報道各社の世論調査で、野田佳彦内閣の支持率が「危険水域」とされる2割台から1割台に突入した。今月初めに行った内閣改造の効果はゼロといえ、政権末期色が広まっている。一方、週刊朝日とのバトルに完勝した大阪府の橋下徹市長だが、代表を務める「日本維新の会(維新)」の政党支持率は約2%と、こちらも厳しい現実を突き付けられている。 朝日新聞が22日報じた世論調査で、野田内閣の支持率は18%(前回比5ポイント減)で、不支持率は59%(同3ポイント増)。NNN(日本テレビ系)が21日放送した調査では、支持率20・8%(同7ポイント減)、不支持率61・7%(同5・3ポイント増)。両調査ともに内閣支持率は過去最低だった。 二大政党の政党支持率は、朝日が、民主党11%(同3ポイント減)、自民党26%(同5ポイント増)。NNNが、民主党14%(同3・6ポイント減)、自民党29・3%(同4・1ポイント減)。