日本遊戯史―古代から現代までの遊びと社会 作者: 増川宏一出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2012/02/10メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 66回この商品を含むブログ (5件) を見る 日本の昔から、当時はこんな社会で、こんな遊びがはやってたようです、というのを延々並べた本。資料的にはいい感じなんだが……それで? まとめは さまざまな遊びは消長を繰り返しながら遊び継がれていく。総体にせよ個々の遊びにせよ、遊びがどのような方向に向かうのか、遊びの近い将来を決定するのは人間である。人が遊びを創り伝えている。これが遊びの歴史であろう。 というもの。ぼくは書評でも本でも、こういう言わずもがなの話を最後につけておしまい、というのが嫌いなのね。そりゃ近い将来どころか遠い将来だって決定するのは人間に決まってるけどさ、いろんな時代にいろんな遊びがありますねー、というだけだと、あたりまえの