2日間にわたる今年の「WRESTLE PETER PAN」において、業界規模で断トツの注目度を誇るのは2日目の8・31後楽園ホールでおこなわれる男色ディーノvs棚橋弘至だろう。片やドインディー出身のイロモノレスラー、片や業界最大手・新日本プロレスのエースとしてプロレス界をけん引し続けてきた男と、あまりに対照的な道を歩んできた者同士だからこその、あり得ないシングルマッチ。棚橋が来年の“イッテンヨン”東京ドームで引退することが決まっているタイミングで実現したことを、ディーノはどうとらえているのか。話は、両者共通の“源流”に関することから始まった。(聞き手・鈴木健.txt) 立命館に対する嫉妬の象徴が棚橋。 同じ世界に入ったとは1ミリも思えず ――棚橋戦が決まったのを受けてのnoteを拝見しました。やはりこれは学生プロレス時代までさかのぼる物語なんですね。 ディーノ そこからでしか語れないお話で
