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何らかの数値を見て、なにがしかの参考にする。これは誰しもが日常行っている事と思います。例えば、暖房をつけている部屋で温度計を見たら25℃を指し示していました。ああ、暑いと思ったら・・・そうして設定温度を下げるなり暖房を止めるなりの行動を行うわけです。 この場合の数値は計量や計測を行って得られた数の事です。数値の意味がわかるというのは、計算なり計測なりを行って得られた数値の持つ意味を理解し、適切に利用できるようになる状態と考えられるでしょう。 ■意味を見出すのは難しい しかし、日常目にする数値であっても、それが本当に意味するところを理解するのって難しいんじゃないかなぁと思います。と謂うより、自分には理解できていない事が多いです。これらの数値をキチンと理解し、妥当な判断を下せるようになるのは容易な事じゃあない*1と思います。日常使用している数値についても意外と誤解しているところがあるかも知れま
一部農作物から食品衛生法の暫定基準値を超える放射性物質が検出された事を受けて、3月21日に対象となる県の農畜産物について、出荷制限の指示が行われました。その内容は基準値を超えていない農産物も含まれているモノでした。この処置は、基準を超えた、若しくはそのおそれのある食品が市場に流通させない事で、安心して消費者に購入して頂けるように、という意図であると考えられます。 ■消費者は安心して購入しているか 暫定基準値を超える野菜があったとはいえ、全ての野菜で超えているわけでもなく、ハウス栽培のモノであれば放射性物質の付着はより少ないと考えられます。更に、基準値を超えて付着している野菜を食べたとしても、すぐさま健康に影響が出るようなものでもありません。 要するに、国は十分な処置を講じたわけですから、消費者がお店で野菜などを購入するときに改めて注意する必要はないと謂う事ですね。ところが、それで一安心、と
朝日新聞社が運営するニュースサイト WEBRONZAにホメオパシーが注意欠陥・多動性障害(ADHD)に有効であるとする研究を紹介しホメオパシーを肯定的に扱った記事が掲載されたのは昨年の12月13日だった。その後、twitterで批判的な議論がなされ*1、当ブログでは具体的に不備を指摘するエントリーを掲載した。その要約は以下の通りである。 実験の対象になったADHDの被験者62人は事前の非二重盲検試験でホメオパシーが「効く」ことが確認済みの人で、予め「効かなかった」人は除外されている。しかし、そのことは問題のWEBRONZAの記事には書かれていない。*2 論文では二重盲検の結果、ホメオパシーの効果に肯定的な結果を得ているが、その効果の程度は非二重盲検と比べてわずかだったと解釈されている。にも関わらずWEBRONZAでは二重盲検試験の結果、「ホメオパシー薬が症状のいくつかを顕著に改善させた」と
このサイトは消費者庁の栄養成分表示検討会に関連する話題を整理・検討するためのものです。 消費者庁の栄養成分表示検討会サイト http://www.caa.go.jp/foods/index9.html 検討会は半年ほどで意見をまとめる予定になっており、時間がないなかで重要なことをもれなく議論する必要があります。メディア報道が特定の先入観に基づいて偏っていること、パブコメでは時間的に間に合わないことなどから、消費者を含めた関係者の方々にできるだけ正確な論点を提示することと幅広い意見を聞きたいということから、私(uneyama)個人の立場で開設しています。 なおohira-yさんとdoramaoさんにお手伝いしてもらっています。 書こうと思っていたところにPfさんのコメントを頂きました。 ほんとうに、メディア報道による間違った先入観で見ていた方も多かったのではないかと思います。 でも、報告書や
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