みなさん、こんにちは、私です。 精神医学の歴史外伝 maedaaaclinic.hatenablog.com の続きになります。 脳・神経系の解剖生理学的探求が進む中、 精神の働きはどこにあるのか? 人間とは?と考えていく、 哲学的でもあり、医学的でもある時代 臨床場面でのデータが蓄積されていき、 ざっくりでしかなかった精神疾患の捉え方をまとめていく作業が始まります。 シデナム イギリスの開業医シデナム(1624-1684)は 病気は動植物の種類と同じように区別出来ると考えた。 病人と病気とを区別し、 詳細な記録をもとに病気の種別と原因の判別を目指した。 治療は体液病理説と自然治癒力を信頼し、 有害物質の排出療法(瀉血・下剤・吐剤・発汗剤)、 養生法として新鮮な空気・乗馬・適切な食餌などを推奨した。 臨床観察を重視した病気の分類は、 単一の精神病から「症状群」の記述と分類を発展させた。 ピ