ブックマーク / reki.hatenablog.com (23)

  • 理不尽な理由で始まった戦争・完全版 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    よく分からない理由で吹っかけられる戦争がある 戦争を始めるには、指導者にどんな下心があるにせよ、一応皆を納得させられる大義名分が必要です。 ただ歴史を眺めてみると、どう考えても理不尽極まりない理由で始まった戦争も少なくありません。戦争は合理的に始まり合理的に終わると考えるのは、合理主義者が陥りがちな罠ですが、どう考えても理性的じゃない理由で戦争をふっかけられる場合もあるものです。 1. 野良犬戦争(1925年) 兵士が野良犬を追いかけ回し開戦 第二次バルカン戦争と第一次世界大戦で敵同士だったギリシャとブルガリアは、国境線を巡っていさかいが続いていました。互いに罵り合い、煽り合い、不信感が高まり、どんな些細なきっかけでもエスカレーションが起こる危険性が高まっていました。 この戦争は両軍が睨み合うペトリッチと呼ばれる国境地帯で起こりました。 1925年10月22日、あるギリシャ兵が野良犬を追い

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  • 東ドイツの男性スパイ「ハニートラップ作戦」の実話 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    西側の「寂しい女性」に恋をさせ機密情報を暴露させる 通常ハニートラップと言えば、女性スパイが男性に仕掛けるものです。 セクシーな女性スパイの色仕掛けに理性を失い、機密情報を盗まれたり、破廉恥な行為をビデオで盗撮され、失脚したりクビになったりしてしまう。 しかし、冷戦時代に「もっとも成功したスパイ」はその逆で、男性が女性に対して仕掛けたハニートラップでした。 仕掛けたのは東ドイツの秘密警察シュタージ傘下の対外諜報機関「HVA」。東ドイツのイケメンを用いたその作戦は通称「ロミオ・トラップ」と呼ばれています。 1.  マルクス・ヴォルフの「ロミオ・トラップ」 シュタージはドイツ民主共和国(東ドイツ)の秘密警察で、国内外の諜報活動を統括する組織でした。主に西ドイツをはじめとした西側諸国へスパイを送ったり、秘密警察を通じて国民思想の監視を行ったりなど、東ドイツの情報セキュリティを一手に握りました。

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  • 一代で崩壊した帝国・王国 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    創業者の代で崩壊してしまった短命の帝国・王国 いかに短命な王朝・王国であっても、皇帝・国王の代は数代続くのが普通です。大抵は二代目以降に混乱が生じてきます。後継者問題、前王朝・王国の末裔の抵抗、地方有力者の反乱、外国の侵略、自然災害など。 多くの場合、創業者は前王朝・王国の混乱を収束させ治安と安定を回復し、国を開きます。信望があったからこそ支配者となれたわけです。 それだけに、創業者が亡くなるとその王朝・王国も滅びてしまうということは、よほどその人物に問題があったか、かなり無理な状態で国を建設したか、外国の侵略や自然災害など想定外の出来事が起こったか。 いずれにしても異常事態と思われるわけです。 今回は一代で崩壊してしまった帝国・王国をピックアップしていきます。 なお、満州帝国などの傀儡国家は除外して純粋な民族国家のみで選んでいます。 1. エジプト第28王朝 謎に包まれたエジプト人の王

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  • 韓国政府が強力なトップダウン型の産業育成を図った理由 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    Image by Lakshmix 「漢江の奇跡」を支えた韓国政府の産業育成政策 ここ10年あまりの韓国の社会と国民意識の変化には激しいものがあります。 息詰まる社会と経済の打破のために、朴槿恵政権時代から「大陸側」へ接近し南北統一を目指す文脈が醸成されていましたが、現在の文在寅政権はさらに急進的にそれを推し進め、南北統一によって「民族による自存自衛」を掲げ、広い支持を集めています。 もとより韓国では反米感情は根強くあったのですが、それよりも反北朝鮮感情のほうが強かったので西側諸国に留まっていましたが、北との和解ムードの高まりの中で「自立強国」「東アジアのバランサー」国家を目指すようになっています。 その背景には、韓国が急速な経済発展を果たし国際的なプレゼンスが高まり、アメリカ中国、日といった周辺の大国と台頭な関係になった、という自負があるからなのですが、一方でこれまで世襲政治家や資

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  • なぜガイルはアメリカ人に絶大な人気があるのか - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    (C) Capcom USA アメリカ人が考える「格好良さ」を体現したガイル ストリートファイターシリーズの主要な登場人物の一人であるガイル。 日を始め多くの国のファンにももちろん人気があるのですが、アメリカではなぜか別格扱いされています。主役級のリュウに匹敵するか、それ以上の人気を誇ります。 なぜガイルはアメリカで人気なのか、アメリカ文化史や社会史の観点から考察していきたいと思います。 なお、この記事はある程度ストリートファイターシリーズについて知っている前提で書きます。ストリートファイターシリーズやガイルについての基的な説明は省いてお話しします。あらかじめご了承ください。 1. アメリカで主役級の扱いであるガイル ガイルがアメリカで人気で、主役級の扱いであることを皆が知ったのは1994年の映画「ストリートファイター」からではないかと思います。 この映画では、ジャン=クロード・ヴァン

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  • 【WW2】枢軸国に入る可能性のあった中立国・準枢軸国 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    もしかしたら枢軸国の一翼になっていたかもしれない国 第二次世界大戦における枢軸国の主要参加国は、ドイツ、イタリア、日の三国です。 この他に枢軸国側で参戦した国は、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリア、スロバキア、クロアチア、フィンランド、タイが挙げられます。その他には傀儡政権がいくつか枢軸国入りしたケースもあります。例えば、ヴィシー・フランス、ギリシャ、アルバニア、ビルマ、ベトナムなどです。 連合国も活発な外交を繰り広げ自陣の国を増やしていたわけですが、枢軸国も様々な外交チャネルや陰謀を駆使して自陣を広げるべく画策していました。 その結果いくつかの国は、何らかの条件が重なれば枢軸国入りをしていた可能性がありましたが、結局中立を保つことになりました。 1. スペイン国 最も枢軸国側での参戦が有力だった国 1936年〜1939年のスペイン内戦は後に第二次世界大戦の実験場と言われた戦いで、ナチス

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  • ヒトラーが戦争勝利後に計画していた「世界新秩序」 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    Photo credit: Bild 183-1987-0703-507 ヒトラーとナチスが計画していた世界秩序とは 現代の世界は、第2次世界大戦の戦勝国主要5カ国・米ソ(露)英仏中を中心とした国際秩序で成り立っています。勝てば官軍の非常に分かりやすい国際秩序ではあります。 これは戦勝国である連合国が築いた国際秩序ですが、では負けた枢軸国が計画していた国際秩序とはどのようなものだったか。 あれだけデカい戦争をおっ始めたのだから、ヒトラーとナチスには戦争後にどのような世界を作り直すかの青写真がちゃんとあった(と信じたい)のですが、具体的にどのようなものだったのでしょうか。 1. 大ドイツ帝国の構築 Work by Hayden120 「来のドイツ民族の土地」によるヨーロッパ帝国 大戦勝利後、ナチスは「来のゲルマン民族の土地」と考えられる土地を全て統合した「大ドイツ帝国」を建国しようと考え

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  • めちゃくちゃ小さいのに領土争いがある地区・島 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    Photo by Toubletap なんでこんな小さな土地を巡って争うのか? 韓国が実効支配し、日が領有を主張している竹島(韓国名:独島 トクト)は、総面積約0.2平方キロメートルのめちゃくちゃ小さい島です。 第三者からすると、なぜ韓国がこんなちっぽけな島に愛国心をたぎらせ、警備兵を常駐させ、何もないのに観光客が押し寄せているのか全く理解できないんじゃないんでしょうか。 同じように、我々から見ると争うのが馬鹿馬鹿しいほど小さいのに、国家間で領有権争いが続く地域は数多くあります。 1. ポイント20シルバー(シンガポール vs マレーシア) シンガポールの土地埋め立てにより発生した論争 マレー半島の先端にある島国シンガポールは、隣国マレーシアと狭い海峡を挟んで隣り合っています。 両国の国境はシンガポール側にある東のテコン島から西のトゥアス地区まで海域を2分して、陸路である2つの橋と、海上

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  • ドネルケバブの歴史 - ドネルケバブは誰が発明したのか - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    早い、安い、美味い、三拍子揃ったパーフェクトなファストフード ドネルケバブは東京の街中ではかなり一般的なファストフードになりました。 地方でも、お祭りやイベントの屋台でかなり見るのでべたことある人も多いと思います。ドネルケバブ屋から漂ってくる肉とスパイスの香りを嗅ぐと、たまらなく腹が減ってくるものです。 今やドネルケバブは世界中でも当たり前にべられるファストフードになり、トルコが世界に誇る料理ですが、誰がどのように発明したのかはややこしい議論があります。 1. ドネルケバブの特徴 そもそもドネルケバブとは何か。 google先生の解説によると 「スライスされたスパイシーなラム肉をピタパンに挟んだトルコ料理」 となっています。 重要なのは「ピタパンで挟んだ」というところです。 トルコ料理では「〇〇ケバブ」というのがたくさんありますが、ナイフとフォークを使って椅子に座ってべるのが普通。ド

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  • トレビゾンド帝国の歴史 - 黒海にあったビザンツの亡命帝国 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    家崩壊後も生き延びたビザンツ帝国の亡命政権 トレビゾンド帝国は現在のトルコ共和国の一都市トラブゾンに13世紀から15世紀にあった国。 ビザンツ帝国を追われたコムノネス王家が流れ着き、同じキリスト教国のジョージア(グルジア)の支援を受けて成立し、イスラム教国を含む周辺国と協調しながら約250年間も生きながらえました。家ビザンツ帝国はオスマントルコに1453年に滅ぼされますが、トレビゾンド帝国はその後も数年生きながらえました。 今回はかなりマイナーなビザンツ帝国の亡命政権トレビゾンド帝国の歴史のまとめです。 お話は同じキリスト教徒がビザンツ帝国を攻めた第4回十字軍から始まります。 1.  第4回十字軍によるビザンツ帝国の中断 グダグダな第4回十字軍 1187年、エルサレム王国はアイユーブ朝のサラディンに敗れ、エルサレムの街は約200年ぶりにイスラム教徒の手に奪還されました。 これを取り戻さ

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  • 【中国史】なぜ明朝は「海禁政策」を始めたのか - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    明朝によるグローバルシステム構築の試み 経済発展と科学技術の発展が著しい中国中国政治・経済・科学についてのニュースを聞かない日はないくらい、国際舞台での中国の存在感は増しています。以前は国際秩序の構築には関心を示さなかった中国も、AIIBの創立などで中国発の政治経済交易圏を作ろうとしています。 これは歴史的に見ると目新しいことではなく、自国と体制の安全保障を確立しながらも、あふれんばかりの旺盛な人々の欲を御しながら、国家の元で適切に対外交易と経済発展を成し遂げようとする試みは、歴代の中国の王朝が常に頭を悩ませていた問題でした。 その一つの大きな試みが、明朝時代の「海禁政策」でありました。 1. 明初の対外課題とその対策 明王朝は元王朝末期の混乱状態の中で成立した王朝。創設者の朱元璋は最貧の乞僧から身を起こし皇帝にまでのし上がったどえらい男です。明朝成立後も中国の混乱はすぐには収まら

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  • 近代化に失敗したオスマン海軍 - 財政と人材の問題 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    老いた大国の近代化が失敗した構造的な問題とは オスマン帝国はかつて、北はヨーロッパ、西は北アフリカ、南は東アフリカ、東はチグリス・ユーフラテスまでを支配する超大国でした。 地中海もかつては「トルコの海」と称され、強大なオスマン海軍はヨーロッパ各国が束になってもかなわなかったほど。 しかし17世紀ごろから徐々に国力が衰退し、19世紀には完全に軍事力はヨーロッパに劣るようになります。帝国の生き残りを図るため、スルタンや宰相は必死で軍の近代化を図るのですが、後に述べるいくつかの問題により大失敗に終わります。 なぜオスマン帝国は海軍の近代化に失敗したのかが今回のテーマです。 オスマン帝国近代海軍の創設の取り組み スルタン・セリム3世の軍の近代化 オスマン帝国の衰退は17〜18世紀にかけて徐々に進行。 北東では新興国ロシアが台頭してトルコの新たな脅威となり、トルコの内海だった黒海でもトルコ船がロシア

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  • 「ポーランド分割」- 共和国ポーランドが消滅するまで - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    拡張する近隣諸国の中に溶解していくポーランド国家 高校の世界史で必ず学ぶポーランド分割。 しかし、どういう背景があって、どのような経緯で分割されるに至ったかあまり詳しく知らないのではないでしょうか?なんかケーキのようにいつのまにか切り取られてお終い、みたいな印象です。 しかしポーランド分割はポーランドの構造的な問題から他国への干渉を招いた経緯もあり、またポーランド人も黙って分割されるのを見ていただけではなく、様々に改革の取り組みがなされ、それでも抗しきれずに国家消滅の憂き目に合うことになったのです。 1. 衰退するポーランド Image by Halibutt 貴族の国ポーランド ポーランド王国は14世紀にヤゲウォ朝によってリトアニアと同君連合国となり、16世紀には制度的に両国が統合されました。 その領域はバルト海沿岸、ウクライナにまで至る広大な地域で、東欧では最大の版図を誇りました。 し

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  • 史上最も短命な国家ベスト10(後編) - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    ついに日数一桁の世界へ 国家というものは自分で勝手に国家を名乗っても認められず、他の「信頼されている国家」に承認されて初めて一人前と認められます。 言うなればヤクザ社会のようなもので、他の親分連中に認めてもらえないと潰されるだけです。 前編から続いている「短命な国家ベスト10」ですが、今回は後編です。 5位:フェロー諸島共和国(1946年9月18日〜9月24日 6日間) 独立投票が無効と見なされ解散させられた国 フェロー諸島はイギリス諸島の北に浮かぶ北方の孤島で、北西のアイスランドと同様、ノルウェーヴァイキングの末裔が住んでいます。 長い間ノルウェーの支配下にありましたが、16世紀にノルウェーとデンマークが同君連合になった後はノルウェー=デンマーク領となり、1814年に連合が解消されたタイミングで北西のアイスランドと同様デンマーク領となりました。 1940年に第二次世界大戦が勃発すると、ド

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  • 【WW2】ハンガリーが枢軸国側で参戦した経緯 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    大ハンガリーの領土回復への夢と絶望 第二次世界大戦の枢軸国の主要参戦国は、日ドイツ、イタリアばかりがクローズアップされますが、ルーマニア、ブルガリア、フィンランド、クロアチア、タイなども枢軸国側に立って参戦しています。 ハンガリーも枢軸国の一員になった国で、ソ連とアメリカに宣戦布告し主に東部戦線でドイツ軍と共に戦いました。 ハンガリーも他の枢軸国側と同じく親独・親伊一辺倒だったわけではなく、ハト派や保守派が何とか国を中立に維持させようと努力しますが、結局強力なドイツの外圧と国内急進派によって国を牛耳られていきました。 今回はハンガリーが枢軸国の一員になって破滅的な戦争に向かっていった経緯をまとめていきます。 話はオーストリア=ハンガリー帝国時代に遡ります。 1. 帝国の支配層としてのマジャール人 1-1. 自治を求める戦い ハンガリーの支配的民族であるマジャール人は、オスマン帝国の支配

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  • すごくカッコイイ「死にぎわのセリフ」 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    波乱万丈の人生にふさわしい、死ぬ直前に吐いたクールなセリフ 漫画・アニメでは「クールなセリフ」を吐いて死ぬキャラがたくさんいます。 有名なところで言ったら、北斗の拳・ラオウの「我が生涯に一片の悔いなし」でしょうか。みんなそれぞれ思い入れがあって、好きなキャラの死にぎわのセリフがきっとあるでしょうね。 現実の歴史上の人物にもカッコイイセリフを吐いて死んでいった者がたくさんいます。そのかっこよさはまるで漫画のようです。 1. ファヴリッツォ・クアトロッキ 1968-2004(イタリア) 2004年4月、イラクで活動するイタリアの民間軍事会社のグループがテロ組織に拉致され、彼らの処刑の模様がカタールテレビ局アル・ジャジーラによって世界中に放送されました。 この中でシチリア出身の元パン屋ファヴリッツォ・クアトロッキは、自分で入る穴を自分で掘らされ、その後目隠しをされて穴の前に立たされ、背後から銃

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  • WWEのヒールレスラーに見る「アンチ・アメリカ」 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    アメプロで「アンチ・アメリカ」はどう表現されたか 少しでも見たことある方はご存知でしょうが、プロレスの世界では「ベビー(正義)」と「ヒール(悪党)」のキャラ区別があります。 ずっとベビーやヒールをやっているレスラーもいますが、何かのタイミングで善悪入れ替わるのが普通で、「ベビーターン」とか「ヒールターン」とか言います。 アメリカン・プロレス(以下アメプロ)はこのキャラ区別が明確になっており、ベビーのレスラーが入場すると歓声で迎えられますが、ヒールのレスラーは大ブーイングで迎えられます。 そしてレスラー自身も、行動や言動で自分の悪党っぷりを表現します。汚いやり方で勝ったり、観客やレスラーを侮辱したり。 そんな中、たまに「ナショナリティ」を前面に押し出したり、「アンチ・アメリカ」を叫んで嫌われるヒールレスラーが登場します。 今回はアメプロのヒールレスラーの言動から、アメリカにおける 「アンチ・

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  • 失敗に終わったアメリカからの独立運動 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    いろいろあった連邦や州からの分離運動 アメリカ合衆国は傍目から見る限り、確固とした意思を持ち、一枚岩で動いているように見えます。 しかし過去アメリカ歴史は、連邦派(共和党)と反連邦派(民主党)の戦いの歴史であり、中央集権的な文脈を嫌がる集団や人が理想郷を求めて分離独立を求める動きが数多くありました。 代表的なものが南北戦争ですね。 合衆国は多大な犠牲を払い、よろめきつつも1つの連邦国家として統一を維持し、50もの州を統合して大国にまで成長し現在に至ります。 今回はそのような、合衆国から分離しようとして失敗した「幻の独立国・独立州」をご紹介します。 1. フランクリン国(ノースカロライナから独立) 画像転載元:Iamvered ノースカロライナの売却領土が独立宣言 アメリカ独立戦争後、多額の負債を抱えたノースカロライナ邦は、返済のために西部の2900万エーカーの土地を、独立13州を束ねる連

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    kybernetes
    kybernetes 2015/08/18
    おおざっぱ国やばい
  • 特にひどかった6つのアメリカ大統領選挙 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    疑惑・汚職・スキャンダルの宝庫 アメリカ大統領選挙と言えば、アメリカだけでなく世界中の国々にとっても一大イベントです。 衰えたとはいえ、アメリカはまだまだ世界一の大国。 そのトップとなる者は、ある意味その時代を象徴している人物でもあります。 現実的な話をすれば、向こう4年間のおおよそのアメリカの政策を推量できるし、それによる外交・経済・軍事・法制度、ありとあらゆる事柄に関わってきます。 強大な権力を握るために、動員される人員もコストも他とはケタが違います。 過去の歴代の大統領選挙を見ても、汚職・不正操作・スキャンダルが山ほどありました。そんな過去の「酷い選挙」を振返ってみましょう。 1876年 第23回選挙 - 共和党と民主党の「バーター取引」 共和党ヘイズ vs 民主党ティルダン 1876年当時、南北戦争の終結から11年経過していましたが、未だに連邦と旧連合国の南部諸州のわだかまりは存在

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  • 【日本の半独立国】会社統治領・大東諸島 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    Photo by 衛兵隊衛士 日にかつてあった「会社統治領」 沖縄県の東に浮かぶ大東諸島。 北大東島と南大東島、沖大東島から成り、人口は2,000人ほど。 主力産業はサトウキビ農業と近海漁業。 日列島はもちろん沖縄島とも離れた孤島で、島に行くには那覇から飛行機をチャーターするか、週1〜2便の定期船に乗り13時間かけて行くかしかありません。 ※訂正 上記情報が古かったようです。現在は琉球エアーコミューターによる飛行機の定期便が、那覇~北大東/南大東を結んでいます。 のどかなこの島は、かつて主権は大日帝国にあるものの、行政はすべて会社が行うという「会社統治領」の島でした。 島を統治する「玉置商会」 島を支配したのは、玉置半右衛門が創業した「玉置商会」。 半右衛門はアホウドリの羽毛の販売で巨万の富を築きましたが、乱獲のためアホウドリが絶滅すると、1900年に23人の八丈島からの移民を引き

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