Tweet 東日本大震災の被災者らを対象に20日から実施する東北地方の高速道無料化に伴い、矢巾町は16日、無料化に提示が必要な被災証明書の発行を停電した全世帯を対象に始めた。3月11日の震災では県内全域で停電しており、八幡平市や滝沢村、岩手町なども20日から全世帯を対象に発行することを決定。県内の自治体にも高速無料化に併せて同様の動きが広がっている。 東北地方の高速道の無料化は被災者支援として1年間実施。罹災(りさい)証明書か被災証明書と、身分証明を料金所で提示すれば無料となる。 矢巾町では停電した全世帯を対象に、町役場で発行。運転免許証や保険証などと印鑑が必要で手数料は無料となっている。16日は約20人が発行を受けた。 八幡平市と滝沢村、岩手町などは20日、一関市などは24日からの発行を決めたほか、雫石町や紫波町なども20日の発行へ準備を進める。 国土交通省道路局高速道路課によると、被災