12月6日、ユーロ圏の中央銀行当局者によると、中銀当局は金融システムへのショックがユーロ圏分裂につながる事態を想定、そのような場合は域内のシステム保護を優先課題と認識している。フランクフルトのECB本部で6日撮影(2011年 ロイター/Ralph Orlowski) [フランクフルト 6日 ロイター] ユーロ圏の中央銀行当局者によると、中銀当局は金融システムへのショックがユーロ圏分裂につながる事態を想定、そのような場合は域内のシステム保護を優先課題と認識している。
[書評]知はいかにして「再発明」されたか―アレクサンドリア図書館からインターネットまで(イアン・F・マクニーリー、ライザ・ウルヴァートン) 思想や知識について現代日本人の私たちは、定式として扱いがちだ。例えば、リベラリズムなど何々イズム。あるいは概念。例えば、一般意志、絶対精神といったもの。そしてそれをつい思想家または思想家の系譜として考えてしまう。リベラリズムなら、ジョン・ロックやジョン・スチュアート・ミルなど。概念についてはそれを生み出した思想家としてルソーやヘーゲルといったふうに。その配列や一覧表が思想史や思想と呼ばれてしまい、あたかも現代社会に生きて知を営むありかたが、その帰結であるように考えてしまうことがある。 だが思想や知識というものは社会への機能からすれば、それらを枠付ける、知の制度にこそ重要な意味を持つのではないか。別の言い方をすれば、リベラリズム、一般意志、絶対精神といっ
先週「大阪W選挙」で圧勝した橋下前大阪府知事の政治手法は、「ポピュリズム」と称されることが多い。「ポピュリズム」は政治学者による研究の蓄積はあるようだが*1、政治学の教科書や事典でも物によっては項目がなく、一般には「有権者をバカにした人気取り政治」という否定的な意味合いがあるので、個人的にはこの言葉をほとんど使わないようにしている。しかし「橋下人気」の盛り上がりで、「ポピュリズム」の言葉をあちこちで目にするようになるにつれて、「ポピュリズム」と名指される事態が何であるのかについてあらためて気になったので、ここで簡単に触れてみたい。 「ポピュリズム」は、れっきとした民主主義をめぐる概念の一つである。たとえば、民主主義の考え方は、大きく二つに分けることができる。一つは、様々な利害や価値観をもった個人や集団の間の対立や話し合い妥協のプロセスであると考えるものと、もう一つは住民や国民全体が共有する
民主党の組織と政策 作者: 上神貴佳/堤英敬出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2011/09/02メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 66回この商品を含むブログ (18件) を見る 今夏、書籍としてはほぼ初と言っていい、民主党についての実証的研究が出版された。若手の研究者を中心とする本書では、民主党の特徴を予め(1)理念や政策の曖昧さ、(2)政権獲得の追求、(3)組織戦略の不明確性の3つに見定めた上で、その曖昧な組織と政策についての分析を行っている。 1章では、地方議会における民主党所属議員の議席割合が自民・公明・共産各党などと比較して低水準であり続けていることや、党員・サポーター数が自民党の3分の1程度に留まっていることなどから、民主党の地方組織の脆弱さが示される。これは、国会議員を中心として結成されたため、院外の社会的基盤を欠いている同党の性格を現わすものとされる。
アメリカ人「英語の筆記体ってどこで使うの?習ったけど一度も使ったことない」 日本の英語教育は中学校から必修、学校によっては小学校から始めるところも増えてきました。 アルファベットを習う際に、ブロック体(活字体)の他に、筆記体を学習しますが、英語圏の国でも使っているところとないところがあるようです。 あるアメリカ人が「学校で教わったけど一度も使ったことがない、地域や国によって、習ったり使ったりは違うのだろうか」と掲示板に質問し、さまざまな回答が寄せられていました。 海外掲示板に、以下のような質問が投稿されました。 「自分は29歳のアメリカ人だけど、学校で筆記体というのを教えられ、書くように指導されたが、それ以外で一度だって使ったことがない。地域や年齢もあると思うけど、実際のところどうなのか教えてもらえないだろうか」 ※ちなみに、筆記体のことをアメリカでは"Cursive Writing"、イ
物質を構成する素粒子に質量を与えたとされる未知の粒子「ヒッグス粒子」を見つけた可能性が高まり、ジュネーブ郊外にある欧州合同原子核研究機関(CERN)は13日、緊急の記者会見を開く。 「神の粒子」とも呼ばれるヒッグス粒子は、現代物理学の基礎である標準理論を説明する粒子の一つで、世界の物理学者が40年以上探索を続けてきた。存在が確認されれば世紀の大発見となる。 発表するのは、日本の研究者も数多く参加するCERNの「ATLAS」実験チームと、欧米中心の「CMS」実験チーム。いずれもCERNの「大型ハドロン衝突型加速器(LHC)」という実験装置を使って、陽子と陽子を高速で衝突させ、そこから出てくる粒子をそれぞれ分析した。 その結果、今年10月末までの両方の実験データの中に、ヒッグス粒子の存在を示すとみられるデータがあることが分かった。8月までのデータでは、存在する確率が95%以下しかなく、データの
政府は、東京電力に少なくとも総額1兆円規模の公的資本を注入する方向で調整に入った。福島第1原発の事故対応費用の増加などで、13年3月期に東電が債務超過に陥る可能性が高まっているため。来年6月の定時株主総会で新株を発行する枠である株式授権枠の大幅拡大について承認を得た上で、原子力損害賠償支援機構が東電の新株(優先株)を引き受ける形で来夏の実施を目指す。勝俣恒久会長ら東電の現経営陣の大半を退陣させ、東電の一時、実質国有化に踏み切る構えだ。 野田政権は藤村修官房長官が座長を務める「電力改革及び東京電力に関する閣僚会合」などで東電の経営形態について議論しており、年明けにも公的資本注入の方針を示す考え。東電側は原発の早期再稼働と電気料金の大幅値上げを強く求めているが、政府は「消費税率引き上げの議論もあり、国民の理解を得るのは容易ではない」と判断。電力の安定供給確保の観点から、東電を法的整理には追い込
ますむらひろしならではのネコキャラクターがいい味を出しています! - (C)2012「グスコーブドリ製作委員会/ますむらひろし 宮沢賢治の童話を原作にしたアニメーション映画『グスコーブドリの伝記』が来年夏に全国公開されることが明らかになった。1920年代の冷害に見舞われた東北の森を舞台にした原作は今回で2度目のアニメ映画化となるが、今回の作品では東日本大震災に襲われた現在の日本へのメッセージを込めた作品になるという。監督を務めるのは、『銀河鉄道の夜』『あらしのよるに』の杉井ギサブロー。キャラクター原案は漫画家のますむらひろしが務めており、解禁されたビジュアルではますむらのマンガ版に従い、キャラクターがネコになっていることが確認できる。 宮沢賢治の原作は、1920年代の東北の森を舞台に、イーハトーブ森の木こりの息子として温かい家族に囲まれて成長しながらも冷害で家族を亡くしてしまった青年グスコ
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