ウクライナ軍はより効果的な探知・攻撃システムを活用し、記録的な数のロシア軍の大砲を破壊している。ここ数週間でそのペースは加速し、3月28日には過去最多の1日で122門もの損害が報告された。 ウクライナ軍は3月全体では1644門の大砲を撃破したと主張している。この数は1年半前のざっと3倍にのぼる。比較のための数字をひとつ挙げると、英陸軍に配備されている大砲の総数は200門程度だ。 ウクライナ側が主張している撃破数を検証するのは不可能だが、衛星画像は、ロシア軍が損失を補充するために引き出してきた結果、ソ連時代の装備の保管施設が空になりつつあることを示している。また、ロシア軍の大砲が撃破されている証拠映像はたくさんある。そして、170mmという変わった口径の大砲をロシアが北朝鮮から輸入していることは、ロシアがもはや自国だけでは十分な数の大砲を配備できなくなっていることを強く示唆する。 大砲の役割
