昔から「失敗は成功の素」と言いますが、失敗をした人が必ずしも皆成功しているわけではない、というのもまた事実です。 では、失敗を活かして成功につなげる人と、失敗だけして終わってしまう人の違いはどこにあるのか。その回答について、元ハーバード・ビジネススクール研究員H氏のビジネスセミナーで、なるほどと膝を叩く気づきがありました。 「失敗が人を育てる」の真意のありか H氏曰く、「失敗を自分の糧として活かせるか否かは、それをどう受け止めるか次第。すなわち、失敗も成功と同じく自分のものとして受け取れるか否かにかかっているのです」 なんとも哲学的な言い方に聞こえますが、氏のこの話の続きをより噛み砕いた言い方で簡潔に申し上げましょう。 人は自身の成功に関しては、自分の成果として喜び噛みしめ自信に変え、次なる新たな飛躍に向けた糧にするのが常であると。しかし、失敗に関してはなるべくなら自分のものとは認めたくな