民主党の組織と政策 - on the ground

民主党の組織と政策 作者: 上神貴佳／堤英敬出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2011/09/02メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 66回この商品を含むブログ (18件) を見る 今夏、書籍としてはほぼ初と言っていい、民主党についての実証的研究が出版された。若手の研究者を中心とする本書では、民主党の特徴を予め（1）理念や政策の曖昧さ、（2）政権獲得の追求、（3）組織戦略の不明確性の3つに見定めた上で、その曖昧な組織と政策についての分析を行っている。 1章では、地方議会における民主党所属議員の議席割合が自民・公明・共産各党などと比較して低水準であり続けていることや、党員・サポーター数が自民党の3分の1程度に留まっていることなどから、民主党の地方組織の脆弱さが示される。これは、国会議員を中心として結成されたため、院外の社会的基盤を欠いている同党の性格を現わすものとされる。

[haruhiwai18]

"個別の異なる利害を糾合するポピュリズムがあくまでも疑似普遍主義にしかならないことを思えば、普遍主義的な負担と分配への支持不拡大も理解可能"　→利害調整をすっ飛ばすとロクなことにならない例。 http://p.tl/5dPK

[hatoken]

「共通する敵を名指すことによって個別的な利害を糾合するポピュリズムが民主党政権として一度成功したとすれば(以下略)」正に小泉氏以降の政治、自民党が支持を失った理由の一つ。政治のデフレスパイラルw

[gruza03]

既存の利益誘導政治に対する様々な不満は、異なる形の利益誘導（エコヒイキ）への欲求であることが多いのである。

[maturi]

”個別の異なる利害を糾合するポピュリズムがあくまでも疑似普遍主義にしかならない”共通する敵を名指すことによって個別的な利害を糾合するポピュリズムが民主党政権として一度成功したとすれば”絶望

[yasudayasu]

既存の利益誘導政治に対する様々な不満は、異なる形の利益誘導（エコヒイキ）への欲求であることが多いのである。

[inukorori]

ほう

[call_me_nots]

これは読みたい

[bt-shouichi]

上神貴佳／堤英敬(編)『民主党の組織と政策――結党から政権交代まで』東洋経済新報社、2011年

[biconcave]

お高くお堅い本ですがこないだついに買ってしまいましたよ／てゆーか民主党に関する「まともな」本は本当に少ない、少なすぎる