前回までに、サブミットの受け付け方法が分かりましたので、実際にonSubmit()を実装してTwitterにログインする処理を記述したいところです。ですが、サンプルプログラムのコードを理解するには、Wicketにおけるユーザセッションの取り扱いについて理解する必要があります。 そこで今回は、このユーザセッションの取り扱いについて解説します。 ユーザセッションにアクセスする サーブレットでプログラムを作るとき、ユーザごとに用意されるデータ格納領域としてHttpSessionオブジェクトを使用することができました。Wicketでも、同様の仕組みがあります。 とはいえ、Wicketではページ自身がフィールドを持つことができ、Wicketがページの状態を保存してくれます。あるページオブジェクトはユーザ固有のもので、同じページクラスから作られたページでも、ユーザが異なれば、別のオブジェクトが割り当て