21日深夜にジャイアントパンダ2頭が到着した上野動物園(東京都台東区)には、一夜明けた22日朝、幼稚園児らが多数訪れた。 2頭の姿はまだ見られないが、来月下旬の一般公開に向けて準備中のパンダ舎を見た入場者から歓声が上がるなど、歓迎ムードに包まれた。 オスの比力(ビーリー)とメスの仙女(シィエンニュ)(いずれも中国名、5歳)は、到着してすぐにパンダ舎での生活を始めた。22日午前の同園側の説明によると、比力は環境の変化に戸惑っているとみられ、落ち着かない様子で舎内を歩き回り、一睡もしなかった。仙女は10キロ余りの日本産の竹をほぼ完食し、熟睡したという。 同園では午前9時半の開園前から30人近くの来園者が列を作った。中にはもう2頭が公開されたと勘違いした人もいて、「まだ公開前なのにパンダ人気はすごい」と入場担当者を驚かせた。数百人の幼稚園児や家族連れなどが続々と入場、準備中のパンダ舎の前で記念撮