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ブックマーク / umedamochio.hatenadiary.org (12)

  • 「しないことリスト」で考えてほしいこと - My Life Between Silicon Valley and Japan

    日経ビジネス・アソシエ2月19日号は、「できる人の「しないことリスト」」という特集だ。僕も常々「やめることを決める」大切さを主張しているので、興味を持って読んでみたのだが、非常に面白い発見をしたので、ここでご報告しておこう。 松大(マネックス・ビーンズCEO)と川裕子(早稲田大学教授)の「しないことリスト」を比べることで考えよう。 まず松の「しないことリスト」は、 (1) よく分からない人とはつき合わない。 (2) 苦手な人とは事しない。 (3) 中華料理べない。 (4) 風邪薬を飲まない。 (5) 大切なことを夜に判断しない。 (6) 悩みすぎない。 である。 では川の「しないことリスト」はどうか。 (1) 夜の宴席には出席しない。 (2) ショッピングで迷わない。 (3) 表裏を作らない。 (4) テレビは見ない。 である。 こういう特集を一生懸命読む人は、「しないこと」

    「しないことリスト」で考えてほしいこと - My Life Between Silicon Valley and Japan
    koutaki
    koutaki 2008/02/13
    確かに、「悩みすぎない」って曖昧なルールを決めたって、「今悩みすぎてないか?」っていう別の判断の余地を生み出すだけだからなあ(経験有)。ルールがやること・考えることを増やすのでは本末転倒。
  • こんな不思議なことがあるんだ・・・・・ - My Life Between Silicon Valley and Japan

    から帰国する飛行機の中で読んだ「将棋世界」2月号は充実の内容であった(片上五段のブログによると3月号も充実とのこと、楽しみ)。 しかし驚いたのが、55歳という若さで先ごろ逝去された真部八段(逝去後に贈九段)の絶局を巡る不思議な物語である。 この「将棋世界」2月号は、真部追悼特集になっており、多くの棋士が亡き真部を惜しみ、良い文章を寄せているが、いくつかの文章の内容を紐解いていくと、じつに不思議な物語が浮かびあがってくるのだ。 棋譜をあえて使わずに、この不思議な物語を追いかけてみたい。 話は、絶局となった昨年10月30日のC級2組順位戦に遡る。真部は最年少棋士の豊島四段(1990年生まれ)と対戦。午前11時58分。わずか33手。まだ戦いが始まる前に投了してしまった。あまりに体調が悪かったため、自分の手番で負けを宣言したのである。そして真部はそのまま入院し、11月24日、還らぬ人となった。

    こんな不思議なことがあるんだ・・・・・ - My Life Between Silicon Valley and Japan
    koutaki
    koutaki 2008/02/08
  • 今日の短編(15) レイモンド・カーヴァー「愛について語るときに我々の語ること」 - My Life Between Silicon Valley and Japan

    構想に一年ほど時間をかけ、この三ヶ月はそれだけに集中して没頭していた大きな仕事が終わった。あとは微調整だけだ。なんか終わったら世界の色が違って見える。ずっと頭の中が泥の海を這いずり回っていたからだろう。 この「短編小説」というカテゴリーは、短編小説なら毎日一編ずつ読めるだろうという思いつきから始めてはみたものの長続きしない(始めるのはいつも夏だ)が、今日からはいつまで続くだろう。 レイモンド・カーヴァー「愛について語るときに我々の語ること(What We Talk about When We Talk about Love.)」。 四人の男女(三十代から四十代)が台所でジントニックを飲みながら、それぞれの愛について語る。名優を集めたこの芝居を小劇場で見たら素晴らしそう。 愛について語るときに我々の語ること (村上春樹翻訳ライブラリー) 作者: レイモンドカーヴァー,Raymond Carv

    今日の短編(15) レイモンド・カーヴァー「愛について語るときに我々の語ること」 - My Life Between Silicon Valley and Japan
    koutaki
    koutaki 2007/07/06
  • 今日の短編(16) イーサン・ケイニン「アメリカン・ビューティ」 - My Life Between Silicon Valley and Japan

    映画とは無関係の作品。それぞれに問題を抱えた二十七歳の兄と十九歳の姉と暮らす十六歳のまともな僕。父親は失踪して不在。母親と、その家に入り浸る母の友達を加えた、五人の緊張感に満ちた日常が淡々と描かれる。 兄貴は僕に、すごく大事なことをお前に教えてやろうと言った。「でもすんなりそのまま教えるのはよす。ふだんの話のなかに盛り込むことにする。この夏のあいだに、いつか言うからな。」 家を出ていくことになった兄が僕に言う「すごく大事なこと」とは何か。少年小説を読むと、いつもせつなくなる。 Don't worry boys―現代アメリカ少年小説集 作者: 柴田元幸出版社/メーカー: 大和書房発売日: 1994/09メディア: 単行購入: 2人 クリック: 14回この商品を含むブログ (2件) を見る

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    koutaki
    koutaki 2007/07/06
  • My Life Between Silicon Valley and Japan - チャンドラーと村上春樹、書くこと

    「ロング・グッドバイ」(早川書房)に、村上春樹が長大な「訳者あとがき」を書いている。その中でチャンドラーの手紙を引用し、書くことについてこう述べている。 うまく文章を書くことは、彼にとっての重要なモラルだった。彼はある手紙の中にこのように書き記している。 「私は思うのですが、生命を有している文章は、だいたいはみぞおちで書かれています。文章を書くことは疲労をもたらし、体力を消耗させるかもしれないという意味あいにおいて激しい労働ですが、意識の尽力という意味あいでは、とても労働とは言えません。作家を職業とするものにとって重要なのは、少なくとも一日に四時間くらいは、書くことのほか何もしないという時間を設定することです。べつに書かなくてもいいのです。もし書く気が起きなかったら、むりに書こうとする必要はありません。窓から外をぼんやり眺めても、逆立ちをしても、床をごろごろのたうちまわってもかまいません。

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    koutaki
    koutaki 2007/04/09
  • My Life Between Silicon Valley and Japan:ハルキ・ムラカミと言葉の音楽

    ジェイ・ルービンの「ハルキ・ムラカミと言葉の音楽」が面白かった。 村上春樹は長い海外生活のあいだ、米国の大学で自著に関する講演や質疑をかなりこなし、海外のジャーナリストからの取材もけっこう受けていて、そういう英語をソースとする内容がいろいろと盛り込まれて新鮮だったこと。きわめて網羅的研究書でありながら(514もの注がつくアメリカの学者のらしい)、全編が作品に対する愛情であふれていること。日だとあんまり出てこない陽子夫人についての言及がかなり多いこと。「春樹と陽子は・・・」みたいに。村上春樹の小説の翻訳者である著者(ジェイ・ルービン)との間の私信やインタビューも情報ソースになっていること。各章の初めに、村上春樹の時代時代での著作が、どういう場所でどういう状況下で書かれたかが丁寧に書かれていること。この自体の翻訳が読みやすいこと。 ハルキ・ムラカミと言葉の音楽 作者: ジェイ・ルー

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    koutaki
    koutaki 2006/11/07
  • 俺たちはグーグルだ、訴えてみろ - My Life Between Silicon Valley and Japan

    New York Timesの「We’re Google. So Sue Us.」(俺たちはグーグルだ、訴えてみろ)という記事がけっこう面白い。あと数日は、NYTサイトで無償で読めるはず。 http://www.nytimes.com/2006/10/23/technology/23google.html?ref=technology グーグルが中途半端な決心で「地球上の情報を整理し尽くす」と言っているのではないことは、いろいろなところでくどいほどに書き続けてきた。YouTube買収で訴訟リスクが云々という評論もあるが、グーグルはそんなことは百も承知の上でYouTubeを買収した。グーグルは「情報の世界」をゼロから作り直そうとしているのであるから、既存の社会の枠組みに触れて軋轢を起こすに決まっている。もうすでにさまざまな訴訟を受けて立っている。 A group of authors and

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  • My Life Between Silicon Valley and Japan - UCバークレイの授業が無料でGoogle Videoに!!!

    僕はこういうニュースを読むと無性に嬉しくなってしまうんだよなぁ。 「Go to UC for free, on Google Video BERKELEY CAMPUS SHARES 100 INTRODUCTORY COURSES」 http://www.siliconvalley.com/mld/siliconvalley/15629527.htm Google Videoのここ http://video.google.com/ucberkeley.html へ行ってみるといい。UCバークレイの授業やセミナーの動画に無料でアクセスできる。もっともっと増えてくればさらに素晴らしい。今でもたとえば、 http://video.google.com/videoplay?docid=7137075178977335350&q=owner%3Aucberkeley+is141 にいくと、グーグル

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  • Peer to Patent - My Life Between Silicon Valley and Japan

    グーグルで調べた限り、日ではあんまり紹介されていないようなので、米国で進行中の「特許審査プロセスをオープン化するプロジェクト: Peer to Patent」について、簡単に紹介しておく。 提唱者はBeth Noveck。New York Law SchoolのAssociate Professor。 http://www.nyls.edu/pages/591.asp 去年の7月、Wired Newsで紹介された。「Web Could Unclog Patent Backlog」 http://www.wired.com/news/technology/0,68186-0.html In a bid to shake up the beleaguered American patent system, a law professor has crafted a proposal that

    Peer to Patent - My Life Between Silicon Valley and Japan
    koutaki
    koutaki 2006/08/21
    これは注目せんと
  • 講義には生命感が求められている - My Life Between Silicon Valley and Japan

    “ことば”の仕事 作者: 仲俣暁生,大野純一出版社/メーカー: 原書房発売日: 2006/05メディア: 単行購入: 1人 クリック: 56回この商品を含むブログ (43件) を見る小熊英二インタビュー 何年間か教えてきてわかったことは、とくに学部の一年生などは、必ずしも講義の内容を聞いているのではないということ。(中略) じゃあ何を求めて講義に来ているかというと、ちょっとうまく表現するのが難しいですが、教室という場で<何かが起きている>ことを期待している。教師の言っていることが完全にはわからなくても、何か新しいことが言われているらしいぞ、新しい考えがこの場では湧き出ているようだぞという印象、ある種の生命感みたいなものを求めているらしいですね。

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  • My Life Between Silicon Valley and Japan - 変化の国・アメリカ(トフラー「富の未来」が描くアメリカ)

    トフラー15年ぶりの大作「富の未来」(上・下)。 テーマが網羅的であるゆえ、要約が難しいだ。 だが逆にそれは、個々の読者が、その時点での自分の関心を再発見する「鏡」として利用できるタイプのだという意味でもある。 Revolutionary Wealth 作者: Alvin Toffler,Heidi Toffler,Kevin Gray,Laura Dean出版社/メーカー: Random House Audio発売日: 2006/04/25メディア: CD クリック: 8回この商品を含むブログ (1件) を見る そんな意味で、僕がたまたま面白いなと思ったのは、トフラーがアメリカについて書いている部分だった。僕は1991年末から92年末までサンフランシスコに住み(初めてのアメリカ生活)、その後2年間だけ東京に住み、94年にシリコンバレーに引っ越してきた。 だから、90年代以降(つまり3

    My Life Between Silicon Valley and Japan - 変化の国・アメリカ(トフラー「富の未来」が描くアメリカ)
    koutaki
    koutaki 2006/07/18
    「テーマが網羅的であるゆえ、要約が難しい本だ。だが逆にそれは、個々の読者が、その時点での自分の関心を再発見する「鏡」として利用できるタイプの本だという意味でもある。」
  • My Life Between Silicon Valley and Japan - 総表現社会と村上春樹の言葉

    柴田元幸著「翻訳教室」を読んでいたら、柴田教授の東大の授業に村上春樹が遊びにやってきたときの模様が収録されていた。「ウェブ進化論」で書いた「総表現社会」ということとの関連で、たいへん面白かった。 翻訳教室 作者: 柴田元幸出版社/メーカー: 新書館発売日: 2006/02/01メディア: 単行購入: 10人 クリック: 140回この商品を含むブログ (93件) を見る村上春樹は、真偽のほどはともかく、自作へのプロ(批評家・文芸評論家など)による評価・評論はいっさい読まないと公言している。それで柴田氏が、じゃあ「読者の声は聞かれますか?」と村上春樹に問うた。以下がそれへの村上の回答とさらに続く問答である。 村上 インターネットでウェブサイトをやっていたときは全部読みました。僕がそのとき思ったのは、一つひとつの意見は、あるいはまちがっているかもしれないし、偏見に満ちているかもしれないけど、全

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