【オールバニ(ニューヨーク州)=池松洋】米マイクロソフト(MS)は13日、文書作成や表計算などの総合ビジネスソフト「オフィス」の最新版(簡易版)を、2010年前半からインターネットを通じて無償提供すると発表した。 グーグルがネット上でソフトやサービスを無償提供している動きに対抗する構えだ。MSは、07年秋に始めた電子メールなどの無償サービス「ウィンドウズ・ライブ」にオフィスを追加する。「ライブ」に登録すれば、携帯情報端末などを使ってオフィスを活用できるようになる。 IT(情報技術)業界では、ソフトをパソコンに取り込まずにネット上で利用できる「クラウド・コンピューティング」というサービスが拡大しており、今回もそれに対応した。