事の多いである。 僕も以前このを読んだ事があるのだけど、どうにもこうにも内容が頭に入ってこなくて困っていた。 日史にあまり詳しくないからなのかもしれないけども、これを読んでも「そもそも”失敗”って何だろう?ミスと何が違うのか、さっぱりわからん」と疑念が拭えなかったのだ。 それが最近、”人生を壊しかけた人達”についての記事を書く機会に恵まれ、ようやく失敗というものがどういうものなのかについてキチンと理解する事ができるようになった。 これは非常に有益な知見だと思うので、今回は”人生の失敗”が果たしてどういう事なのかについてを書いていこうかと思う。 「失敗学」における失敗はピンとこない。 僕は以前にガチ恋

    「思い通り行かない」から失敗なのではなく、「負けを認められない」から失敗なのだ。
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    kokubu8810 2017/04/19
    一つの場所での部分的な勝負に固執して撤退できないことこそが失敗、と。
  • 現在の40代以下の人は、65歳では引退できない。

    ロンドン・ビジネス・スクールの教授、リンダ・グラットンは、MBAプログラムを受講する学生たちに次のような問いを発するという。 100歳まで生きるとして、勤労時代に毎年所得の約10%を貯蓄し、引退後は最終所得の50%相当の資金で毎年暮らしたいと考える場合、あなたは何歳で引退できるか?*1 具体例をあげよう。 23歳で就職、現在40歳の人物がいて、現在は700万円ほどのそれなりの水準の給与をもらっている。 貯蓄は毎月の給与とボーナスの10%程度をコツコツと行い、現在は1000万円程度の蓄えがある状態だ。 想像できただろうか? さて、解答だ。 リンダ・グラットン氏の解答は、 「この場合は80代まで働くことが求められる」 となっている。 この数字には私も少し驚いた。70代の中盤くらいまでは働く必要があると思っていたが、実際には想像以上に長く働かなければならないという事実が、我々に突きつけられている

    現在の40代以下の人は、65歳では引退できない。
    kokubu8810
    kokubu8810 2016/11/26
    年金支給開始年齢も後ろ倒しされるだろうからね。
  • 簡単に自炊ができる方法と、そこから導き出される仕事の極意について

    我が家は共働きだ。家事分担は料理を僕が、掃除・洗濯をが担当しており、そこそこ楽しく結婚生活を送っている。 僕はもともとべるのが好きだという事もあって、自炊は全く苦にならない。よく家で自炊を担当していると言うと「偉いですね。料理作るの大変じゃないですか?」と言われるのだけど、正直言って料理が面倒だと思った事は一度もない。 たまたま自分が自炊行為を苦痛に思わない性分だった事もあり、自炊に苦労する人の気持が今までよくわからなかったのだけど、世の中には料理を作る作業が苦痛だという人も結構いるようで、そういう人から「自炊のコツを教えてくれ」とアドバイスを求められる事が結構あった。 初めは彼らが何に苦労しているのかサッパリわからなかったのだけど、最近これはゴールを見据えられているかどうかだという事がよくわかってきた。以下自炊のコツと仕事術を絡めて書いていこうと思う。 自炊の極意は自分が何をべたい

    簡単に自炊ができる方法と、そこから導き出される仕事の極意について
    kokubu8810
    kokubu8810 2016/11/21
    平日は帰りが遅くなるから、自炊するのはだいたい週末のどちらかだけど、メニュー検討と食材保存が面倒で、ついついCookDoに頼ってしまうよ。
  • 「自分は特に優秀ではない」と悟ってから、一気に仕事ができるようになった人の話。

    少し前にお会いした、元コンサルタントの方の話だ。 彼は、「自分は特に優秀ではない」と悟ってから、一気に成果が出るようになった、という。 だが、優秀ではない、ということと、成果が出る、とは相反するように見える。 「一見、逆説的に聞こえるけど」と問うと、彼は 「いや、重要だよ。」という。 「僕は自信家で、とにかく人に勝ちたかった。出世、給料、有名になることも含めて。」 「野心があるのは悪いことじゃないと思うけど。」 「うん、でも、勝てないんだよね。すごい人ってたくさんいるから。例えば、先輩が作る提案書を見る。出来がいいし、何より発想が突き抜けてる。わかるんだよね。あ、自分の作ったものは十人並だなって。結局、自分にはそれほどの才能がないってこと、嫌ってほどわかった。」 「なるほど」 「でも、なんとかして追いつけるんじゃないかと、を読んで、セミナー出て、でも、勉強すればするほど、先輩が遠ざかる。

    「自分は特に優秀ではない」と悟ってから、一気に仕事ができるようになった人の話。
    kokubu8810
    kokubu8810 2016/07/27
    プレイヤーとしての自分の能力を高めることと、チームとして結果を出すことは、実はまったく別のことなのかも。