「このままだったら解散もありあるかもしれない」。 関係者は、そう言って溜息をついた。 X JAPANの活動が危機となっているというのである。発端は、ベースのHEATHが突然、所属事務所に契約解除を申し込んできたことにある。 HEATHは、X JAPANの活動に当たって「グローバルマネジメント」と専属契約を結んだ。というのも、X JAPANは、活動に際して、メンバーの所属事務所が「制作運営管理委員会」を組織して、その話し合いで活動を決めてきた。ところが、ここにきて、HEATHは顧問弁護士を通して、所属事務所の「グローバルマネジメント」と、「制作運営管理委員会」に対して、内容証明書付の文書を送りつけ、所属事務所との契約解消を一方的に通告してきたという。 音楽関係者は「義理も人情もない。公私にわたって面倒を見てきてもらっておきながら、自分の都合で独立したいって言っているみたいですからね。恩知らず