線虫という小さな生物を利用し、尿の匂いから胃がん、大腸がんなど15種類ものがんのリスクを一度に判定できる検査だ。「HIROTSUバイオサイエンス」社(本社・東京都千代田区)が2020年1月に世界で初めて実用化した。
線虫という小さな生物を利用し、尿の匂いから胃がん、大腸がんなど15種類ものがんのリスクを一度に判定できる検査だ。「HIROTSUバイオサイエンス」社(本社・東京都千代田区)が2020年1月に世界で初めて実用化した。
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EM菌は、元々農業用の微生物資材として堆肥作りを目的として開発されましたが、「農業、環境、健康、食品加工、化学合成、工業、エネルギー、土木建築など広範囲で応用可能であり、従来の微生物関連資材の常識をはるかに超えたものである」としてあたかも万能であるかの様に宣伝されるようになりました。しかし、そのほとんどは科学的根拠に乏しく「ニセ科学」だと批判されています。 参考:疑似科学とされるものの科学性評定サイト(明治大学科学コミュニケーション研究所) http://www.sciencecomlabo.jp/health_goods/effective_microorganisms.html これまではEM菌を構成する微生物が大まかにしか明かされておらず、「特殊な善玉菌の集合体」という幻想が守られてきました。そこで、最新技術である「メタゲノム解析」(メタ16S解析とメタITS解析)により、網羅的に構
『学校に入り込むニセ科学』(左巻健男/平凡社) 学校で学ぶ教科やその内容は、文部科学省の監督下で各専門家たちが検証を重ねて、児童生徒が学ぶにふさわしいものが厳選されている。それらは社会に生きる上での基礎となるべきもので、ただ試験や受験のためにあるわけではない。しかしその中に、一見科学的な装いをしながら実は根拠のない「ニセ科学」が紛れ込んでいたら…? 『学校に入り込むニセ科学』(左巻健男/平凡社)は、「ニセ科学」の危険性に警鐘を鳴らしてきた第一人者であり、元・法政大学教授で現在は理科教育専門誌『RikaTan(理科の探検)』編集長を務める左巻健男氏が、すでに学校教育へと入り込んでしまった「ニセ科学」を一刀両断する1冊。科学的理論をもとに反証を重ねていく内容だ。 ■「ニセ科学」とは、いったい何がニセなのか? 左巻氏が最初に「ニセ科学」への危機感を抱いたのは、1999年発刊の『水からの伝言』(以
【プロバイダ】から: 拝啓 時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。 平素は弊社に対し、格別ご高配を賜り厚くお礼申し上げます。 さて、この度、お客様が管理されていたウェブサイトから発信された 情報の流通により権利を侵害されたとする方から、 弊社に対する投稿記事削除仮処分命令申立事件(事件番号:令和元年(ヨ)第3108号)が 東京地方裁判所に申し立てられました。 つきましては、本件に関する情報を削除することについて、 ご意見の有無をご照会申し上げます。 2019年10月15日までに、下記回答フォームの内容をご記入の上、 ユーザー専用ページ内のお問合せフォームよりご回答いただきますようお願いいたします。 2019年10月15日までにご回答いただけない事情がある場合は、 その理由を弊社までお知らせください。 また、削除に同意されない場合には、 その理由を回答フォームに具体的にお書き添えくださ
訂正:2019年10月5日に配信した本記事について、一部誤りがありました。NMRパイプテクターについて記した都内団地住民のブログへの投稿と、雑誌「理科の探訪」のサイトで公開された記事が相次いで削除されたのは、いずれも東京地裁の仮処分決定によるものではないように記述しました。しかし、実際は都内団地住民のブログについては、投稿削除を求める東京地裁の仮処分決定が出ておりました。筆者と編集部の確認が不十分でした。これをふまえ、本文を修正しました(2020年7月7日、「論座」編集部) 「配管寿命が40年延びる」に疑問の声 一部ネット界隈で話題の「#謎水装置」をご存じですか? 「テレビ東京(中略)で報道」「世界で唯⼀(中略)論⽂発表」そして「英国バッキンガム宮殿採⽤」と、高らかに広告でうたわれる装置がそれ。札幌から福岡まで全国6都市の地下鉄などで、鉄道広告が出されています。
その日本システム企画社の会社概要が、なぜか404 Page Not Foundになってしまうという残念な事態に陥っております。 意味が分かりません。 http://www.jspkk.co.jp/company/company.html もちろんですが、日本システム企画社が展開していたサイトはすべてpdfで確保済みで、また、魚拓を確保しておりますのでご安心ください。 http://web.archive.org/web/20190908002336/http://www.jspkk.co.jp/company/company.html NMRパイプテクターについて、サイトに掲載されていたやや荒唐無稽な雰囲気の技術的な説明もすべて確保していますが、NMRパイプテクターの営業が今日も来ているそうで、北海道支店の支店長・松下博之さんの話はご退職者からたくさん聞いてきました。割り切って営業ができる
先週から今週にかけて,いろいろ動きがありました。左巻さんのRikaTanサイトがクレームで見えなくなったのに続いて,公益社団法人日本技術士会千葉県支部が公開していた見解文書が削除されるということが起きた。何が削除されたかわからないと議論もできないので,個人的に保護していた文書を一時的に公開した。 見解の主な内容としては2つあって,NMRパイプテクターを分解してみたら永久磁石しか入っていなかったので,会社の主張とは異なり,いわゆる磁気活水気と違いがない構造であったことと,磁気活水気の構造しかないもので赤錆は防げないだろうということが書かれていた。この見解は,横浜市水道局が試験的に導入し,設置数年後に装置の上流側と下流側で管内部の錆の状態を調べたら差が無かったという結果と矛盾していない(関連文書一覧)。 直前の左巻さんのサイトへのクレームや,ツイッターアカウント@Material300の凍結の
水道管の錆を防ぐNMRパイプテクターという怪しい商品があります。実用化は難しいと考えられているものであっても、大学等の研究機関が研究をすることは大切です。しかし、非科学的な原理のヘンテコな商材の理論として基礎研究が使われてしまうこともあります。人間は権威に弱いです、大学で研究されて論文になっていたとしても、効果が実証されたことにはなりません。 「謎水事件」NMRパイプテクターは医療にも役立つ可能性⁉ 先日から「謎水」とか「NMRパイプテクター」との用語が私周辺のSNSで飛び交っています。 やまもといちろう氏がBLOGOSに掲載した「謎水事件」日本システム企画社のNMRパイプテクター事案が熱い! 私レベルの科学知識ではどう見ても、マンション等の配管に対して赤錆防止や赤錆によるパイプの閉塞を改善するとは考えられないのですが、その詳細については以下の専門家のご意見をご覧ください。 小波秀雄先生「
日本システム企画株式会社(jspkk)のパイプテクターのパンフレットの科学としては無意味な説明を担当者が見抜けず,2度に渡ってパイプテクターの試験を水道料金でする羽目になった(独立採算なので税金ではないそうです。修正しました)横浜市の皆さんにはお気の毒ですが,効果が無いという結果がしっかり出ました。貴重なデータですのでありがたく有効に使わせていただきます。横浜市で老朽化マンションにお住まいの方も,売り込みを受けた場合,水道局で効果が見られなかったものだ,ってことで断りやすくなるのではないでしょうか。 およその経緯 検証第一段階(平成24年〜平成26年) 平成24年7月 横浜市水道局と株式会社アクアエンジ(水道局OBが作った会社)の間で「NMR工法による配水管における赤錆防止及び残留塩素低減防止効果等の検証に関する共同研究協定書」が取り交わされる。 設置場所は,菅田配水池からつながっている先
昨日まで見られていたものが無くなっているというのは実に残念なことでありまして、名残惜しい気持ちが人々の心を突き動かし、やがてそれはwebarchivesとなり、人々の手元のPCにPDFファイルとなって、いつまでも、いつまでも胸の中で永遠の命が鼓動を刻み続けるのです。 「NMRパイプテクター」の効果についての見解書(Webarchives)では、多くの有志が、複数のURLを、繰り返し、繰り返し、これでもか、これでもかと保存して、その健やかなる生前の姿をいつまでもそこにあるかのように映し出すのでありました。 そして、私たちは愛を込めてこのpng画像を――世代を超えて語り継ぐために、子供の世代に、未来の時代に向け、橋に「このはし、渡るべからず」と看板を立てるかの如く戒めの気持ちを込めて保存するのです。 だってみんな、愛しているんでしょう。この、NMRパイプテクターを。技術者倫理教育研究会の皆さん
横浜市水道局が日本システム規格株式会社(jspkk)のNMRパイプテクターを導入したので,関連する測定結果等に関わる文書全て,という範囲で,情報開示請求を行った結果,開示された文書。開示は2019年7月。 はじめに そもそもなぜ横浜市水道局がNMRパイプテクターに走ったのかというと,水道局のOBが作ったコンサル会社の(株)アクアエンジが代理店になって売り込みをかけたらしい(https://twitter.com/G_rolling/status/1142441632177872899)。横浜市の結果は,効果があったという宣伝に使われているが,全部開示されたものの30番台後半の資料を見ると,目視で錆の状況は変わらず,錆自体の分析をしても設置の上流側と下流側で目立った変化はない(数ヶ月以上設置した後)と読み取れる。設置したすぐ後の結果が良さそうだったので,そのときの結果が宣伝に使われたのだろう
::::弁護士 川村哲二::::〈覚え書き〉:::: 仕事のメモ書き兼用。 広告・表示関係、独禁法・下請法、情報法、電子商取引、消費者保護、著作権など、いろいろ書き留めてます。 (【追記】(9/3PM4:30)本日、本文中の見解書がサイトから削除された模様です。事情がわかれば、また追記いたします。) (【追記】(9/10PM2:30)よくわかりませんが、見解書のネット公開は停止されていますが、内容を撤回したのではなさそうですね。代わりに掲示されておられる人もいるようです。) (【追記】(9/25AM0:10)日本技術士会千葉支部の見解書についての新しい情報が入りましたので、本文の後に本日付にて追記いたしました。ご覧ください。) ブログ更新ができておりませんでした。 さて、先日、公益社団法人日本技術士会の千葉県支部が、疑似科学テーマへの見解「NMRパイプテクターの効果」(本年7月15日付)と
株式会社日本システム企画(以下、日本システム企画社)が販売している商品で、マンションなど集合住宅において水道管に外側から「NMRパイプテクター」と名付けられた装置を取り付けると、管の中の赤錆が黒錆に変わるため配管設備を更新しなくても数十年保たせることができる、という通称「謎水装置」と言われる機器が販売されています。 そもそも仕組みが良く分からないので、私たちのような大規模タワーマンションの管理組合などでは「そのような機序が不明な装置を入れるべきではない」という判断も働くのですが、老朽化が進み、管理組合や住民に科学リテラシーがない人たちが多いと「少しでも配管保守工事が先延ばしにできるなら」とこの機器を採用してしまう物件があるということで、問題になっていました。 単に、科学的根拠が分からない製品がそれなりの高額で売られているという案件であるというだけでも大変なことなのかなと思います。しかしなが
2000年以降、ずっと燻り続けてきた俺たちの「謎水」NMRパイプテクターがホットになってきました! いやー、待った甲斐ががありましてね。 なんてったって、この製品、ヤバくて凄いんですよ。日本に冠たる超高度技術を誇る日本システム企画様の凄腕製品「NMRパイプテクター」は、安倍晋三総理が司る神羅万象の一部たるエネルギー保存の法則を無視して、電気を使わずに電磁波を放ち、その辺にあるフェライト磁石の激ヨワ磁界で酸化第二鉄である有害な赤錆Fe₂O₃から、超有能な四酸化三鉄である黒錆FeO.Fe₂O₃に変えやがるんですからね。しかも「NMRパイプテクター」から放たれるマイクロ波は鉄の水道管を通り抜けるらしいぞ! 超絶未来技術よな。凄い凄い。 私たちはこの時代に生きていて良かったんですよ。 エネルギーをほとんど使わずに、鉄とくっついた酸素を全部剥がして赤錆を黒錆に変える素敵技術が達成されたということは、
白血病を公表している競泳女子・池江璃花子選手とタレント・なべおさみの“奇怪なる巡り合い”を、8月29日発売の「週刊新潮」(新潮社)が報じている。記事は、池江選手がなべの自宅を訪れるシーンや、一緒に東京・銀座へ向かう姿など、複数の写真を交えながら、なべが行っているという「民間療法」の存在、またそれに疑問を投げかける内容となっている。池江選手、なべの2人とも、取材に応じていないが、この情報源となっているのは池江選手側の関係者とみられているという。 記事によると、なべは自らの“気”や“パワー”を用いた施術によって、各界著名人の命を救ったことがあるそうだ。なべと池江選手の母親が知人を介して面識を持ち、池江選手はなべに対して、多額の報酬を支払い相談に乗ってもらっているという。 「かねてから同誌は、科学的根拠に基づいていない“民間療法”に対して、一貫して厳しいスタンスを取っていて、かつてフリーアナウン
<科学否定論の拡大を嘆く筆者が「地球平面説」信者の会議で試した科学を守るための方法とは> 科学関連の信じられないようなニュースが、連日メディアをにぎわせている。例えば、「全米22州で700人以上がはしかに感染」というニュース。予防接種は恩恵よりも害のほうが大きいと考える親が、子供に予防接種を受けさせないケースが増えているためだ。あるいは、一向に可決されない温暖化対策法案のニュース。これは気候と天気の違いも分からない政治家が大勢いることが一因となっている。 極め付きは、「地球は平面だ」と主張する「フラットアース論者」が増えていることだろう。 このように科学を軽視あるいは否定する風潮に危機感を覚えた科学者らが、2年前、世界600都市で「科学のための行進」を実施した。私の地元ボストンのデモでは、「冷静に批判的に考えろ」「科学がなければツイッターもなかった」「深刻な問題だからオタクも来た」など、ユ
最近、また磁化水(水を磁石で改質と謳う)で水あかが防止できると称する機器がマンション管理組合などに売り込まれているようだ。 この種の機器は、1980年後半に「理水研究所」という会社が売り出していた。 当時の新聞記事のタイトルを紹介しておこう。 ・ 理水研究所、磁化水利用防錆装置――水に磁場、錆を除去1987/10/13 日経産業新聞 ・ 理水研究所――磁化水で水道管の錆落とし1988/04/27 日経産業新聞 ・理水研究所ハイテク――磁化水で赤水退治――研究者集め社会認知(挑戦成長 への道) 1989/04/25 日経産業新聞 ぼくは、『入門ビジュアルエコロジー おいしい水 安全な水』日本実業出版社 2000/8/25 を書いたときに、この磁石で水あか防止が元にしていたロシアの文献などを読んだ。 『入門ビジュアルエコロジー おいしい水 安全な水』 磁石で配管内の錆を防止出来るならば格安
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