今日の沖縄の慰霊式典や原爆、終戦などの慰霊式典で毎年話題になるのが「戦争体験者の高齢化」である。 先の大戦の悲惨さは、実際に経験した方でないと分からないのは事実である。 それゆえ我々戦後の人間が、戦争体験者から聞いた話を次の世代の子どもたちに聞かせても無味乾燥とした話になってしまう。 従って「戦争の悲惨さを伝える戦争体験者を次世代まで残す」ことが必要なのは明らかである。 しかし、政府はそれを怠ってきた。 「戦争の悲惨さを伝える戦争体験者を次世代まで残す」方法で最も有力なのは、我々が戦争体験者になることである。 実体験と言うのは百聞千聞に及ばない、とても大切なことである。 しかし、日本は平和国家の名の下、戦争をすることを拒んだためそのような機会を得ることは不可能だった。 日本政府は戦後70年、このような間違いをずっと続けていたのだ。 しかし、今からでも平和国家を破棄することで、戦争を体験する