鉄道の電車は空中の架線から集電する。屋根の上に乗っている金属製のアームやフレームが「パンタグラフ」と呼ばれる集電装置だ。このパンタグラフを先頭車両、運転席頭上に装備している車両=通称「前パン」のファンがいる。一定数いる。西武鉄道と西武トラベルが撮影ツアーを企画した。 西武鉄道と西武トラベルは、2月11・12日に上石神井車両基地(東京都練馬区)にて2種類のツアーを開催する。西武鉄道の魅力を伝えたいという想いで、新宿線の乗務員が企画・運営を担当する。参加者を募集中だ。 そのひとつが「2000系前パンを撮ろう!」撮影会ツアーだ。前パンは関東の大手私鉄では珍しく、電気機関車のような重厚感で人気のある車両だ。2月11日には夜間の部も用意されている。展示される前パン車は2403号車・2409号車・2417号車・2419号車。2000系は数を減らしつつあるので初期型の4両並びは貴重な機会となるだろう。