パスの長さが259文字を越えるとコマンドラインからは扱えなくなる。これは、パス名の長さの制限に引っかかるためだ パソコンを使うとき、いまだに避けて通れないのが「パス」だ。最近では、基本的なことを学ぶことなく、すぐにスマホやパソコンを使ってしまうため、「パス」についても断片的な知識しかない人もいるはず。そこで、今回はパスを見直してみることにする。 パスとは、簡単に言えば、「ファイルやディレクトリ」を指定する方法だ。すべてのパスとディレクトリには必ずパスがある。なお、以前解説したように、ディレクトリはフォルダーの1種だが、ファイルシステムの上に作られるものに限定される。これについては以前解説した(「Windowsにおけるフォルダーとディレクトリとは」)。 パスを説明する前に、Windowsにおける「ドライブ」「ボリューム」「パーティション」「ディスク」について解説しておく。これがWindows
写真01: Windows Subsystem for Linux(WSL)は、Windows 10/11の中でLinuxを動作させるための仕組み この記事では、Windows Subsystem for Linux(以下WSLと表記する)のインストールから基本的な設定までを解説する。なお、記事の読者としては、ある程度Windowsを使い慣れていることを想定するが、必ずしもLinuxのコマンドになれているとは限らないレベルを想定している。 WSLの基本的なこと WSLとは、Windows 10/11の中でLinuxのアプリケーションを実行する仕組みだ。これを利用することで、Windowsの中でLinuxが実行可能になる。また、Windows 11からは、コンソールアプリケーションだけでなく、Linux GUIアプリケーションの利用も可能になっている。現在サポート期間にあるWindows10
WSL2とDockerの導入 作成: 2020年11月19日 更新: 2021年02月07日 Windows WSL Docker 概要 Windows 10におけるWSL2とDockerのセットアップ方法.自分用の備忘録として. Dockerとは 参考: Docker入門 #1 【Dockerとは】 - Qiita VMのように仮想環境を作成し既存の環境を汚さずに環境を構築するツール. VMなどの既存のツールと比べ軽量. Pythonなど環境構築の段階で問題が起きやすい言語・フレームワークにおいて有用 WindowsにおけるDocker Windows 10においてDockerを導入する手段はいくつかあるがここではWSL2を用いた方法を記述する. WSLとはWindows Subsystem for Linuxの略称でありWindows上でLinuxを動かせるツールである. 5月のWin
その特徴としては軽快な動作、コード補完(IntelliSense)/構文チェック/デバッガーといったプログラマーの日々の作業を助けてくれる豊富な機能、WindowsやmacOSなどさまざまなプラットフォームで利用可能なこと、ソースコード管理システムとの統合、カスタマイズ性の高さ、豊富な拡張機能などが挙げられるでしょう。何より無償で利用できることから、2015年に発表された後、あっという間に開発者向けのテキストエディタとして大きな人気を獲得することになりました。 例えば、JetBrainsが行った「Python Developers Survey 2020」ではPython開発者ではVS CodeとPyCharmがテキストエディタとして人気を二分する状況となっていますし、「Stack Overflow Developer Survey 2019」では開発者の約半数が使用しているエディタとなっ
Pythonで電卓アプリを作ってみよう 先日、Windows 10標準の電卓アプリがオープンソースで公開されて話題となった。筆者も気になってソースコードを覗いてみた。電卓は実用的なアプリである上に、それほど難しいわけではないので、実際に作ってみると、プログラミング技術のレベルアップに役立つ好例だ。それでは本連載でも電卓を作ってみよう。 (記事) Microsoft、電卓アプリをオープンソースで公開 今回作る電卓アプリ 電卓の挙動を観察してみよう 電卓を作るにあたって、どんな電卓を作るか考えてみよう。オープンソースになったWindows 10の電卓では、現実の電卓に近い動作をする設計になっている。それに対して、Androidに付属している電卓では「1 + 2 × 3」と入力して「=」ボタンを押すと、かけ算が優先されて計算されるので、7と答えが表示される。Windows 10で同じようにボタン
Windows 10 Homeでも使える本物のDockerの提供開始 DockerのコンテナリポジトリであるDocker Hubでは、歴史的な経緯からWindows ServerやIISが提供されている。本物のDocker環境「Docker Desktop for Windows」との関係などを整理する。 コンテナ仮想化を用いたアプリケーションの開発/実行環境である「Docker(ドッカー)」を試したことはあるだろうか。Windowsユーザーの場合、Hyper-VやVMwareといった仮想マシン環境は使ったことがあっても、Dockerを普段から利用しているという人はまだ少ないだろう。手元のWindows環境で試してみたかったけれど、「何やら複雑そうで手が出なかった」という人もいると思う(これはWindows OS上のDockerのサポートが二転三転したことも一因だろう。詳しくは後述)。 し
WindowsにPythonをインストールする方法には、主に二通りの方法が用意されています。 フル・インストーラ版¶ 一つはPython.orgからインストーラをダウンロードして、インストールする方法です。Windows版Pythonのインストール では、この方法を紹介しています。 Microsoft store版¶ Windows 10以降では、もう一つの方法として、Microsoft Store からもインストールできます。 Windows 10以降のコマンドプロンプトで python コマンドを実行すると、自動的にMicrosoft Store版Pythonのインストール画面が表示され、インストールできるようになっています。 Microsoft store版は簡単かつ安全にインストールできる反面、Python Launcher がインストールされない、ディレクトリやレジストリへのアク
結論 普段LinuxやMacのシェルで使用している各種コマンドを、Windows環境でも使いたい!となった時には、BusyBoxを使えばいいよ! はじめに 仕事ではWindows、プライベートではMacまたはLinuxなんて人もいるかもしれません。そこな貴方、こんなシチュエーションがありませんでしょうか? ふと仕事中に「grep使いたいなー」とか「awk使いたいなー」とかなっても、Windowsのコマンドプロンプトじゃ足りないし、PowerShellはあの文法がいまいち性に合わない。ガッツリ使うわけじゃないから、わざわざ端末や仮想環境を用意するというわけにもいかない。 とか、 Windows使ってるのに普段のMacのノリでlsって入力しちゃって、Windowsに「そんなコマンドないよ」と言われた経験がある。 そんな貴方(私)のため、BusyBoxが十徳ナイフのごとく活躍してくれます。 この
Windows 10 version 2004ではWSL 2が使える Microsoftは既に2020年5月にWindows 10の最新フィーチャーアップデート(Windows 10 20H1、Windows 10 version 2004などとも呼ばれている)の配信を開始した。準備が整った地域や環境から提供が行われる予定になっている。 Windows 10 version 2004では、デフォルトのWSL (Windows Subsystem for Linux)が仮想化技術を使ったまったく別の実装であるWSL 2へ置き換わることになる(従来のWSLも引き続き提供はされる)。Linuxカーネルの互換性が100%になるほか、ファイルシステム性能が向上すると言われている。Windows 10でLinuxを使う場合は利用しないわけにはいかないところだ。 2020年4月には、Ubuntu長期サポ
WSLとは Windows 10(Fall Creators Update、バージョン1709以降)で利用可能になった「Windows Subsystem for Linux」(以下WSLと略す)は、Windows 10からLinuxを利用するための仕組みだ。 Linuxは、ほぼ通常のディストリビューションが利用でき、各ディストリビューション用のパッケージシステムがそのまま利用できる。このWSLを使うことで、Windows 10のコマンドライン環境が「劇的」に強化される。 そもそもWindows 10のコマンドライン(cmd.exe)やコンソールコマンドは、MS-DOS(Microsoft Windowsの前に使われていたOS)に由来を持つ。特にMS-DOS 2.0は当時流行していたUNIXを参考にしている。Microsoftは、かつて、上位ユーザー向けにはUNIX(ブランド名としてはXE
はじめに 今年の新入社員向けの研修でGitの担当になったのですが,研修で使う環境をどうするかで迷っていました.Git本来の基本を押さえやすいように通常のCLIでGitを教えるか,とっつきやすいように何らかのGUIツールでGitを教えるか悩ましいところです.ちなみに研修自体はWindowsで行いますが,業務ではLinuxデスクトップ環境で開発しているグループもあるので,どちらでも使えるつぶしのきく環境がベストです。 そんな中ネットをあさっていると「Git for WindowsにTigが組み込まれたよ!」との情報を見つけました. Release Git for Windows 2.14.2 · git-for-windows/git そこで今回はWindowsでもLinuxでも使えて,コミットツリーやDiff等の情報も見やすく,本来のGitコマンドともあわせて使いやすいCUIツールであるTi
Windows標準の文字コードはShift_JISではなく、Windows-31Jです。 それらの違いやCP932、MS932といった用語もあわせて整理してみましょう。 まずはShift_JIS。 これは日本語の文字集合を符号化する文字符号化方式のうちの一つです。 Microsoftにより、MS-DOSの標準日本語コードとして採用され、CP932という管理番号を与えられるとともに独自の拡張が行われました。 MicrosoftはこのCP932を独自に拡張することを、OEMメーカー(MS-DOSを搭載したパソコンを販売するメーカー)に許していたため、各OEMメーカーごとに異なる拡張が行われました。 その後、MicrosoftはWindows3.1の日本語版を出すにあたり、OEMメーカーにCP932の独自拡張を許すという方針を撤回し、当時、日本のパソコン市場で特に大きなシェアを持っていたIBMと
いつまでたってもエンジニアを悩ませる問題として「文字コード」があります。 その中でも質が悪いのが Microsoft ページコード 932 いわゆる Windows-31J だと思います。 Unicode がだいぶ普及したとは言え、まだまだ根深い問題です。 本稿では Shift_JIS と Windows-31J の違いについてまとめてみたいと思います。 とは言え筆者自身、Shift_JIS や Windows-31J などが誕生した当時にリアルタイムで歴史を見てきた人間ではありませんので、あくまで Wikipedia をベースに筆者なりにまとめたという点をご了承ください。 (誤りがあった場合にはご指摘頂ければ幸いです) Shift_JIS (CP932) の誕生 Shift_JISは、漢字を含む日本語を表現できる文字コードとして1982年に誕生しました。 Shift_JIS はマイクロソ
すでにご存じの方も多いとは思いますが、今回はWindows 10でのレジストリ操作について基本的な解説を行います。これは、毎回レジストリ操作を解説すると同じことを繰り返すことになるため記事が煩わしくなってしまうからです。 Windows 10にもレジストリがあり、編集にはレジストリエディタを利用します。レジストリエディタやレジストリ構造に大きな変更はなく、従来通りに行うことができます。ただし、筆者が試した範囲では、Windows 7、8.xで有効だったレジストリであっても、効果がないレジストリ設定がいくつかありました。レジストリの基本構造からして、無効な編集であっても、エラーになることはありませんが、効果があるかどうかは実際に試してみるしかありません。 レジストリエディタの起動 頻繁にレジストリエディタを使うのであれば、スタートメニューやタスクバーに登録したり、あるいはデスクトップにアイコ
この記事はWindowsにてSphinxによるドキュメントを執筆する環境構築の手順を記載します。 Sphinxを利用するプロジェクトに新規メンバーが増えた際に説明が必要となったため書いた記事です。 基本的な文法などはユーザーグループサイトに記載がありますので、本記事では割愛します。 Sphinxとは reStructuredText形式で記述した文章をHTMLやePub、PDF(LaTeX経由)へ出力できる素敵なツールです。 Pythonのドキュメントを作成するために作られたツールのため、Pythonで動作します。 詳細は日本のSphinxユーザグループにより和訳されたオフィシャルページを確認しましょう。 http://www.sphinx-doc.org/ja/stable/index.html なにがいいの? 例えば、Wordと比較すると以下のようなメリットがあります。 文章を記述する
追記(2.x): Git for Windows は2015年8月にリリースされた 2.5.0 以降日本語まわりの問題もいくつか改善されているので追記しました。 2.x 系では開発ベースも変わり、もはや msysgit ではなくなったので、本稿のタイトルも変更させていただきます。 "Git for Windows"(いわゆる Git Bash)は Windows 上で git 利用を可能とする bash シェル環境だ。 Gitが使えるだけでなく、オールインワンで基本的なコマンドを備え、 ssh, perl, curl などのツールも入っていて、cygwin なんかに比べお手軽かつお得な環境だ。 筆者の周りでは "Git Bash" で通用している。 かつては日本語を扱うのが面倒であったが、1.8.3 から Bash 上で日本語入力できるようになるなど、最近の状況はだいぶよくなっている。 $
はじめに MacBook(macOS)がWeb開発者やOSS開発者に人気がある理由の1つに、「デスクトップ環境として使い勝手が良く、ターミナル(端末エミュレータ)を使えばローカルでUNIX系のコマンド操作もできるから」ということが挙げられます。これには、中・上級者がUNIX系環境での様々なノウハウをローカルで活用できるということだけでなく、初級者・初学者にとっても、コマンド操作の結果をGUIから確認しやすいというメリットがあります。 2017年10月18日に提供が始まったWindows 10 Fall Creators Update(バージョン1709)で正式な新機能となったWindows Subsystem for Linuxを使うと、それに近い事がWindowsでもできるようになります。Linuxのコマンド操作に不慣れな皆さん、ファーストステップとしてWSLを試してみませんか? 1ペー
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