馳浩文部科学相は3月5日、千葉県市原市にある約77万年前の地層を視察した。この地層は今後、国際学会によって、ラテン語で“千葉時代”を意味する「チバニアン」と名付けられる可能性があるという。NHKニュースなどが報じた。 46億年の長い地球の歴史には、恐竜絶滅といった大きな変化がみられたところを境に、「ジュラ紀」や「白亜紀」などの時代区分がされている。これらの区分は地層と化石の研究から名づけられたもので、ジュラ紀はアンモナイトや爬虫類が栄え、大形恐竜や始祖鳥が出現した時代だが、この時代の地層が発達しているフランス〜スイスに広がる「ジュラ山脈」から名付けられた。同様に、白亜紀は、アンモナイト・恐竜などが大繁栄した時代で、イギリスとフランスの間のドーバー海峡地域のチョーク(白亜)を含む地層から命名された。