KDDIが起こした大規模な通信障害は5日夕にも全面復旧する見通しとなった。初動体制では原因や復旧時期などの情報開示が乏しく、利用者や企業が混乱した。問題視した総務省はKDDIに次官級幹部を送り込み、復旧プランを指示する異例の事態となった。携帯通信網が社会・経済のライフライン(生命線)となるなか、被害を最小限に食い止める新たな危機管理体制の構築が急務となる。「周知広報など利用者の不安を解消するた
KDDIが起こした大規模な通信障害は5日夕にも全面復旧する見通しとなった。初動体制では原因や復旧時期などの情報開示が乏しく、利用者や企業が混乱した。問題視した総務省はKDDIに次官級幹部を送り込み、復旧プランを指示する異例の事態となった。携帯通信網が社会・経済のライフライン(生命線)となるなか、被害を最小限に食い止める新たな危機管理体制の構築が急務となる。「周知広報など利用者の不安を解消するた
スマホについて世界中を飛び回って取材し、Webや雑誌などで執筆しています。週刊メルマガ「スマホ業界新聞」を配信中です。 KDDIが7月2日未明から大規模な通信障害を起こした。7月4日午後には落ち着いたものの、それまでデータ通信や音声通話が使えないという前代未聞のトラブルだ。 そんななか、7月3日午前11時からKDDIは通信障害に関する記者会見を開催。まだ、完全復旧していない中での会見で、具体的な原因なども特定されていなかった。 そのため、「会見、やる必要なかったのでは」「いやいや開催した意味はある」とネットで賛否両論、真っ二つとなっている。 通常、この手の通信障害はすべて復旧し、原因を究明した後、数週間後に行われるというのが通例であった。 この5年を振り返ってみると、2018年にソフトバンクが通信障害を起こしているのだが、このときは「ソフトバンクが上場を控えているため、やりたくても記者会見
2022年7月2日未明から続くKDDI通信障害は、発生から既に丸3日が経過した。同月4日午後に会見したKDDI取締役執行役員専務技術統括本部長の吉村和幸氏は「現時点で音声通話、データ通信はほぼ復旧している。ネットワークの状態を監視し、個人・法人ユーザーのサービス利用状況を確認した上で、7月5日の夕刻をめどに全面復旧したい」と話した。 一連の通信障害は、ルーターの新旧入れ替えにより音声トラフィックが15分間不通となったことを皮切りに、音声通話用のVoLTE(Voice over LTE)交換機や加入者データベース(DB)の輻輳(ふくそう)、加入者DBとVoLTE交換機の間のデータ不一致といった事象が連鎖したことで広がった。 最大約3915万回線、社会インフラとして交通や物流、金融、気象などに使われる重要回線が、3日以上にわたってつながりにくくなるという今回の事態は、過去10年の間に日本で起き
KDDIは、今月2日の未明に発生したauの携帯電話などの大規模な通信障害について、発生から86時間たった5日午後3時半すぎに全面的に復旧したことを確認したと発表しました。 今月2日の午前1時半すぎに発生したKDDIの大規模な通信障害では、全国でauのほか、同じ回線を使っているUQモバイルとpovoの通話やデータ通信がつながりにくい状況になりました。 また、auの回線を利用する気温などを観測するアメダスや貨物列車の運行など暮らしの広い範囲に影響が及びました。 会社は、4日午後4時になって、データ通信に加え音声通話も全国でほぼ回復したと発表しました。 そして、4日夜の記者会見で全面的な復旧の判断は、5日の夕方になるという見通しを示していましたが、5日午後3時36分に個人や法人がサービスを正常に利用できていることが確認できたと発表しました。 これにより、大規模な通信障害は、発生から86時間、およ
東京都内の5日の感染確認は、1週間前の火曜日の2倍余りとなる5302人で、18日連続で前の週の同じ曜日を上回りました。 都内で一日に5000人を上回るのは、ことし4月28日以来です。 東京都は5日、都内で新たに10歳未満から100歳以上の5302人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。 都内で一日に5000人を上回るのは、ことし4月28日以来です。 1週間前の火曜日の2倍余りで、2788人増えました。 前の週の同じ曜日を上回るのは18日連続です。 5日までの7日間平均は3778.3人で、前の週の174.9%でした。 5日に確認された5302人を年代別に見ると20代が最も多く、全体の21.9%に当たる1162人でした。 65歳以上の高齢者は376人で、全体の7.1%です。 一方、人工呼吸器かECMO=人工心肺装置を使っている重症の患者は、4日より1人増えて7人でした
「KDDIの会見、やらなくてよかったんじゃね」問題 どう考えるべきか:スピン経済の歩き方(1/7 ページ) KDDIの大規模な通信障害を受けて、危機管理を生業(なりわい)としている人たちにとって、非常に興味深い問題が持ち上がっている。 それは「KDDIの会見、やらなくてよかったんじゃね」問題である。 実はこれまでこのような通信障害が起きた場合、まずはしっかりと事態を収束させて、原因も判明した後に会見を開く、というのが通信業界の「暗黙のルール」だった。しかし、今回は発生翌日、原因もまだ分からない中で、高橋誠社長自らが登壇して会見を催した。背景には、「天の声」がある。会見での、高橋社長の言葉を引用させていただこう。 『会見も周知もお客様目線であるべきだと、官邸のほうから指示があったと総務大臣もおっしゃっていたが、そのような中で、我々のお客様対応、非常に申し訳ないなと思っています』 『今回、総務
KDDIは2022年7月4日午後8時、携帯電話回線の通信障害について2度目の記者会見を開いた。吉村和幸執行役員専務技術統括本部長は、音声通信を中心に通信障害が長期化した理由として、全国に18台あるVoLTE交換機のうち6台が加入者データベース(DB)に対して本来必要でない過剰な信号を送出していたことを明らかにした。 7月2日午前1時35分に発生した一連の通信障害を巡っては、コアルーターの新旧入れ替えにより音声トラフィックが15分間不通となったことを皮切りに、VoLTE交換機や加入者データベースの輻輳(ふくそう)、加入者DBとVoLTE交換機の間のデータ不一致といった事象が相次いで発生した。同社はこれらの解消策として7月3日午後5時30分にかけて、無線設備に対して50%の流量制御をかけしつつ、パケット交換機の切り離しとセッションリセットなどを順次実施した。これによって復旧作業が完了し、輻輳が
KDDIは7月3日、日曜日の午前中、障害がまだ収まっていない中、発生理由を完全には突き止められていない状況で記者会見を行った。7月2日午前1時35分から始まり、翌日3日夜になっても完全復旧に至っていない携帯電話網の大規模障害に関する説明のためだ。 会見の場に現れたKDDIの高橋誠社長は「過去を振り返って最も大きな通信障害」と肩を落とした。影響回線数は最大で3915万件に上り、警察や消防署への緊急通話を含む音声通話が極端に接続しにくい状況になった。 通例であれば障害対応を終え、原因について分析したのちに記者会見が行われる。しかし、影響を受ける利用者や社会的な影響が大きく、障害復旧までに時間がかかっていることもあり、全貌が見えない段階での報告を行うよう総務省からの指示もあって、未確認の事項が多い中での会見となった。 会見の始まった3日11時に西日本、17時30分ごろには東日本エリアの復旧作業が
長時間の「圏外」が列島直撃だ──。通信大手KDDI(au)で2日未明に発生した大規模な通信障害は、3日、復旧作業が終了した。 35歳で離婚し父子家庭に…“どん底男”が2億円を貯めるまで 障害発生から40時間が経過。主力サービス「au LTE」の約款には「通信サービスが全く利用できない状態が24時間以上連続したときに限り、損害を賠償します」という規約がある。3日の会見でKDDIの高橋誠社長は「補償については障害の内容をもう少し見た上で検討していく」と答えている。どんな補償になりそうなのか。経済ジャーナリストの井上学氏が言う。 「一般利用者には通信障害により携帯が使えなかった期間に対して補償することになるでしょう。月額使用料を日割り計算し、さらに詫び賃100円分程度を上乗せして、ポイント付与する方法が考えられます。ポイントにすれば、顧客をつなぎ留める効果もありますからね」 MM総研の調査によれ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く