2020年11月4日、日本経済新聞により「セガサミーホールディングスがゲームセンターなどの娯楽施設運営事業から撤退する」との報道がなされました。 店舗名は原則として継続するとのことですが、多くのゲームファンはがっくりと肩を落としたことでしょう。 私たちゲーム文化保存研究所(IGCC)は、ビデオゲーム文化の保存を目的として活動を続けておりますが、ゲームの基板や筐体等の保存だけを目的としているわけではありません。 また、クリエイターの方々のインタビューなどを掲載すれば、それで役目を果たしているとも考えておりません。 ビデオゲームとは、プレイヤーの存在があってこそ、輝きを放つもの。 遊び手の思い出もまた、保存すべき文化の重要なパーツなのだとの認識を持っております。 そういった思い出は昔を懐かしむだけでなく、今、この瞬間への、そして未来へのエールでもあるとも考えます。 今回、ゲーム関係者・ライター