資金調達面では、11年に伊藤忠テクノロジーベンチャーズとGMO VenturePartnersから1.4億円、13年に既存株主とグロービス・キャピタル・パートナーズから3億円、14年にKDDIから12億円と、累計17億円程度を調達していたが、17年10月に「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイが全株式を取得、完全子会社化した。買収額は20億円。 ここがポイント 今回の決算公告によれば、純損失は300万円程度。女優の木村文乃さんを起用したCMを展開するなどしていた、前々期の純損失8億2400万円と比較すると、ほぼ収支トントンレベルにまで赤字幅を圧縮しました。 しかし利益剰余金の累積赤字額は14億3100万円まで積み上がっており、累積調達額17億円(種類株含む)に対して買収額が20億円だったことを考えると、スタートトゥデイによる完全子会社化は“救済”の意味合いも強かったといえそうです。