多くの家庭が日々の暮らしで困っていることを解決する、開始から4年も続く人気のサブスクリプションサービスがある。それが、クリーニング付きでワイシャツを宅配で貸し出す「ワイクリン」だ。ものを扱うサブスクとしては最古参組と言えるこのサービスは今なお堅調に利用者を増やしている。人気の秘密を探ると「成功するサブスク」を実現する3つのヒントが隠されていた。 「ワイクリン」は合計40枚のワイシャツをワンセットにして管理し、毎月20枚ずつ借りて、しかもクリーニングまでしてもらえる日本初のサブスクサービスだ(写真/NextR) 「奇抜な機能で話題作りをするのではなく、とにかく地道にサービスの質を高め続けること。4年近くもサブスク事業を続けてこられたのは、そこに尽きる」。通信業界から脱サラしてワイクリン事業を立ち上げたNextR(東京・江東)代表取締役の長尾淳氏。社名に「次のレンタル」という意味を込めたように
牛角のサブスクリプションが終了 90分食べ放題を1カ月間利用できて1万1000円と言う安さで話題になっていた牛角のサブスクリプションなのだけど、あっという間に販売終了になってしまった。 牛角の主なターゲットはファミリーやグループでの来店客だ。しかし、サブスクリプションサービスは個人が購入して1人で利用することが多い。いちよし経済研究所の鮫島誠一郎主席研究員は「個人での購入が多いであろうサブスクの客が殺到すれば4人席も1人で占有されてしまう。それではもうからないとみたのではないか。 問題の本質は4人席を1人で90分占有される機会損失にあるのだろう。事前シミュレーションから「混雑時は相席になる事もある」といった条項を加えておけばまだ芽があったのかもしれない。そもそもが炎上PRだったのかもしれないけれど。 飲食サブスクリプションは企業努力と逆行しがち 飲食のサブスクリプションは「お金を払えば無料
焼き肉チェーン「牛角」のサブスクリプションサービスがTwitterで注目を集めています。その内容は1万1000円で1カ月間「牛角コース」が食べ放題になるというもの。この牛角コースの料金は通常3480円(通常2980円の「お気軽コース」も含む/税別)なので、1カ月のうちに3回いけば元が取れる計算に……! 画像提供:流拓巳@踊るGaiax人事(@gx_nagare)さん このサービスは三軒茶屋店、花見川店、赤坂店の3店舗で実施中。また「牛角コース」のものだけでなく1カ月間1628円で飲み放題となるサービスや、1カ月385円で「カルビ専用ごはん」が食べ放題になるサービスも実施しています。 食べ放題の他に飲み放題も このサービスは2019年11月29日から導入しているものですが、1月5日にTwitterで拡散されたことで「安すぎる」「導入店舗を増やしてほしい」「これだけで生活できる」と大きな話題を
近年、消費者はモノを購入するよりも、体験にお金を払うことが増えました。そうした時代を牽引しているのが「サブスクリプション」と呼ばれるビジネスモデルです。 今回は大手企業の導入も増えつつあるサブスクリプションとはどんなビジネスモデルなのか、そのメリットとデメリットを解説します。 また、大手サービスのサブスクリプションも合わせてご紹介。今後の導入の参考にしてみてください。 サブスクリプションとは サブスクリプションとは、もともと「定期購読」という意味で、消費者が製品やサービスごとにお金を支払うのではなく、それを一定期間利用できる「権利」に対してお金を支払うビジネスモデルです。 Adobeのソフトウェアが買い切り型からサブスクリプション型に変えユーザーに利用権を与えたことからスタートし、現在は音楽配信サービスのSpotifyやApple musicなどでも採用されています。 消費者はモノを所有す
2018/8/21にアルプ株式会社を竹尾くん、山下くんと創業し、ちょうど一年🎉この2日前に最初のクライアントにプロダクトを、クローズドβながらリリースしたので、その振返り。とにかく、プロダクトを作る、そしてその土台たり得るチームを作ることに必死で、作りながら話し続けながら解像度をあげる日々でした(そして、これからも)。 Scalebaseについてそもそも何をやっているのか?から。「Scalebase」というサブスクリプションビジネスの収益最大化・管理SaaSを開発しています。 プロダクト開発において誰もが直面する複雑な問題をシンプルにしたい、プロダクトチームがより本質的な価値提供にリソースを投下できる環境を作りたい、という想いからこの事業は始まりました。 サブスクリプションビジネス (toBもtoCも)におけるプロダクト・プランの管理、プライシング変更、オプションやディスカウント・キャン
JR東日本ウォータービジネスは8月29日、自動販売機のサブスクリプションサービス「every pass」(エブリーパス)を10月1日から提供すると発表した。利用者がJR駅構内の自販機に専用のスマートフォンアプリ「acure pass」をかざすと、1日1本のドリンクを受け取れる仕組み。日本初の試みという。 サブスクの対象になるのは、JR東日本の駅(首都圏・東北信越エリア)に設置する約400台の最新型自販機「イノベーション自販機」。9月2~16日の事前募集に応募し、抽選に当たった500人のみ利用できる。 同社は利用者のアプリに、専用のQRコードを1日1回配信する。利用者はアプリ画面上にQRコードを表示し、イノベーション自販機にかざすことで商品を受け取れる。QRコードは当日限り有効で、他人に譲渡することはできない。 料金プランは、同社のブランド「アキュアメイド」商品のみ選べる「アキュアメイドプラ
5月のCMC_Meetup Tokyo Vol.9にカスタマーサクセスの伝道師:岡田奈津子さんに登壇いただいて以来、カスタマーサクセスとコミュニティの関係についていろんな会社やポジションの人と話す機会がありました。その中で、なぜこの二つがXaaS系の「サブスクリプションビジネス」に重要なのかを考えていたのですが、サブスクリプションのターボのような存在だと確信してきたので、自分なりに言語化してみるとこにします。 ※写真はイメージです。 出典:CarShowroom https://www.carshowroom.com.au/news/new-patent-tells-of-engine-with-a-turbo-for-each-cylinder/ 事例:AWSにおけるコミュニティとカスタマーサクセス まず、コミュニティとカスタマーサクセスがどのように機能していたか、サブスクリプションビジ
Adobe、Salesforce、NETFLIX、Amazon Prime・・・ サブスクリプション(サブスク)モデルを導入すると安定的な収益が得られる、結果として企業価値が上がる、もはやサブスクモデルにしないと生き残れない。 サブスクリプションに関する書籍や雑誌が2018年頃から多く出版されるようになり、「サブスクリプション」や「サブスク」というキーワードはかなり一般的になった。 Google Trendの「サブスクリプション」の人気度。(2010.1〜2019.7) ”サブスクモデル”導入を勧める書籍が多いこともあり、どちらかと言うと企業側にとってのメリットが言及されている事が多いため、より本質的なユーザー側にとっての価値について、一旦立ち返って考えてみようと思う。(自分の事業を通じて得た学びなので、若干のポジショントークが含まれたり、特にデジタル系やシェアリング系についてはヌケモレが
「全国好きな場所を移動しながら仕事、生活したい」、そんなライフスタイルをかなえるサブスクリプションサービスが登場する。2019年4月に始まる「ADDress」は、地方の空き家や遊休別荘を募って改装した物件に月額4万円で住み放題になる。“多拠点コリビング”と名付けられた事業の要は何だろうか。 一つの住居を複数人で共有して暮らす「シェアハウス」、オフィス環境を共有してパソコン作業や打ち合わせなどに使える「コワーキングスペース」が、若者層を中心に浸透して利用が進んでいる。 ただ、シェアハウスは基本的に一拠点の契約で場所に縛られる。またコワーキングスペースは複数拠点が使い放題になるプランもあるが、寝泊まりはできないといった制約がある。 「全国好きな場所を移動しながら仕事、生活したい」「週末は都心を離れて田舎暮らしや読書を楽しみたい」──。そんな希望がかなう、シェアハウスとコワーキングスペースの“い
工場直送のビールを家庭用サーバーで楽しめるキリンビールの「ホームタップ」。開始直後から申し込みが殺到したが、2017年秋から1年超にわたり会員募集を停止した。その裏には、サーバーの仕様の抜本的な見直しがあった。再開への苦闘から、サブスクリプション事業を成功させる要因を探った。 1万5000人待ちの月額制ビール(関連記事)として話題を呼んだキリンビールの「ホームタップ」が帰ってくる。ホームタップは月額の会費を払うことで、家庭用ビールサーバーを借りられ、サーバー専用の「一番搾りプレミアム」が毎月届くサービスだ。ビールは工場から直送されるため、詰めたての味を家庭で楽しめる。この新しい価値は、ビール愛好家から支持を集めた。 ところが好調ぶりとは裏腹に、キリンは2017年秋からホームタップの会員募集を停止した。1年以上も同サービスの再開に向けた情報提供がなかったため、消費者からはサービスの継続を案ず
日本でも急増しつつあるカスタマーサクセスマネージャの皆さん向けに、Customer Success Café にて2017 年 3 月 23 日に講演した資料です。 逆説と書いてますが、それほど逆説的なところはありません。 SaaS やサブスクリプションビジネスの収益構造の話と、Customer Success 戦略の部分を中心に書いています。入門用や社内ディスカッション用にお役立て下さい。Read less
サービスや商品を利用した期間によって料金を支払う定額制のいわゆる「サブスクリプションサービス」が流行している。ソフトウェア・音楽・動画などのデジタルコンテンツはもちろんのこと、サブスクリプションサービスがより一般化しているアメリカでは、映画や音楽の見放題といったサービスも登場している。 そんな中、誰でも簡単に月額定額のサブスクリプションサービスを始められる新しいビジネス向けプラットフォームが登場した。 5分で月額定額サービスが展開できるサービス「TEIGAKU」の企業向け事前登録開始 ECサイトの企画・開発・運営を行う合同会社TEIGAKUでは、2018年11月15日(木)から、月額定額サービスマーケットプレイス「TEIGAKU」の企業に向けた事前登録を開始すると発表した。 TEIGAKUでは、企業の月額定額サービス導入の支援をする。TEIGAKUを利用することで、ネットで注文を受け商品を
Netflix、アメリカで10月から値上げになって、近々日本でも値上げになる可能性が高いらしいですね。 Netflixが日本で提供を開始したのは2015年。この年は、Apple Music やAmazonプライムビデオ、AWA や LINE MUSIC が提供を開始し、サブスク元年と呼ばれました。 「所有」から「利用」へ、「商品」から「サービス」へ、「販売」から「月額課金」へ。このビジネスモデルは “サブスクリプション”( “サブスク” )と呼ばれ、最近では、ファッションのレンタルサービス、“メチャカリ” が欅坂46をCMに起用して(※2)大々的に展開しています。そのキャッチコピーは・・・ しかし、Twitterではこんな反応も多いです。 サブスクリプションという言葉が、どこまで市民権を得ているかわかりませんが、アメリカでは、カミソリの「Dollar Shave Club」や歯ブラシの「G
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く