答えから書くと、Suicaは改札のタッチ部分から電気をもらって動いています。 しかし、電気が直接飛んできているわけではありません。タッチ部分は「磁気」を出しているのです(この磁気、有効範囲は半径10センチほどとのこと。「タッチ」が有効な範囲に磁界がある、と考えていいでしょう)。 カードはこの磁気から電気を生み出しているのです。それも、学校で習った仕組みを使って。 これが原理だ! ファラデーの法則 使う科学は「ファラデーの法則」。 簡単にいえば、「コイルの中の磁界を変化させると、コイルに起電力が発生する」というもの。ここでは「変化する磁界から電流を生み出せる」と言い換えましょうか。 改札タッチタイプのICカードの中にはコイルが入っており、変化する磁界に応じて起電力を発します。この電力を使ってSuicaは通信部と情報をやりとりするのです。電池切れの心配はありません。 こんなところにもファラデー