Image:JKU オーストリア・リンツにあるヨハネス・ケプラー大学の研究者は、小型ドローンに自律的に電力を供給する超薄型太陽電池を開発した。 いまや一般にも普及したドローンだが、その飛行時間は長くて数十分しかないものがほとんど。その理由は、ドローンは飛行するために可能な限り小型軽量なバッテリーを搭載する必要があり、小型軽量なバッテリーには限られた電力しか蓄えることができないからだ。 このようなドローンの飛行時間を延ばすためには、バッテリーそのもののエネルギー密度を上げるか、エネルギーを自給自足する仕組みが必要になる。 研究者らは、市販の小型ドローンに「ペロブスカイト」と呼ばれる新素材を用いた超薄型軽量な太陽電池を開発し、外部接続なしで飛行と充電のサイクルを繰り返すことを可能とした。ペロブスカイト太陽電池はスピンコーティングやインクジェットといった方法で製造できるため、よりシンプルで従来の