気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン アクリルのトンネルを入園者が歩けば、見上げる空を背景にペンギンたちが空を飛ぶように泳ぐ。ちょうど入園者の頭半分が水面上に見えるように工夫された水槽では、ホッキョクグマがまるでおそいかかるように観察者の方に向かってダイブする。 北海道旭川市立の旭山動物園のこうした「行動展示」は、行ったことがなくとも、テレビなどで見たことのある人も多いだろう。地方の小さな公立動物園は、この10年、「行動展示」によって大きな変ぼうを遂げた。 「行動展示」は成功の秘訣だろうか 1996年には年間入園者数が26万人にまで落ち込んでいた。しかし、97年から「こども牧場」・「ととりの村」など次々と新しい展示方法を生みだし、2006年度には年間入園者数300万人を突破した。