京都市営地下鉄の車内で男性の体を触ったとして、京都府警五条署は8日、市内の会社員、山本由佳容疑者(29)を京都府迷惑防止条例違反(痴漢)の疑いで現行犯逮捕した。山本容疑者は鉄道警察隊が先月から“怪しい痴女”としてマークしてきた常習犯だったが、捕まえてビックリ。外見は完全に女性だが、戸籍上は男だったのだ。 「さびしかった。男のぬくもりがほしかった」 犯行の動機をこう説明した山本容疑者は、身長167センチと“女性”にしては高めで中肉。髪は肩まで伸ばし、ナチュラルメークが似合う清楚な印象で、パンツスタイルの女性用スーツを着こなしていた。声も高めで女性に近く、胸が膨らんでいたことから、同署幹部は「取調室に入れるまで、誰もが女と思いこんでいた」という。 捜査関係者は当初、女装マニアの男色家による犯行とみたが、続きの供述で雲行きが怪しくなる。 「性同一性障害なんです。診断書もあります」 さら