タグ

ブックマーク / manba.co.jp (52)

  • あまり語られないタイプの漫画家による自伝漫画の面白さ—伊賀和洋『劇画の神様 さいとう・たかをと小池一夫の時代』 | マンバ通信

    世の中には漫画家の自伝的漫画というものが結構あります。以前にこの連載で紹介した矢口高雄『9で割れ!!』などもその一つですね。年、その系譜の中に新たな一作が生まれました。それが今回紹介する伊賀和洋『劇画の神様~さいとう・たかをと小池一夫の時代~』です。 『劇画の神様~さいとう・たかをと小池一夫の時代~』 伊賀和洋(旧ペンネームは一洋)……といっても、知らないという方も少なからずいるのではないかと思います。デビューしてから72歳の現在まで約50年ずっと現役であるにもかかわらず、Wikipediaにも項目立ってないですし、あまり語られない方です。 なんで語られないかといいますと、代表作は『男弐』『涙弾』(ともに原作:小池一夫)など……というので分かる人には分かると思いますが、小池一夫の会社であるスタジオ・シップに所属していた漫画家で、基的に原作ありの作画専門の人なんですね。漫画家の作家性みた

    あまり語られないタイプの漫画家による自伝漫画の面白さ—伊賀和洋『劇画の神様 さいとう・たかをと小池一夫の時代』 | マンバ通信
    kowyoshi
    kowyoshi 2024/06/13
    吉田豪もTwitterで触れてたルビ問題が…
  • 倉科遼+みね武『艶恋師』で「きぬた」が生み出すグルーヴ感 | マンバ通信

    今回紹介するのは、前回の『新やる気まんまん 警視庁SEX捜査官』の記事でも名前を少し出した、倉科遼+みね武『艶恋師(いろこいし)』です。連載は00年代後半の『漫画サンデー』。原作の倉科は『夜王』などの作品で知られる「ネオン漫画の帝王」、作画のみねは70年代から青年漫画で活躍しており、金と女が大好きで「糞蝿」と自認する(世の中の糞野郎どもにタカって生きているので)私立探偵を主人公としたバイオレンス・アクション『野獣警察』などで知られます(基的に作画専門の人なのであまり作家性とかが語られませんが)。 【極!合シリーズ】艶恋師シリーズ 作の主人公・神楽坂菊之介は、ポニーテールに着流し姿で花街・神楽坂を闊歩する男。芸者の私生児として産み落とされた後に母親が死亡し、この街の芸者たちの手で育てられたという生い立ちを持っています。 『艶恋師』シリーズ合版1巻16ページより で、この菊之介の表の顔

    倉科遼+みね武『艶恋師』で「きぬた」が生み出すグルーヴ感 | マンバ通信
    kowyoshi
    kowyoshi 2024/01/27
    きぬた歯科とコラボしてほしかった
  • セックスは犯罪の道具じゃねえ!! セックスファイトで勝負だ!! 24年の初笑いは霧隠サブロー『新やる気まんまん

    セックスは犯罪の道具じゃねえ!! セックスファイトで勝負だ!! 24年の初笑いは霧隠サブロー『新やる気まんまん 警視庁SEX捜査官』で決まり! かつて『やる気まんまん』(牛次郎+横山まさみち。途中から横山単独クレジットで『それいけ!!大将』にタイトル変更)という漫画がありました。77年から横山が死去する03年まで『日刊ゲンダイ』に長期連載されていた艶笑作品です。 ストーリーは、精力増強剤の老舗・四つ目屋舗の当主である主人公・泊蛮兵が、次々とセックスファイトで強敵を破り四つ目屋舗の信用を高めていくというもの。「セックスファイトって何だよ!」とみなさま思うかもしれませんが、作以外にも、みなさまご存知『男!日海』でも日海がアメリカのペニスキラー(ペニスキラー?)、ペニー・シャブリとセックスで戦う回がありますし、 『男!日海』9巻41ページより その他にも『艶恋師』(倉科遼+みね武)と

    セックスは犯罪の道具じゃねえ!! セックスファイトで勝負だ!! 24年の初笑いは霧隠サブロー『新やる気まんまん
    kowyoshi
    kowyoshi 2024/01/05
    発想がコロコロやボンボンなんよ>左右の金玉を打ち合わせることで超音波を発生させる荒業「ゴールデンソニック」(精六の精神と肉体に大きな負担をかける)
  • 麻雀勝負が聖と魔のハルマゲドンにまで発展する日本三大SF麻雀漫画の一角—志村裕次+みやぞえ郁雄『風の雀吾』 | マンバ通信

    麻雀漫画というジャンルの中には、SF要素を含んだものが少なからずあります(それこそ『咲-Saki-』とかだって「麻雀人口が1億人を突破した世界」という並行世界ものと言えんことはない)。その中でも、筆者が勝手に「三大SF麻雀漫画」と呼んでいる作品があります。一つは以前に記事を書いた『ナイトストーン 危険な扇動者』、一つは『トーキョーゲーム』(青山広美特集の記事とインタビューを参照)、そしてもう一つが、今回紹介する志村裕次+みやぞえ郁雄『真・麻雀伝説 風の雀吾』です。連載は徳間書店の『漫画タウン』(徳間書店)82〜83年。単行はグリーンアローコミックスから全2巻が出ており、今は電書もあります(紙のだと巻数表記がなくて「雷鳴編」「灼熱編」というどっちが1巻か分からない謎の仕様だったのが、電書版は巻数表記があって親切)。原作の志村は70〜80年代に麻雀漫画原作を書きまくった(読切数だとたぶん日

    麻雀勝負が聖と魔のハルマゲドンにまで発展する日本三大SF麻雀漫画の一角—志村裕次+みやぞえ郁雄『風の雀吾』 | マンバ通信
    kowyoshi
    kowyoshi 2023/12/28
    レビューがなんかコロコロのホビー漫画みたいw
  • 土山しげるの怪作『怒りのグルメ』を読んで「東京チカラめし」を偲ぼう | マンバ通信

    去る10月14日、11月4日で「東京チカラめし」東日唯一の店舗だった新鎌ヶ谷店が閉店し、残るは大阪橋店のみとなるというニュースがありました。チカラめしといえば、11年に登場するや翌年には100店舗を達成するなど牛丼界の風雲児となるも、「あそこマズくない?」「いや、最初はちゃんとしてたが急拡大にオペレーションが追っつかなくなったのだ」などといった議論を起こしつつあっという間に衰退、数年で店舗数は一桁にまで落ちると、22年には「東京」の名に反し都内から店舗がなくなってしまい、そしてついに東京どころか関東からもなくなってしまうという、入れ替わりの激しい外業界の中でもひときわ栄枯盛衰が目立ったチェーンでした。というわけで今回の紹介は、そんなチカラめし(が明らかにモデルの店)が連載第1話で取り上げられている時代の証人的漫画、土山しげる『怒りのグルメ』(連載時タイトル「噴飯男」)です。 『怒り

    土山しげるの怪作『怒りのグルメ』を読んで「東京チカラめし」を偲ぼう | マンバ通信
    kowyoshi
    kowyoshi 2023/11/09
    にょわ~
  • 青山広美インタビュー 後編 麻雀漫画史に残る大傑作『バード』、驚きの創作秘話! | マンバ通信

    前編はこちら 【『バード』創作秘話と『格闘太陽伝ガチ』】 ——『ダイヤモンド』が終わってから、麻雀漫画史に残る大傑作『バード-砂漠の勝負師-』ですが、企画が始まったのはどのようなきっかけだったのでしょうか。 『バード-砂漠の勝負師-』 青山 『ダイヤモンド』の終わりぐらいに「こういうの描きたい」と思って、簡単な企画書みたいなの書いたら、割とすぐに「やりましょう」と。 ——作最大のネタである「全自動卓天和」をやろうとなったきっかけなどはあるんでしょうか。 青山 これは流れですね。『バード』始まった時は、別に全自動卓天和ってのは考えてなかったんです。 ——ええーーーーっ!! そうなんですか!? 青山 考えてなかったです。描いてるうちに途中のセリフでポロっと「全自動卓で天和どうのこうの」みたいなのが出てきちゃったんで、これはもう天和やらなきゃいけないなと。6話目ぐらいになってから天和のネタ考え

    青山広美インタビュー 後編 麻雀漫画史に残る大傑作『バード』、驚きの創作秘話! | マンバ通信
    kowyoshi
    kowyoshi 2023/10/26
    読み応えあった。
  • 漫画史上最悪レベルで褒めるところがない主人公の活躍を見よ—梶原一騎+中野喜雄『人間兇器』 後編 | マンバ通信

    『人間兇器』の紹介、後編です(前編はこちら)。 アメリカに続きメキシコにもいられなくなった美影、腐敗した独裁国家ならなんとかなるやろ……と思って今度はバティスタ政権下のキューバに密入国するも、折悪しくカストロ&ゲバラによる革命闘争が始まり、さくっと革命軍に捕まります。共産思想とかにはこれっぽっちも興味がないが我が身は可愛い美影、同じ檻に入れられていた奴らが看守を買収して脱走を図っていることを密告し、速攻で革命軍のイヌに。 『人間兇器』合版3巻27ページより 密告が原因で処刑された人々を見ながら「これで間接的にもおれは大量の人間を殺した! おれって人間兇器に青春革命が起こるって予感がますますしてくるぜ!」などと謎の寝言(青春革命?)をのたまいつつ、革命軍のカラテ教師の座に収まりますが、女相手にいつもの残虐行為やってたのがゲバラの逆鱗に触れ50ページもしないうちにワアーッ。 『人間兇器』合

    漫画史上最悪レベルで褒めるところがない主人公の活躍を見よ—梶原一騎+中野喜雄『人間兇器』 後編 | マンバ通信
    kowyoshi
    kowyoshi 2023/09/19
    マンガ地獄変でその存在を知り、新宿地下の喫茶カトレア(が漫画喫茶と化してたとき)にて全巻読んで戦慄し…電子書籍化されたとき全巻買って…そして令和になってみんなに「見つかった」w
  • 漫画史上最悪レベルで褒めるところがない主人公の活躍を見よ—梶原一騎+中野喜雄『人間兇器』 前編 | マンバ通信

    漫画に限らずフィクションというものには、悪玉を主人公にした作品というものが少なからず存在します。そういった作品では、主人公に悲しき過去があったり、悪ならではの美学が存在したりして、悪とはいえ読者が応援したくなったり憧れたりするような何かが存在するのがセオリーでありましょう。ですが、今回紹介する梶原一騎+中野喜雄『人間兇器』の主人公・美影義人は一味違います。この男、当にいいところが何一つないんです。彼を象徴するコマを一つ引用しましょう。 『人間兇器』合版1巻767ページより 「おれは勝てそうな相手にゃすぐトサカにくるんだ!」ですよ。こんな情けないことを堂々と言える主人公はそうそういません。そして言葉だけではなく実際に、自分より弱い相手には暴虐の限りを尽くします。では自分より強い相手に対してはどう出るか。 『人間兇器』合版1巻682ページより ご覧の通り、すぐ土下座し、泣きわめき、命乞い

    漫画史上最悪レベルで褒めるところがない主人公の活躍を見よ—梶原一騎+中野喜雄『人間兇器』 前編 | マンバ通信
    kowyoshi
    kowyoshi 2023/09/13
    人間兇器大好き!クズ芸人たちも美影を見習おう(よせ)
  • 「博多通りもんのCMのおじいちゃん」によるドロドロの政界ピカレスク漫画——長谷川法世『荒涼たる野望』 | マンバ通信

    『荒涼たる野望』 「福岡の土産菓子」といえば、現代においていの一番に挙がるのは何と言っても「博多通りもん」であるかと思います。筆者の幼少期(筆者は両親ともに福岡県。ちなみに「林田」という名字はどこでもありそうに見えて長崎・熊を中心とした九州にかなり極端に偏在しているので、「林田さん」という人と知り合ったら「九州の方ですか?」と聞くと高確率で当たります)は二〇加煎とか鶴乃子とかひよ子とかが定番だったものですが、93年に登場してからは、すっかりこの菓子が福岡みやげのチャンピオンとなりました。実際美味い。筆者も福岡行った際の土産は基これ、ときどき鶏卵素麺(お菓子っぽくない名前だがポルトガルから伝来した由緒正しい南蛮菓子。小便チビリそうなくらい甘い。「日甘い菓子選手権」やったら相当上位に来ると思う)という感じです。 で、福岡の人であれば、一度は「傑作まんじゅう〜 博多!通りもん〜」というこ

    「博多通りもんのCMのおじいちゃん」によるドロドロの政界ピカレスク漫画——長谷川法世『荒涼たる野望』 | マンバ通信
    kowyoshi
    kowyoshi 2023/06/29
    読んでみたい
  • 『イブニング』の面白い2世漫画は『K2』だけじゃない——寺沢大介『ミスター味っ子II』 | マンバ通信

    『ミスター味っ子II』 コラムを読んでいるような漫画好きならご存知の人も多いと思いますが、先日、『イブニング』休刊により『コミックDAYS』へと移籍する連載作が無料公開される出来事がありました。これにより、高レベルで安定した面白さを持つことが知られて大きくハネたのが、90年代『少年マガジン』で長期連載された『スーパードクターK』の「2世もの」な続編である、真船一雄『K2』であることも言わずもがなでしょう(ギュッ)。ですが、『イブニング』で連載された2世もので面白い作品というのは『K2』のみではありません。というわけで今回の紹介は、やはり往年の『マガジン』連載作の2世もの、寺沢大介『ミスター味っ子II』です。 連載期間は03〜12年なのですが、作者がこの時期に同じ『イブニング』でミステリの傑作『喰いタン』を同時連載していた関係で、06年から09年には不定期掲載・一時中断の期間があり、10

    『イブニング』の面白い2世漫画は『K2』だけじゃない——寺沢大介『ミスター味っ子II』 | マンバ通信
    kowyoshi
    kowyoshi 2023/06/12
    おおー
  • 70年代アメフトブームの中で生まれた丁寧な正統派スポーツ漫画。の、はずが——小堀洋+守谷哲巳『5ヤーダー』の恐るべき路線変更っぷり |

    70年代アメフトブームの中で生まれた丁寧な正統派スポーツ漫画。の、はずが——小堀洋+守谷哲巳『5ヤーダー』の恐るべき路線変更っぷり 『5ヤーダー』 アメフトというスポーツがあります。アメリカでは大人気のスポーツですが、日ではそこまででもない。しかしそんな中でも『アイシールド21』というヒット漫画が存在した……ということはご存じの方も多いことでしょう。では、『アイシールド21』以前にアメフト漫画というものはなかったのか?といえばもちろんそんな事はありません。今回紹介する小堀洋+守谷哲巳『5ヤーダー』もそのうちの一つ。連載は77〜79年の『月刊少年チャンピオン』、単行は全8巻です。 先に、ちょっと時代背景を説明しておきましょう。実は70年代の日では、ちょっとしたアメフトブームが起きていて、子供文化にかなり影響を与えていたのです。74年にはフィンガー5が「恋のアメリカン・フットボール」とい

    70年代アメフトブームの中で生まれた丁寧な正統派スポーツ漫画。の、はずが——小堀洋+守谷哲巳『5ヤーダー』の恐るべき路線変更っぷり |
    kowyoshi
    kowyoshi 2023/05/24
    定期的にやってくる、5ヤーダーブーム
  • 藤子・F・不二雄「四畳半SL旅行」の背景あれやこれや | マンバ通信

    『藤子・F・不二雄大全集 少年SF短編 2巻』 このたび、小学館から『藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス』が刊行されはじめましたね。おらが地元の川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアムでは「藤子・F・不二雄のSF短編原画展 -Sukoshi Fushigiへの招待-」を開催中ですし、NHK BSプレミアムで「定年退」「流血鬼」など10作品の実写ドラマも放映(や、この原稿書いてるうちはまだ放映されてないんですが)。で、4月25日発売の『SFマガジン』2023年6月号も、これらに合わせて「藤子・F・不二雄のSF短編」特集です。プロフィール文にも書いていますが、当方はたまに(2〜3年に1回くらい)『SFマガジン』に原稿を書くことがある身でして(一応SF界隈の人間なんすよ)、この特集における作品総解説でも2書いています。今回はそのうちの一「四畳半SL旅行」(書いたもう一は「休日のガ

    藤子・F・不二雄「四畳半SL旅行」の背景あれやこれや | マンバ通信
    kowyoshi
    kowyoshi 2023/04/25
    子供の頃、こういうことしたいと思ったやつ!
  • 出版物はどんな自由に作ってもいいんだ(よくない)—コレクター泣かせな地獄からの使者・オハヨー出版のデタラメ単行本たち(志村裕次・原麻紀夫+鳴

    出版物はどんな自由に作ってもいいんだ(よくない)—コレクター泣かせな地獄からの使者・オハヨー出版のデタラメ単行たち(志村裕次・原麻紀夫+鳴島生『雀鬼地獄の対決!』他) 『フランケンシュタインの男』および日野日出志作品の記事で、ひばり書房という会社は「同じを表紙とタイトル変えて別のに見せかけて販売をしたりしていた」「奥付の日付が適当で初版がいつかよく分からない」という旨を書きました。ただこれ、80年代以前の漫画出版界、中でもメジャーじゃない所ではそこまで珍しいものではなく、例えば80年代竹書房の近代麻雀コミックスなんかはこうです。 能條純一『哭きの竜』(竹書房)より 初版の日付も書けや!(「Printed in Japan 1986」とあるのと連載開始時期を考えると1986年の前半だと思うんですけど) 初版ならこれでもいいんですけど、ヘタにヒットした作品、例えば『フリテンくん』の1巻

    出版物はどんな自由に作ってもいいんだ(よくない)—コレクター泣かせな地獄からの使者・オハヨー出版のデタラメ単行本たち(志村裕次・原麻紀夫+鳴
    kowyoshi
    kowyoshi 2023/02/15
    古本沼の中でもキツそうな沼w
  • いしいひさいちは百合を描かせても一流だった—『ROCA 吉川ロカストーリーライブ』 | マンバ通信

    『ROCA 吉川ロカストーリーライブ』 私事ですが、先日岡山県玉野市に行きました。金がないから青春18きっぷで(もう歳なんだから18きっぷ+西成宿泊とかで旅をするな)。行ったのは、渋川マリン水族館(玉野海洋博物館)という入館料500円の小さな水族館が目的です。当方、中高と部活を生物部で過ごしたような人間なので水族館・動物園好きでして、旅に出る機会あれば積極的に寄ってるんです。この原稿書いてる時点のWikipedia「日の水族館」に載ってる施設のうち78館(現存73、今はないの5)+載ってない2館(今年に開館したスマートアクアリウム静岡と、むかし福岡に存在しわずか3年で潰れたネイブルランド水族館)の80館行っとります。 で、この玉野市というの、ある漫画家と関わりがあります。 筆者撮影。ちなみのこの「ののちゃんち」は22年9月現在、移転を予定して一時閉業中です ご覧の通り、いしいひさいちの出

    いしいひさいちは百合を描かせても一流だった—『ROCA 吉川ロカストーリーライブ』 | マンバ通信
    kowyoshi
    kowyoshi 2022/11/10
    いしいひさいちという「ジャンル」
  • 『HiGH&LOW THE WORST X CROSS』の源流はどおくまん『熱笑!!花沢高校』にある | マンバ通信

    『熱笑!!花沢高校』 先日、映画『HiGH&LOW THE WORST X CROSS』(以下ザワクロ)を見ました。『HiGH&LOW(以下ハイロー)については皆さん見ていらっしゃるでしょうが……、や、見てないって人もいるかも知れませんが、『邦キチ! 映子さん』とか『シネマこんぷれっくす!』とかの映画紹介系漫画でも絶賛されてたでしょ! 見ろ! 見てください! とりあえずこの「HiGH&LOW THE MOVIE 2 / END OF SKY」Action Special Trailerを見ていただければ、「よくわからんがとにかくアクションが凄い」ということは分かっていただけるのではないかと思います。「ダンスやってる人は運動能力がガチで凄い」という話を聞いたことがありますが、それが納得のアクション。5分32秒からの格ゲーみたいな動きとかほんと劇場で見てビビりましたもん。あと多数対多数の集団戦

    『HiGH&LOW THE WORST X CROSS』の源流はどおくまん『熱笑!!花沢高校』にある | マンバ通信
    kowyoshi
    kowyoshi 2022/10/21
    アオシマは花沢高校の戦闘バイクをプラモ化して欲しい!
  • 様々な生きづらさを妖怪に託して—岡田索雲『ようきなやつら』 | マンバ通信

    『ようきなやつら』 今回紹介するのは岡田索雲『ようきなやつら』。主に『webアクション』に21〜22年にかけて掲載された読切作品を集めた短編集で、単行は8月に出たばかりです。それぞれの作品に直接のつながりはありませんが、ある一つの共通項があります。それは「妖怪」が出ること。タイトルの「ようき」というのは「陽気」ではなく「妖気」なんですね。収録作は「東京鎌鼬」「忍耐サトリくん」「川血(せんけつ)」「欠(びょうけつ)」「峯落(ほうらく)」「追燈」「ようきなやつら」の7作で、それぞれ鎌鼬、覚、河童、化け、山姥、提灯小僧、九尾の狐がメインとして登場します。 内容を幾つか紹介していきましょう。巻頭に収録の「東京鎌鼬」は、鎌鼬の夫婦が主人公。夫は子供が3人欲しい、そうすれば鎌鼬の連携プレイができる(鎌鼬は全国に似たような伝承が伝わる妖怪ですが、岐阜の丹生川地方ではこのような3人連れの神による連携

    様々な生きづらさを妖怪に託して—岡田索雲『ようきなやつら』 | マンバ通信
    kowyoshi
    kowyoshi 2022/09/09
    読みたい
  • 寿司過渡期の作品だからこそ味わえる元祖寿司漫画の味—大林悠一郎+たがわ靖之『鉄火の巻平』 | マンバ通信

    『鉄火の巻平』 「寿司漫画」というジャンルがあります。料理漫画が好きな人なら、このジャンル内ではいちばん有名だろう『将太の寿司』を筆頭に、現在連載中の漫画でも『江戸前の旬』『寿エンパイア』など、様々な作品を挙げることができましょう。 今回は、このジャンルの開祖と呼ぶべき作品を紹介しようと思います。その名は、大林悠一郎+たがわ靖之『鉄火の巻平』。……とこう言っても、「もちろん知ってるぜ!」となる人はそこまで多くはないと思います。たがわは芳文社や日文芸社などの劇画雑誌で主に活躍していたため、評論などの俎上には上がりづらい人でした(唯一の例外が、インタビューなどを収録した97年発刊の『マンガ地獄変2』)。また、00年に病気のため53歳で急逝してしまい、それから20年以上が経っているというのも、現在での知名度低下に繋がっているとは言えましょう。 しかし、たがわ作品は今読んでも面白く、そして作の

    寿司過渡期の作品だからこそ味わえる元祖寿司漫画の味—大林悠一郎+たがわ靖之『鉄火の巻平』 | マンバ通信
    kowyoshi
    kowyoshi 2022/08/13
    床屋とか病院の待ち合わせや食堂によくあったな「鉄火の巻平」
  • 職人肌の漫画家が咲かせたエロティック・サスペンス・ギャグの大輪—村生ミオ『SとM』 | マンバ通信

    『SとM』 先日、漫画家の村生ミオ氏が亡くなりました。80年代前半に『ときめきのジン』『胸さわぎの放課後』とラブコメでヒットを出してから、亡くなる直前に至るまで、掲載誌は少年誌から青年誌へと変化しつつも安定して継続的にヒットを出し続けてきた人ですが、評論とかの俎上に上がるような作風ではなく、縁のない人には当に縁のない漫画家だと思います。 実際、編集者の岩井好典氏の証言によると、村生氏人は若い頃に『COM』などを読んでいたこともあって作家性の強い作品を好んでいながら、「でも、ぼくは違うんです。ぼくは“流行作家”なんですよ。載っている雑誌で、常に1位を争うような作品を描きたい。描かなければならないんです。作家性の強い漫画を良いなとは感じるけれど、自分で描こうとは思わないんだよね。自分は人気作が描きたい」と語るような人だったそうです。 実は、村生さんは、他の人気作にはそれほど関心を示さないの

    職人肌の漫画家が咲かせたエロティック・サスペンス・ギャグの大輪—村生ミオ『SとM』 | マンバ通信
    kowyoshi
    kowyoshi 2022/04/26
    ショーマンレスラーがシュートも強かった的なサムシング(笑)
  • スズカさんを見ていると思い出す鳩レース漫画の最高傑作—飯森広一『レース鳩0777』 | マンバ通信

    『レース鳩0777』 『闇の土鬼』の記事で「実装を待ってる」と書いたウマ娘のタマモクロス、実装されましたね。育成シナリオではオグタマ分も補給できたし、シービーさんも突然ポップアップしてきたので自分に嬉しい感じでした(シービーも早くプレイアブル実装してほしい。できればあとついでに、新たにカツラギエースもウマ娘で出してほしいです。カツラギエース、シービーの前に苦杯をなめ続けたクラシックから、シニアでは無敗のルドルフ会長に初めて土を付けたとかで、かなりシナリオがドラマチックになると思いますし……)。 で、メインシナリオの方では新たにサイレンススズカさんのシナリオも追加されたわけですが、それを読んでる時に筆者が思ったのは、「『レース鳩0777』に出てきたライバル鳩の一羽、トップのことを思い出すな……」でした。 『レース鳩0777』1巻130~131ページより というわけで今回の紹介は、飯森広一『レ

    スズカさんを見ていると思い出す鳩レース漫画の最高傑作—飯森広一『レース鳩0777』 | マンバ通信
    kowyoshi
    kowyoshi 2022/02/27
    当時、リアタイで読んでた。そして昔、近所に鳩レース用と思わしき鳩の厩舎があったのも思い出した。
  • 伝説の超・忍犬バトル時代劇―高橋よしひろ『甲冑の戦士 雅武』 | マンバ通信

    『甲冑の戦士 雅武』 私事ですが、昨年11月に当方、「義勇一心 高橋よしひろ画業50周年記念展」を見るために初めて、秋田県にある横手市増田まんが美術館を訪ねました。銭がないので、鍛冶橋駐車場発のクソ安夜行バスで盛岡まで行き、盛岡に住む知人の車に拾ってもらって横手まで往復、その日のクソ安夜行バスで帰る0泊3日という大学生みたいな旅程で……。や、当方、『銀牙』シリーズかなり好きで、特に『銀牙伝説WEED』(『漫画ゴラク』99〜09年連載。シリーズ第一作『銀牙—流れ星 銀—』の子・ウィードを主役とした二世もの)の59巻2〜4話は何度読んでも泣いてしまう人間なものでして。 『銀牙伝説WEED』59巻50〜51ページより。ここからの展開、いつ読んでも泣いてしまう このまんが美術館がある増田という街は、平成の大合併で今は横手市の一部となっていますが、05年までは独立した町で、人口1万人足らずという秋田

    伝説の超・忍犬バトル時代劇―高橋よしひろ『甲冑の戦士 雅武』 | マンバ通信
    kowyoshi
    kowyoshi 2022/02/11
    すげー