日米英などの科学者から構成されるチームは、生命の起源と進化についての謎を解く鍵とされているマントル層の調査を進める計画だ。マントル層は固体でありながら流動し、その動きが地球環境の変動に重要な役割を果たしていると考えられているが、人類はその現物を拝めていない。マントル層の調査にはもっともマントルに近い海底からでも 6 km ほど超硬岩を破りながらドリルを掘り下げる必要がある (CNN.com の記事、本家 /. 記事より) 。 計画では日本の地球深部探査船「ちきゅう」を使用する計画。「ちきゅう」は海洋掘削技術で世界記録の 2.2 km に達し、地底下 7.5 km まで掘削する能力を備えている。プロジェクトの一員である英サウサンプトン大学の Damon Teagle 氏は、それでもドリルがマントルに到達するためには課題が多いという。最大の問題はドリルビットの耐久性で、現在のドリルビットは 5