9日付の中国紙、第一財経日報によると、中国の乳製品メーカー、聖元栄養食品が製造した粉ミルクを飲んだ女の赤ちゃんに胸が膨らむなどホルモン異常が見つかった。 中国では、2008年、有害物質メラミンによる粉ミルク汚染事件で多数の乳幼児に被害が出たが、同社は、製品にホルモン剤など違法な物質は添加していないとの声明を出し、因果関係を否定した。 ただ、乳牛に注射した催乳剤が残留していた可能性を示唆する専門家もいるという。 同紙によると、湖北省武漢市の生後4カ月の赤ちゃんは胸が膨らみ、女性ホルモンの数値が成人女性並みだった。 同様の症状を示した同市の生後15カ月の赤ちゃんの場合、医師の診断に基づいて粉ミルクをやめたところ、改善が見られた。(共同)