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ブックマーク / tanakahidetomi.hatenablog.com (7)

  • 現在の本当の「消費税率」は20%超ではないのか?

    消費税増税論議がこれからまたヒートしていくだろう。さて今日は講義の前の準備で、久しぶりに岡田靖さんと飯田泰之さんとの対談を再読した。芹沢一也&荻上チキさんたちの編集になる『経済成長って何で必要なんだろう?』(光文社)に収録されているおふたりの対談である。 この対談は、日経済の大きさを測る尺度としてのGDPの簡単な解説からはじまり、その変化率(つまりは経済成長率)、経済成長が現在および過去の日経済に持つ意味が実に面白く語られている。 そのなかで先進国はだいたい毎年、2%〜2.5%ぐらい実質GDPが成長するのは当たり前という発言がある。僕もそう思う。この背景には、だいたい毎年自然と学習効果などが作用して、それくらいの成長トレンドがあるということである。 岡田:GDPの増え方を見ると、先進国では、長期的に年2%から2.5%ぐらい、一人当たり生産額は増え続けています。どうも、人間の知識の蓄積し

    現在の本当の「消費税率」は20%超ではないのか?
    kujoo
    kujoo 2012/04/28
  • なぜ若い人たちは「失われた世代」になってしまうのか?

    今朝、めざましテレビ(だったと思う。テレビみない人なので)をつけながらパンをこねこねしていたが、そこで読売新聞の調査ということで新卒の就職内定率が昨年に引き続きかなり減少していることを伝えていた。私見では格的に調査すればさらに減少しているのではなかと思う。同時に、テレビでも指摘していたが、就職が困難なために大学院進学、留学生なら帰国、就職意思の表示さえもためらう人、家事手伝い、アルバイトなどで、実体の就職率はさらに低下しているように思える。 新卒市場と同時に既卒市場など若い人たちの雇用状況はきわめて悪化している。報道にもあるように長期失業も累増していてるが、いわゆる「失われた世代」を含む15歳から34歳までの年齢層の長期失業の増加が顕著である。 長期失業者数などは統計局のここを参照のこと。 ところでなぜ「失われた世代」が生まれるのか。理由は長期停滞にあるのはいうまでもないが、その基的な

    なぜ若い人たちは「失われた世代」になってしまうのか?
    kujoo
    kujoo 2010/08/19
    今の日本は老人たちの夢の中にあるからなぁ。
  • ■[経済]飯田泰之&荻上チキ:週刊チキーダ「宇宙世紀の経済学」2010-04-29 - Economics Lovers Live

    連載も14回目という。14回もやるとさすがにネタが切れてきたのだろう。ガンダムネタを読んだ瞬間に思ったのがまずそのことである。この種のまじめとサブカルの間を架橋するテーマとしては最も安易に思いつく、その意味では禁断のテーマ(笑 でもあるだろう。 実はこのブログの昔からの読者ならば知っているように、僕は「ガンダム経済学」というテーマに関心を持っていた。ところでこのテーマはそもそも(稲葉振一郎が書いているように)岡田靖さんが、『エコノミストミシュラン』の打ち上げのときに、当時まだ院生だった経済学者の鈴木久美氏を相手に、ガンダムの話と経済学の関連をしゃべっていたことに始まる。どちらかというと鈴木氏の方が岡田さんを上回る「博学」を示していた(笑 そのときにその場所に稲葉さんがいたか記憶にないのだが、少なくとも僕はいた(笑)。で、この話を小耳にはさんだある出版社の編集者が、岡田さんに書かせようとし

    ■[経済]飯田泰之&荻上チキ:週刊チキーダ「宇宙世紀の経済学」2010-04-29 - Economics Lovers Live
    kujoo
    kujoo 2010/04/29
    "飯田泰之&荻上チキ:週刊チキーダ「宇宙世紀の経済学」"
  • 津田大介『Twitter社会論』 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    宇野さん、荻上さんたちとの対談で、タイラー・コーエンの議論を応用してから、Twitterへの理解を深める必要を感じた。昨日はその最初の実践(リアルタイムのつぶやき)を実行した。テレビやラジオを視聴しながら、「それはいかがなものかと」というまるでお茶の間政談と記録の試みである。 書はそのようなTwitterのもつリアルタイム性と伝播力の強さを、さまざまな事例で示している。また書はTwitterが「監視」するツールとしても有効であることをその功罪両面を、事例豊かに説明していることでも特徴がある。巻末の勝間和代氏と著者との対談も教えられることが多いだろう。 twitterの伝播力で問題になるのが、そのつぶやきの信頼性だろう。これについても書では、いくつもの具体的な事例で説明していて展望にすぐれている。例えば僕が前回やってひっかかったw ハーマイオニー死亡風説なども書かれていて微苦笑を浮かべ

  • 山形浩生&フェルディナント・ヤマグチ&ASIMOくん - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    旅にいくからブログ更新しばらくないぜ、と書いておきながら、すぐに更新するのが田中スタンダード 藁 以前、インタビューで登場させていただきました『マガジンX』。10月号頂戴いたしました。ありがとうございます。エントリー表題のお三人が以下のようなポーズで「クルマの未来はどうなる!?」という対談をしております*1。 封をあけて一瞬、「コンパニオン妄想日記」」に目がいきましたが、もちろん田中的にはお三方の対談の方を面白く拝読しましたです、はい。 対談では、アジアやヨーロッパなど各国の自動車事情や、また石油に代わる資源の話、過去・現在のお二人のクルマとのかかわりなどを面白く語っています。この雑誌は、時事的な問題をするどく分析する特集記事もあり、かなりユニークなつくりです。また山形さんの連載もあるのも注目するところでしょう。 MAG X (ニューモデルマガジンX) 2009年 10月号 [雑誌] 出版

    山形浩生&フェルディナント・ヤマグチ&ASIMOくん - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
    kujoo
    kujoo 2009/08/27
  • 試用期間切りについてのメモ - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    間接的に知ったのだが、今年の春に採用された新卒者の人が、ほんの数日出社しただけで、あとは自宅研修(というよりも自宅待機?)を命じられて、そして6月に入る頃に解雇を通知されたという。おそらくこういう事例はいくつもの大学でも報告されているに違いない。「試用期間切り」という。例えば大内伸哉氏は『どこまでやったらクビになるか サラリーマンのための労働法入門』の中で、試用期間というのは、格的な雇用のための名称そのものの「試用」ではなく、「試用期間」の段階から正式な労働契約関係が構築されていると裁判所は考えていると書いてる。裁判所が「試用期間」中の解雇が正当と認める事由はかなり厳格な基準が設けられてもいる。単に適性がないなどという理由だけでは解雇するのは不適当である、というのが裁判所の立場のようである。 ここを参照http://www.pref.saitama.lg.jp/A07/BL00/so-d

    kujoo
    kujoo 2009/07/09
    "簡単に承諾してはだめだと思う。内定切りの場合の対策も同じだろうけれども、まずは大学や労働基準監督署などに相談するべき。(~)、結果的に会社の「悪質な理由」がなぜか雇われた方の「自己都合」にすりかえられ"
  • 増田さん、なぜ日本のシンクタンクは駄目なのか? - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    なぜ日のシンクタンクは駄目なのか? http://anond.hatelabo.jp/20090525202324 但し、危機なのに肝心の「専門家」が知恵を持っていない状況が浮き彫りになっているという指摘は事実だろう。 なぜなら、コンサル部門は知らないが、調査・研究部門ということで言えば、シンクタンクが追っている問題は個別具体的な「今」の現象に関する調査に偏っているためだ。大抵調査部門は委託調査ではなく、マクロ経済調査のように独自に発信する形が取られているが、そこで必要とされているのは直近時点のマクロ経済に関する話題である。速報性が求められる中では、現象面の説明に終始するのがもっとも手早いやり方となる。理論的な枠組みに即していないため、その場限りの場当たり的解釈が横行することになり、結果として調査する人間自身も右往左往することになる。そして理屈に基づく説明は得てして分かりにくいので軽視さ

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