日本人男性の多くが悩むAGA(男性型脱毛症)は進行性の脱毛症であり、自然治癒することはありません。しかしながら、病院で適切な治療を受けることで、大半の方にはよい効果が現れ、実際に精神的な苦悩から解放される方も多いと、脱毛症外来を担当されている浜松医科大学 皮膚科学講座 准教授の伊藤 泰介(いとう たいすけ)先生はおっしゃいます。 本記事では、AGAの治療に使われる薬剤の効果や副作用、通院頻度や年間にかかる費用の目安について、伊藤先生に解説していただきました。 AGA治療に用いる薬剤とは? フィナステリド、ミノキシジル、そしてデュタステリド AGAの治療には、現在次の薬剤が使われています。 フィナステリド……2型5α‐リダクターゼを阻害する効果のある内服薬。2016年現在世界60か国以上で承認されています。 ミノキシジル……血管拡張作用や皮膚の線維化抑制効果のある外用薬。第一類医薬品であり、
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