本書は、Lydia Hallie 氏 と Addy Osmani 氏らによる Learning Patterns (https://www.patterns.dev/) の日本語訳です。原著は大きく 3 つのセクションに分かれていますが、本書は、その最初のセクションである Design Patterns を訳したものとなります。
「ゲシュタルトの法則」と聞いて、みなさんは何を思い浮かべるでしょうか。 「ゲシュタルト崩壊」という言葉は聞いたことがあるかもしれませんが、その意味を正確に答えられる方は少ないのではないでしょうか。 AIや機械学習の時代の到来で、Web関係者はユーザーのニーズや習性を理解することがますます重要になってきています。 実は、そこで新たに注目を集めているのが、人間の視覚や知覚に関する法則である「ゲシュタルトの法則」なのです。 「ゲシュタルトの法則」自体は、20世紀初頭にマックス・ヴェルトハイマーなどを中心にして研究された心理学に関する法則ですが、デザイン法則の基本として多くのデザイナーが学んでいます(あるいは無意識的に利用しているデザイナーもいます)。 しかし、AIや機械学習の時代において、人間の特性を理解することはあらゆる分野で役に立つので、この法則のことを知っておいて損はないでしょう。 今回は
人間が脳の処理の負担を減らすように対象をグループ化して知覚する法則です。群化と言います。 この法則は画面設計に応用すると、わかりやすさに寄与します。 プレグナンツの法則にはいくつかの要因があります。 (1)近接の要因近くにあるものは関連付いて見えます。二個の円がセットになって見えます。 (2)類同の要因同じような形、色、大きさは関連付いて見えます。黒ベタの円と白抜きの円が対になって見えると思います。 (3)閉合の要因枠でくくられていたりするものは関連付いて見えます。三つの[ ]があるように見えませんか。][の方が距離が近いですが、三つの[]に見えてしまうので(1)近接の要因よりも強いのかもしれません。置き方の影響もあると思いますが… (4)良い連続の要因連続性の強い方がまとまって見えます。二本の直線が交差している様に見えると思います。 (5)良い形の要因単純、対象、完結、規則性を持つ形はま
「即戦力レベルのwebデザイナーが最低限持っている知識を1カ月で身に付ける」ということを目的としたドリルを作りましたので、皆様に公開します。 ダウンロード[PDF/PSD/XD](92MB) 本ドリルは、約140ページの参考書兼問題集になっています。まずは出題される問題を解き、その上で解説を読んで理解し、再度問題を解きなおすのが基本的な流れです。 内容は、私たちが未経験デザイナーの採用を進める中で、「こういう知識は早い段階で身に付けておいてほしいよね」という知識をまとめました。また演習用のPSD/XDファイルもドリルに含まれています。 身に付くのはあくまで「即戦力クラスの知識」であって、「即戦力」になれるわけではありません。デザインには、非言語・非定型なスキル領域も多々あるため、座学だけで即戦力にはなりません。しかしそれでも、ベースとなる知識は絶対に必要ですし、それを指南する参考書は、的を
こんにちは、キッズリー開発グループ サーバサイドエンジニアの @t_uyama です。 本記事では、ローンチから三年間運用されているwebサービスにFLOCSSを導入して既存のCSSをリファクタリングしたという事例をご紹介します。また、各人で解釈が分かれがちなFLOCSSのレイヤ分けの一例と、FLOCSS導入後のCSSの開発体制についても併せてご紹介します。 FLOCSSとは? CSSを書く際のファイル構成や命名規則などを取り決めたルールの1つです。CSSの命名規則というとBEM、OOCSS ( Object Oriented CSS )、といったものが有名なところして挙げられますが、FLOCSSはこれらの良いところを組み合わせたものとなります。Foundation Layout Objectと役割ごとにレイヤ(層)が分かれているのが特徴です。これにより、CSSコードの再利用・拡張がしやす
みなさまにご利用いただいて、メルカリは6年目を迎えました。 創業以来、世界的なマーケットプレイスの実現を掲げ、フリマアプリ「メルカリ」の地道なアップデートを続けています。 もっとシームレスに、便利に、快適に。今までよりもなめらかな生活の後押しをするプラットフォームを目指し、メルカリは、これまでのメルカリを超え続けていきます。 そんな未来への強い意志を込めて、ロゴの変更を行いました。よりシンプルで、フレンドリーな新しいロゴでお目にかかれることを楽しみにしています。新しいメルカリは、あなたの生活とともに。 これまでの、「箱から飛び出すワクワク」というアイデンティティを残しながら、要素を少なくしていくことで、より洗練されたロゴマークに仕上げ、メルカリの目指すオープンでフェアなマーケットを表現しています。実際に作ったプロトタイプは数百種類。試行錯誤を重ねて新しいロゴマークを決定しました。
経済産業省の「デザイン経営」宣言(2018年)より26年前に、デザインの重要性を説いている紺野先生著書の「デザイン・マネジメント」という本があるのを教えて頂きました。教えて頂いたのはDONGURIのミナベさんで、既にこの本は絶版ということで貸して頂けました。(中古で9千円〜1万円程度します。。。その後タイミング良くもう少し安価に中古で手に入れました!) 26年前というと1992年で、バルセロナオリンピックで岩崎恭子さんが14歳で金メダル、スーパーマリオカート発売、幽遊白書のアニメがスタート、紅の豚が公開、日本でインターネットの商用化が始まる、そんな年です。 この時代のデザイン関連のできごとを調べてみると、1989年に通産省(現在の経済産業省)がデザインイヤーを提唱し、名古屋市が“世界デザイン会議ICSID’89名古屋”を開催しています。この時、既に「デザイン経営」宣言と同じようにデザインの
Featured image: Business vector created by Freepik UXエンジニアという言葉を聞いたことがありますでしょうか。 私もここ数年で聞くようになった言葉です。UXエンジニアという仕事はまだ生まれたばかりで、定義が曖昧ですが、私は一言で言えば「UXデザインをする、もしくはその工程に関わるエンジニア」のことだと考えています。最近クックパッドさんでもUXエンジニアを採用しており、「UXエンジニア」って何する人? クックパッド流・開発力を高めるDesignOpsの進め方は私の印象に残っている記事の一つです。 グッドパッチがチーム全員でデザインをしているように、UXデザインはデザイナーだけの仕事ではありません。例えばUIデザインがよくてもページの読み込みが遅いとユーザーの体験は悪くなってしまいます。その他にもエラーメッセージの言葉や見せ方、フォームのバリデ
JerryはUXPinのコンテンツストラテジストです。過去に、Braftonでのクライアント向けのコンテンツ戦略、広告代理店のDBB San Franciscoでの経験があります。 今年も半分以上過ぎましたが、2018年はすでにWebデザインにとって特筆すべき年となっています。ここ数年におけるデザインの進化が実を結びつつあり、それはデザインシステムやタクタイルデザイン(Tactile Design)といったトレンド、レトロスタイルの復興といった楽しく精力的なスタイルから見てとれるでしょう。Webデザインで何が起きていて、将来どのようになるのかを熟慮することが、これまで以上に必要不可欠となっています。 この記事では、2018年のもっとも影響力のある6つのWebデザイントレンドを取りあげます。1つ目は、新しくデザインの必需品になりつつあるトレンドです。 1. コンポーネントベースのデザインシス
「Designship 2024」は、2024年10月12日・10月13日に開催されます。様々な業界における一流デザイナーが集結し、それぞれの叡智や想いを爆発させる日本最大級のデザインカンファレンスをお楽しみに。
2017年10月マルマン株式会社さんより、「図案スケッチブックの60周年ロゴ」のご依頼いただきました。私はこれまでマルマンさんのスケッチブックやノートをたくさん使ってデザインしてきましたので、大変うれしいお声がけでした。 ■ご依頼内容と完成したデザインメールを頂いてから数日後、中野坂上にあるマルマンさんの本社に打ち合わせに伺いました。そして、周年ロゴを作る目的として、 ・60周年を迎えたことを往年のファンに伝える。 ・新しいユーザー層に図案スケッチブックを知ってもらう。 ・スケッチブック表紙に60周年ロゴを表示し、記念商品として発売する。という点をご共有頂きました。 ワクワクしながらデザインをスタートし、さまざまな検討経て完成したのがこちらです。 この写真を見ると、今までと変わらない図案スケッチブックのデザインに、「Sketch Book」と似た文字で「60th」と載せただけに見えるかもし
ブランドをデザインする|ブランディングデザイン本おすすめ書籍 このページに辿り着いたあなたなら、何らかの理由で「ブランディングデザインやロゴデザインが学べるおすすめの本」を探していることだろう。 このブログ「Mission Driven Brand」は、ブランディングやマーケティングにおける「できない、わからない」の解決を目指しているブログだ。 今回は、ブランディングの成果を生み出す上で欠かすことのできない「ブランディングデザイン」や「ロゴデザイン」を学ぶ上で有用は書籍を紹介しよう。 もしあなたがマーケティング担当者ならデザインに対して「自分は門外漢だからよくわからない。」と考えてはいないだろうか? あるいはあなたがデザイナーなら「どうすれば、もっと自分のデザインを評価してもらえるのだろうか?」と悩んだことがあるはずだ。 今回の記事では「デザインに対して気後れしているマーケティング担当者」
2018-03-09非デザイナーのための「ブランド再入門」こんにちは。開発本部の医療メディアチームでデザインをしている波切です。 メドレー開発本部で行われている勉強会「TechLunch」で、デザイナー以外の方も知っておいて損はない「ブランドとは?」というお話をさせていただきました。多くの方が何となく知っていることも多いかもしれませんが、再入門的に参考にしていただけると嬉しいです。 背景メドレーでは時期を問わずプロダクトの在り方について常日頃から様々な場面で議論がなされています。 こういった議論の中でブランドとしてどのように見せられるのが良いだろうか、といった検討をすることも多々あり、改めてブランドについて学び直したいと思ったのが今回のきっかけになります。 TechLunch ではエンジニア・デザイナー・ディレクター・医師(!)と様々な職種の人が参加しています。 この時代では当たり前かもし
CAMはエンタメコンテンツ、ビジネスバラエティメディア、ライフスタイルメディアを主軸に30以上のサービスを展開しています。エンタメコンテンツの分野では、国内外で圧倒的人気を誇るアーティストやアイドルグループとのパートナーシップを結び、オフィシャルファンサイトや動画関連サービスを運営しています。
なんかすごい思い付きで www.adventar.org に参加してみたんですけども。 気づいたらいつの間にか自分の日になっていて面倒くさくなってきて激しく後悔したびっくりしたという。 ぼくはWebディレクターでありデザイナーさんではないし、すてきデザインができるようなビジュアルセンスのようなものは、誠に残念ながら母上から授けられずにこの世に生を受けているものですから、"いわゆる"デザインはやらないんですが、その前の画面設計についてはワイヤーフレームなるものでいっつもやっておりますので、その観点からなんか書きましょうとそういうことですお母様(謎) そんなわけで、うぇぶぎょうかいのむめいでぃれくたーのお時間です。 Webディレクターとしてはえーと、もうすぐ丸12年になります。そうするとまあ、たぶん数千ページは「ワイヤーフレーム」をつくってきたんじゃないかと思います。正確な数字はわかんないです
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く