ナチスの手口に学んだらどうか―。麻生太郎副総理・財務相の戦後国際政治の土台を覆す暴言に世界が仰天、批判が集まっています。麻生氏は発言を「撤回」しましたが、同氏の過去の偏見・差別に満ちた右翼的発言の数々(別項)を見るにつけ、今回の発言が偶然の産物ではないことがはっきりしました。本人の副総理辞任はもとより、同氏を任命した安倍首相の責任も問われています。 過去の暴言の数々 婦人参政権は失敗■(創氏改名は)朝鮮人の「名字くれ」が始まり アルツハイマーの人でも分かる■(お年寄りは)さっさと死んで 1983年2月 「東京で美濃部革新都政が誕生したのは婦人が美濃部スマイルに投票したのであって、婦人に参政権を与えたのが最大の失敗」(自民党青年局長、高知県議選の応援演説) 2003年5月 「(創氏改名は)朝鮮人の人たちが『名字をくれ』と言ったのがそもそもの始まり」(自民党政調会長、東京大学での講演) 200