夜21時半頃のことだった。16歳の少女はいままさに発車しようとする最終バスに駆け寄り、乗せてほしいと懇願したが、運転手はその声を無視。理由は発車後のバスの“安全性を考慮”したというものだ。 この日、16歳のエレノア・ホックニーは、学校の友人宅で友達たちとガイ・フォークス・ナイト(主にイギリスで毎年11月5日に祝われる記念日)をお祝いしていた。 21時半に最終便が発車する121番のバスに乗るため、夜21時を過ぎた頃、バスターミナルに向かった。ホックニーがバスターミナルに到着すると、その終バスはちょうど発車しようとするところだったという。急いでバスにかけ寄り「バスに乗せてください。家に帰らないといけないんです」と頼んだ。 しかし、バスの運転手はこれを拒否。乗せて欲しいと何度も頼むホックニーに首を振るだけだった。見かねたホックニーは、バスの前に立ちはだかると、動画を撮影し始めた。