【ブンセンの「アラ!」】意味なし ブレなし 限度なし 印刷 ソーシャルブックマーク ユニークなネーミングを連発してきた橋本譲さん。名付けが文化として定着したのか同社は車にも一台一台、「カメ」や「イカ」など名前をつけている=兵庫県たつの市のブンセン本社、伊藤恵里奈撮影「アラ!」のテレビCM=ブンセンのホームページより絵・グレゴリ青山 ♪アラアラ、アラアラ、アラアララ――。「かたつむり」の替え歌で、ひたすら「アラ!」と連呼する1970年代のCMをご記憶のアナタはなかなかの関西人。その製造元は、兵庫県たつの市新宮町のブンセンだ。 ◇ のりのつくだ煮の製造を始めたのは50年代初頭。そのころは店頭での量り売りが一般的で、固有の商品名がないと、よそと区別してもらえないのが悩みの種だった。そこで61年、「アラ!」と名付けて売り出した。 「意味? ないです。音の響きがこたえられんのですわ」 名付け親で元専