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ロバストネス図とは 今回のテーマは「ロバストネス図」です。ロバストネス図とは、ロバストネス分析を行った結果のアウトプットとなります。ロバストネス分析とは、スリーアミーゴス(ソフトウェアの分野における統一モデリング言語(UML)を開発した3人)の1人であるイヴァー・ヤコブソンが提唱した分析手法で、システムを「バウンダリ」「エンティティ」「コントロール」の3つに分けて分析し(これらについては後述します)、要求モデル(ドメインモデル、ユースケースモデル)をロバスト(堅牢、強靭)にします。 ロバストネス図はUMLで定義されている13種類のダイアグラムには入っていませんが、UMLのコミュニケーション図やコラボレーション図を簡略化した形で簡単に書くことができます。ロバストネス図を書くことで要件の振る舞いが整理され、実装すべき点を明確にできます。 ユースケースシナリオを作成する ロバストネス図のインプッ
今回はPagerDutyをコンテナやマイクロサービスで使う方法と、PagerDuty APIを利用して簡単にSlack経由でインシデントを発生させるやり方をご紹介します。また、実際にインシデントマネジメントをどのように行っているかというスマートニュースの事例もご紹介します。 コンテナ/マイクロサービスでのPagerDuty 実のところコンテナやマイクロサービスだからといって、PagerDuty側でなにか工夫が必要かというとそんな事はありません。むしろ監視ツール側をどうするか、というほうが問題になってきます。 コンテナの監視をする場合、以下の2種類の方法があります。 コンテナのホストにエージェントをインストールする モニタリング用のエージェントコンテナを起動する 1の場合は単純に、インスタンスなどが起動するときのスクリプトでエージェントのインストールと設定が行われるようにしておけばよいです。
連載2回目は、PagerDutyの概要と基本的な使い方について紹介していきます。今回からは実際にPagerDutyを実務で使用しているスマートニュース社の尾形さんに案内人をお願いします。 はじめに PagerDutyの利用を始めるにあたって、最低限エスカレーションポリシー(Escalation Policy)とサービス(Service)を設定する必要があります。 エスカレーションポリシーは、あるサービスに対するインシデントが発生した場合に、誰にどの順番で通知するかを定義するものです。サービスとはインシデントをアプリケーションやコンポーネントでカテゴリー分けするためのものになります。サービスには必ずエスカレーションポリシーが必要になります。またPagerDuty自体には監視機能はついておらず、インシデントを検知するにはNagiosやDatadogといった他のツールと連携する必要がありますが、
CI/CDをオーケストレーションするツールKeptnは、2020年6月26日にSIG App Deliveryでの検討の上、TOCのスポンサーを得てCNCFのサンドボックスプロジェクトとして認定されたオープンソースソフトウェアだ。今回は、2020年12月にオーストリアのDynatraceが公開した「Introduction to Keptn」という動画から概要を紹介する。 セッションを担当したのは、Rawkodeというサイトを運営するEquinixのエンジニアDavid McKay氏と、DynatraceのエンジニアJurgen Etzlstorfer氏だ。動画そのものもRawkodeのチャネルで公開されているもので、CNCFのWebinarでもなければDynatraceの公式チャネルでもないが、Keptnの概要と公式サイトに記載されているチュートリアルを2回に渡って詳細に解説するもので、
はじめに ITエンジニアとして英語を使う際に、単語や表現の知識が足りないと困ることはありませんか。ITエンジニアに必要な専門知識は持っていても、英語の単語や表現が分からないために、業務がスムーズに行えないのは悔しいですよね。 しかし、数多くある英単語や表現の中から、何を覚えるべきか判断するのも簡単ではありません。そこで今回は、ITエンジニアとして知っておきたい英単語と表現を、3つの場面から紹介します。これらの単語や表現は他の場面でも応用できるものなので、ぜひ覚えておきましょう。 また、単語や表現の日本語訳だけを覚えても、文中での使い方が分からない場合もあります。今回は、単語や表現の意味を確認した後に会話動画で用法をご確認いただけるので、使い方のイメージをしっかりと持つことができます。 提案について 上司と打ち合わせをする際の単語と表現 最初に取り上げる場面は、顧客に対して提案する内容につい
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はじめに 本連載は、Kubernetesに入門しあぐねているエンジニア、特にアプリケーション開発者の方向けにKubernetesへの入門の仕方と最低限動かすための知識を実践形式で紹介するものです。 Kubernetesについて全く触ったことがないという方から、何となく知っているけど実務で応用できない、実務で使っているけど実のところよく分かっていない……という方を対象に、Kubernetesの全体像の知識と手順をステップアップして学べるように構成しています。 今回の第1回は、本連載をより効果的に活用していただくために、Kubernetesに入門する意義と効率的な学習法を取り上げます。 Kubernetesに入門する意義 さて、現在、DockerやKubernetesに代表されるコンテナ技術は、随分と広く利用されるようになってきました。開発環境のみならずプロダクション環境でも多く採用されるなど
はじめに みなさん、こんにちは。第5回の今回はミドルウェア(Web、AP、DB)について詳しく解説していきます。ミドルウェアは、普段パソコンを使用している時には全く意識しない部分ですが、インフラエンジニアにとっては絶対に避けて通れない存在です。 本連載では、これまでサーバ、ネットワーク、仮想化・クラウドと解説してきましたが、ミドルウェアを理解できればインフラエンジニアとしての下地は完成します。分類や製品も多種多様で、一見するととっつきにくい印象を持つ分野でもありますが、そのような漠然とした苦手意識を払拭していければと思います。 ミドルウェアとは ミドルウェアとは、”middle”と名の付く通り、アプリケーションとOSの中間的な処理を行うソフトウェアのことです。「中間的な処理」と言われてもピンとこない方が多いと思いますが、あまり難しく考えず「ある機能に特化してOSとアプリケーションを補助する
ビズリーチがOSS脆弱性管理ツール「yamory」をリリース。脆弱性とリスク情報を照合し、対応の優先度までを自動で判断 転職サイト「BIZREACH」をはじめ、転職・求人関連のサービスを展開する株式会社ビズリーチが、サイバーセキュリティ事業に進出した。8月27日に発表された「オープンソース脆弱性管理ツール yamory(ヤモリー)」は、オープンソースソフトウェア(OSS)を活用したシステムの脆弱性を把握し、危険度の分析や対応の優先度付け、そして対応策の実施までを自動化できるクラウドサービスだ。人手に依存していた脆弱性対策のプロセスを大幅に効率化すると同時に、より堅牢なシステムセキュリティを実現できると同社では言う。 世界で利用され脆弱性リスクも多い OSSをターゲットに開発 転職などの人材関連サービスを中心に展開してきたビズリーチが、今回サイバーセキュリティという領域に進出した意図は何か。
はじめに LPI-Japanは、2000年の設立以来、Linux技術者認定資格「LinuC」をはじめ、OSS-DBやHTML5など、オープンな技術に特化したITプロフェッショナルの育成のための技術者認定を行ってきました。一方、株式会社Ping-tは、IT技術者認定資格の試験勉強をサポートするサイト「Ping-t」を運営し、多くのユーザに支持される「最強WEB問題集」を提供しています。 今回は、LPI-Japan理事長の鈴木敦夫氏と、2011年から8年にわたりビジネスパートナーとしてLPI-Japanをサポートし続けてきた株式会社Ping-t代表取締役の中川 徹氏に、試験開発およびWeb問題集の開発を通じたそれぞれのLinuxエンジニア育成への思いを語っていただきました。 LPI-Japanとの連携と 活動への賛同について 8年以上にわたる連携を通して築き上げた信頼関係 鈴木:Ping-t様
IBMのOSSプログラムのディレクターであるJeff Borek氏がインタビューに応じ、OSSの過去と未来を語ってくれた。 IBMがオープンソースソフトウェアに力を入れていることは、個々のプロジェクトへの貢献だけではなく、Red Hatの買収という大きな動きを見ても明らかだ。しかしここに至るまでの過程は、それほど順調というわけでもなかった。 そんなIBMの変遷の真っ只中にいたIBMのオープンソースプログラムのトップ、Jeffrey Borek氏(Worldwide Program Director、Open Technology and Partnership、Digital Business Group)へのインタビューをお届けする。Borek氏は、Open Source Summit 2019 Japanに合わせて来日し、カンファレンスでのプレゼンテーションに合わせて、国内の顧客やパー
この記事はOSS Gateに掲載されたレポート記事を、クリエイティブ・コモンズライセンスのもと転載したものです。 「OSS Gate」は、OSS開発プロジェクトに参加したことがない人が、開発プロジェクトの活動を実際にやってみようというワークショップです。 自分が興味を持つOSS開発プロジェクトを選んで、ドキュメントのミスを直したり、バグレポートやパッチを送るといった活動を、4-5時間かけて実際に行います。もちろん、この短時間では充分な活動になりませんが、オープンソース開発プロジェクトに関わる最初の一歩になるはずです。 OSS Gateは、2016年の3月に始まり、2か月に1度のペースで、開発コミュニティの有志によって開催されています。 今回は、この「OSS Gate」について、詳しく紹介します。 オープンソース開発プロジェクト敷居は高い? システム開発では、不可欠な存在となったオープンソー
Open Source Leadership SummitでAWSとElasticのOSSタダ乗り問題が再燃。コミュニティは静観か? オープンソースソフトウェアを推進する団体であるLinux Foundationが開催するOpen Source Leadership Summit(以下、OSLS)が、2019年3月12日から14日までカリフォルニア州ハーフムーンベイで開催された。最初の記事では初日に行われたキーノートの要約を紹介したが、今回はキーノートの最後に行われたAWSのセッションを紹介し、現在オープンソースコミュニティで大きな話題となっている「パブリッククラウドプロバイダーによるオープンソースソフトウェアへのタダ乗り問題」について解説したい。 コトの発端は、Redis Labsが付加価値の部分のライセンスに、パブリッククラウドプロバイダーが自社のサービスの一つとして提供することを妨げ
RPAのトップベンダーであるBlue Prismが都内でカンファレンスを開催。ソフトウェアロボットを活用した業務効率化の実践について、楽天などのユースケースを紹介した。 RPAベンダーのBlue Prismが都内でミニカンファレンスを開催した。これはBlue PrismのCTOや日本法人の代表が製品や戦略などについてプレゼンテーションを行い、その後、ユーザー事例として楽天株式会社、昭和リース株式会社、株式会社荏原製作所、双日株式会社などが登壇して、自社のRPA導入について解説を行い、最後にパートナーが登壇するというシングルトラック、半日のカンファレンスだ。 Blue Prismはイギリスに本社を置くRPA(Robotic Process Automation)ベンダーの最古参であり、RPAという言葉を作り出したと自負する企業である。特に単なるデスクトップアプリの自動化ではなく「Connec
インシデント管理とは? なんでもかんでもWebサービスなしでは動かない現代、24x7でのサーバ運用が当たり前になって久しくなります。絶対落ちないシステムはありえないのに、求められるのはダウンタイムゼロ。ただでさえエンジニア不足がひどい昨今ですが、運用担当者の負担は増えるばかりです。 DevOpsでのアジャイル開発で、できるだけ早くサービスを投入しようという流れの中、どうしても完璧なテストを実行するのが難しくなってきており、バグ発生の頻度も高くなる傾向にあります。 加えて、最近はオンプレミスとクラウド、プライベートクラウドとパブリッククラウドのハイブリッド運用が急増し、サーバ構成もたくさんのマイクロサービスを組み合わせる構造となるなど、非常に複雑化しています。 当然、それぞれのインフラ、サ―ビスにはNagios、Zabbix、Mackerelなどの障害検知、運用監視ツールが組み込まれています
JSONとは何か? JSONとはJavaScript Object Notationの略で、XMLなどと同様のテキストベースのデータフォーマットです。 その名前の由来の通りJSONはJavaScriptのオブジェクト表記構文のサブセットとなっており、XMLと比べると簡潔に構造化されたデータを記述することができるため、記述が容易で人間が理解しやすいデータフォーマットと言えます。 なお、JSONは2006年に「RFC 4627(http://www.rfc-editor.org/rfc/rfc4627.txt)」として公開されています。 例としてXMLとJSONで同じデータを記述したものをリスト1とリスト2に示します(図1)。 リスト1のXMLではすべての情報をタグで囲んだテキストノードとして記述していますが、XMLでデータを表現する場合、データの記述方法として属性とテキストノードの使い分けが
Ansible Towerのユーザー権限管理 前回の記事では、Ansible Towerの導入手順について紹介しました。今回はAnsible Towerの基本的な使い方と、Ansible Towerの特徴となるユーザー管理機能について紹介していきます。 はじめに、AnsibleとAnsible Towerの扱い方や考え方の違いについて、簡単に説明します。 Ansibleは操作したい内容をPlaybookに記述して、対象となるサーバーを操作することを目的としたツールです。単純に言えば、「Inventory Fileで指定された操作対象に向けて、Playbookに書かれた操作を実施する」というシンプルな機能を提供しています。そのため、複数ユーザーで使用することへの考慮はあまりありません。 一方Ansible Towerでは、複数のユーザーや組織単位でのAnsibleの利用を前提としています。
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